3月3日はひな祭りですね!女の子ママは雛人形を飾ったり、当日の料理を考えたりとやることがたくさんですが、ひな祭りのお祝いは女の子ママだからこその醍醐味かもしれません。今回は、そんなひな祭りについてみていきたいと思います。


この記事の目次


ひな祭りの由来は「厄除け」と「人形遊び」


そもそも、どうして3月3日にひな祭りをするのかご存知ですか?


ひな祭りのルーツは中国!季節の節目として厄払いをする行事だった

元々は「上巳の節句」と言って、五節句のひとつで季節の節目となる日として考えられていました。


そして年齢や性別に関係なく、厄払いを行う日でもあったのです。


この「上巳の節句」というのは中国が起源と言われており、桃花酒を飲み、水浴びをして身を清めていたと言われています。


日本に伝わってから「身代わりの人形」として雛人形を使用

これが日本に伝わり、上巳の節句の日には水浴びをするようになりました。


そして、「人形」でおままごとをする「ひいな遊び」が合わさり、身代わりに紙や藁で作った人形を作って川に流す「流し雛」となっていったのです。


身代わりの人形は、お雛様として家で飾るように


やがて、女の子が産まれると3月3日の節句には雛人形を用意し、厄を人間に代わってうけてもらうことで、女の子の健やかな成長と幸せを願うお祝いの行事になりました。


そんな由来のあるひな祭り。


元々のルーツは「厄払い」だったわけですから、男の子ママもこの日は子供はもちろん、ママ自身のためにも楽しんでみてはいかがでしょうか。


雛人形は誰が買う?「ケース入り」や「収納飾り」など種類も豊富!


ひな祭りには「雛人形」は欠かせない、ということがわかりましたが、ではその雛人形を皆さんどのように準備されているのでしょうか?


雛人形を購入したのはおよそ6割


購入した人は58%と思ったより少ない印象でした。しかし、「購入しなかった人」の理由を聞くと


「自分や夫の分をそのまま受け継ぐから」53.7%


と半数以上が、自分の雛人形を受け継ぐため、購入しなかったという結果に。


他にも


「上の子で雛人形があるから(これ以上は購入しない)」



「代々受け継いできたものがあるから」


といったように、雛人形が既にあるので購入しないという意見が多くみられました。


購入者は「ママの両親」がトップ!

では、その雛人形は、一体だれが購入したのでしょうか。






結果を見てみると、ママの両親が76.2%と最も多いようですね。


ちなみに我が家の初節句では、実母が「雛人形は母方の祖父母が贈るものだからこっちで買うね」ということだったので、実父実母に任せて購入してもらいました。


雛人形の形状は「ケース入り」の雛人形が40%でトップに


雛人形の購入者のうち、およそ5人に2人が「ケース入り」のものを購入と回答されました。


ケース入りですと毎回雛人形を飾るときに、人形や道具を台に並べる必要がありません。


そして、飾っている間も人形などに埃が被ることがなく、子どもが人形や道具を乱暴に扱ったり、誤飲したりするようなことも防げます。


ケース入りの雛人形は飾りやすく、片づけやすいのが魅力なのかもしれませんね。


購入しない方は「平飾りや段飾り(従来のひな人形)」が半数

一方で購入せず、自身のものを受け継いだりした方の雛人形は


「平飾りや段飾り(従来のひな人形)」が52.7%

「ケース入り」が25.8%


という結果に。


どうやら受け継ぐものは従来の雛人形が多いようですね。


購入した雛人形は「親王飾り」が最も多い


購入者や雛人形の形状に続いて、人形の数(段の数)はどういったものが人気なのかも調べてみました。


「親王飾り」が6割!「七段飾り」はなんと2%ほど!



人形の数をみてみると男雛と女雛の2体を飾る、「親王飾り」が6割を超える結果に。


一方で、15人の人形すべてがそろう「七段飾り」を購入されたのは、わずか2.4%でした。


現在の住宅では大きな雛飾りを飾る場所や収納場所がない?

先の雛人形の形状で「ケース入り」や「収納飾り」が人気なのと合わせて考えると、


大きい飾りを飾ることができない=現代の住宅事情


というのが見えてきますね。


飾るスペースの確保や、収納場所の確保が難しく、コンパクトで収納しやすいものが選ばれる時代なのかもしれません。


雛人形を受け継ぐ人たちは七段飾りが多い

一方で、購入せずに受け継いだ雛人形を飾るケースの場合では


「七段飾り」32.5%


と、およそ3人に1人が七段飾りを飾ると回答されました!


お子さんが産まれて新たに購入された人の七段飾りの割合(2.4%)から考えると、雛人形を受け継ぐ場合は、七段飾りが多いと言えるのではないでしょうか。


雛人形を買うなら専門店?!購入先・予算を聞いてみました


雛人形の事情がいろいろ分かってきましたね。


ここからは雛人形の購入先や予算についてみていきます。


今年の初節句には雛人形を準備されない女の子ママさん&これから女の子を出産予定のプレママさん、必見です!


購入先ナンバーワンは「人形専門店」


およそ半数が、久月や吉徳などと言った「人形専門店」で購入されているようです。


続いて、「百貨店・デパート」、「子供用品店」と並び、ほとんどの人が実際にお店に足を運んで購入されているようですね。


しかし、ネットショッピングで購入する人も、1割ほどいらっしゃることがわかりました。


雛人形の購入金額(予算)は人それぞれ

続いては購入金額(予算)です。


雛人人形の話題が出ても、なかなか金額までは聞けないもの。実際、皆さんどれくらいの予算なのかを聞いてみました。




最も多かったのが、「3万以上5万未満」。


しかし、他の金額帯も偏りなく分布されていますので、ご家庭の状況に応じて予算を決めるのがよさそうですね。


雛人形で人気のブランド・メーカーTOP3

それでは、雛人形で人気のブランド・メーカーをみていきたいと思います!


第3位.ディズニーの雛人形

(画像元:Amazon)


ミッキーマウスやミニーマウスなどのディズニーのキャラクターたちが、雛人形に扮しているデザインのものが第3位になりました。


やはりディズニーのデザインは可愛いですし、ディズニー好きなら、年中行事のアイテムもディズニーで揃えたいですよね。


ぬいぐるみタイプから指人形サイズのコンパクトなもの、KIDEAの積木シリーズのものなどラインナップも豊富です。


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第2位.吉徳の雛人形

(画像は公式サイトのスクリーンショット)


江戸時代から続くお店で、創業300年を超える老舗。東京の浅草に本店があります。


平飾りや段飾りだけでなく、ケース入りや収納飾りなども取り揃えていらっしゃるお店です。


人形はいわゆる日本人形といった、従来のひな人形のものですね。


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第1位.久月の雛人形

(画像は公式サイトのスクリーンショット)


そして第1位は回答者の31.8%が購入したという「久月」!


こちらも江戸時代から続くお店で、180年以上の歴史があります。


人形も、従来のひな人形のものを取り扱っておられます。


オンラインショップでは手作りの雛人形キットが購入でき、さらにはキティちゃんが雛人形に扮した手作りキットまで販売されています。


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少数派の雛人形をピックアップ紹介!

今回の調査でTOP3の座は逃しましたが、複数の人が購入先としてあげていたブランド・メーカーをいくつかピックアップしてみました。


ひととえ


(画像は公式サイトのスクリーンショット)


コンパクトサイズの雛人形を取り扱っていらっしゃるお店です。


丸みのあるかわいらしいお人形さんの姿が特徴的。


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ふらここ

(画像は公式サイトのスクリーンショット)


こちらもコンパクトサイズの雛人形で、創業されて10年ほどの新しいお店。


人形の顔立ちが赤ちゃんのように愛らしい表情です。


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吉浜人形

(画像は公式サイトのスクリーンショット)


愛知県にある人形専門店です。


こちら購入、もしくは購入予定と回答された方の全員が愛知県の方でした! 愛知県にお住まいなら購入を検討したい雛人形ですね。


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雛人形を飾るのはいつから?女雛・男雛の飾る位置は?


2月も節分を過ぎると、そろそろ雛人形を飾るご家庭も増えてくる頃でしょう。


初めての方はいつからいつまで飾るの?と戸惑うこともあるかもしれませんね。


ひな人形を飾るのは節分が過ぎてから2月中旬ごろに

ひな人形は立春(2/4)からだいたい、2月中旬までに飾り始めるものといわれています。


大安の日に出す、という人も多くいらっしゃいますね。


また元々は水で身体を清めることから始まった行事ですので雨水(2/19)に飾るのもよい、とされています。


一般的に「右に女雛・左に男雛」

並べ方は地域によって異なりますが、親王飾りは一般的に「右に女雛・左に男雛」です。


しかし、京都では東京に皇居が遷るまでは、天皇は向かって右、皇后は左と定められていたため、「右に男雛・左に女雛」で飾る地域も多いと思います。


実際、私も京都出身のため、我が家の雛人形は自分も娘も「右に男雛・左に女雛」です。


全国分布図をみると「右に女雛・左に男雛」がほとんど


しかし、今回アンケートで男雛と女雛の飾る位置を調査したところ、なんと京都も半数以上が「右に女雛・左に男雛」


京都出身としては、意外な結果でした。


そして今回の調査で唯一、「右に男雛・左に女雛」が多かった地域は


秋田県


でした!こちらは、何か理由があるのかとネットや書籍で調べたのですが、解明することはできず…。


現代は結婚によって育った地域と異なる地域で生活することも多々あるため、一概にこうだ、とは言い切れませんが、全国的に「右に女雛・左に男雛」が主流のようですね。


ひな祭り当日の食事はやっぱりちらし寿司!


それではひな祭り当日は、皆さんどんなお食事をされるのでしょうか?


ちらしずしを食べる人が7割!


やはり人気は「ちらし寿司」でした!


生ものを使わないちらし寿司であれば、離乳食完了期ごろのお子様でも食べられますし、彩りもいいですよね。


少数派ですが


「初節句なので、お店で両家揃ってお祝いします。」 

(愛知県 ゆぅこりんさん お子さん:生後10~12ヶ月)

「お店はまだ決まってないですが、予約を入れてコース料理にしてもらう予定です!」

(鹿児島県 naoさん お子さん:生後2~3ヶ月、1歳7ヶ月〜2歳)


などと言った、当日は外食という声も。


初節句ですと、0歳児でまだご飯を食べられない!ということもありますし、せっかくのお祝い事ですから、お店で食べるのもいいかもしれませんね。


幼児食に移行したお子さんなら、自宅で手作りをするのも良いですね。


カラフルなちらし寿司と、お出汁のきいたはまぐりの潮汁があれば、春らしい華やかな食卓に早変わり。ぜひ参考にしてみてくださいね。


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【2018年ひなまつりレシピ特集】手作り料理で桃の節句をお祝いしよう


みんなの「我が家のひな祭りエピソード」

ここからはメルマガ読者の皆さんから寄せられた、ひな祭りエピソードを紹介します。


57年ぶりの女の子誕生!初節句祝いに気合が入る!


「旦那の家系では57年ぶりの女の子なので、義両親はもちろん義祖母も気合が入っているみたい(笑)」

(愛知県 TTR_mamaさん お子さん:生後2~3ヶ月、1歳7ヶ月〜2歳、4歳以上)


なんと57年ぶりとは…!TTR_mamaさんもお子さんが3人いらっしゃるので、上の2人が男の子で、3番目に女の子を出産されたのですね。


これは初節句のひな祭りはどんなことになるのか、ドキドキワクワクですね☆


雛人形が怖い…!


「子供は怖がって雛人形に近づきません。」

(静岡県 ユウキリンリンさん お子さん:1歳7ヶ月〜2歳、3歳〜4歳・妊娠中)


ユウキリンリンさんのお宅では、山本寛斎氏監修の雛人形を飾られているとのこと。


従来のいわゆる日本人形のお顔立ちの雛人形ですので、確かに子供からみるとちょっと怖いのかもしれませんね。


「片づけが遅れると嫁に行き遅れる」は嘘!?


「片付けるのが遅いと嫁入りも遅くなる、とよく聞いていました。しかしいつも雛祭が終わってからも、(雛人形を)しばらく出していたけど姉妹2人共、20代前半で結婚しました!」

(千葉県 おぎさん お子さん:生後7~9ヶ月、4歳以上)


私も幼いころによくそう言われて育ちました。そのため、うちの母は早めに片づけていたのですが私が嫁いだのは30歳を過ぎてから…。


「片づけが遅れると嫁に行き遅れる」というのは、きっと迷信なのでしょうね。


ひな祭りを一番楽しみにしているのはパパ?!


「ひなあられを食べたことのなかった旦那がハマって、この時期にしか売ってないので子供より待ち遠しくしています。」

(広島県 わんわんさん お子さん:1歳7ヶ月〜2歳、3歳〜4歳)


確かに男性ですと、ひなあられを食べる機会がないのかもしれませんね。


結婚して女の子が誕生したおかげで、ひなあられのおいしさを知ったパパ!そのうち親子でひなあられの取り合いになっちゃうかも?!


ひな祭りは女の子だけでなく家族みんなで楽しもう!

女の子の成長を願いお祝いする、ひな祭り。しかし、決して女の子だけで楽しまなければならない、ということはありません。


パパや男の子、そしてかつては「女の子」だったママも、みんな一緒に楽しいひな祭りを過ごしてくださいね!

 

【参考文献】

「子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本 (永岡書店)」

「大切にしたい、にっぽんの暮らし。(サンクチュアリ出版)」

「これ1冊でカンペキ!図解 日本のしきたりがよくわかる本―日常の作法から年中行事・祝い事まで(PHP研究所)」


【調査概要】

期間: 2018年1月22日~2月5日

方法: カラダノ―トママ部調査

対象: 妊娠・育児中のママ部ユーザー(N=1547)


(Photo by:写真AC

(Illust by:イワモトマイコ)