最近、子供が1歳になったあたりから英才教育をスタートするママも多いもの。ただし、英才教育は、1度始めたら続けることが大切です。
そこで今回は、1歳から英才教育を始める際に気を付けたいポイントもあわせて紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。
この記事の目次
- 幼児教育における英才教育とは
- 1歳は英才教育を始めるのに適している?
- 1歳から始める英才教育の学習内容
- 1歳で英才教育を始める4つのメリット
- 1歳で英才教育を始める4つのデメリット
- 1歳からの英才教育に正解はない
幼児教育における英才教育とは
幼児教育における英才教育とは一般的な学習ペースとは異なり、子供の能力に合わせて先取りしながら学習を進める教育のことを指します。
最近は「就学前教育」という小学1年生で勉強する内容を先取り学習する幼稚園や保育園などの教育機関も増加。
それに合わせて、就園前に各家庭で英才教育を始める人も増えてきました。
日本では英才教育というと特別な教育だという認識が今なお根強く残っていますが、海外ではかなり一般的に行われている教育です。
1歳は英才教育を始めるのに適している?
英才教育をいつから始めるべきか…。自分の子供を賢い子供に育てようと思ったときにぶつかるのが、英才教育を始める時期です。
英才教育の方法としてよく利用される通信教育は、2歳から始めるものもあれば、0~1歳から始めるものもあります。
つまり、いつ英才教育を始めるかは各家庭の考え方次第。
一般的には、1歳前後になればパパやママの話す内容をある程度理解できるようになります。そのため、1歳になったら英才教育を始めようと考えている人も多いようです。
ただ英才教育は途中でやめると無駄になってしまうことが多いです。1歳で英才教育を始める!と決めたら、継続して取り組めるような環境を整えていきましょう。
1歳から始める英才教育の学習内容
1歳から英才教育を始めようと思ってもまず何から手を付けていいのか悩みますよね。世の中には高額な英才教育用の教材もたくさん販売されています。
しかし教材の質は値段で決まるわけではありません。
1歳から英才教育を始めるなら、一番大切なことは子供が楽しんで取り組めるかどうか。
絵本や紙とクレヨンだけでも十分な教材になりますし、毎日の親子のコミュニケーションも立派な英才教育の教材です。
1歳ですから算数や国語、英語を急に学習させようと思ってもなかなか難しいものです。
まずは今手元にあるもので子供の教育に利用できるものはないか確認し、頑張りすぎない範囲で少しずつ教育の内容を濃いものに変えていけるといいですね。
1歳で英才教育を始める4つのメリット
では、1歳で英才教育を始めた場合に期待できるメリットを見ていきましょう。1歳から英才教育を始めると、幼児期から青年期までいろいろなメリットがあるので、パパやママにとってもいいこと尽くしかもしれませんね。
1歳児の英才教育のメリット1.能力がぐんぐん伸びる
やはり1歳ごろの子供の脳はまっさらなので、いろいろなことの吸収が早いです。そのため、英才教育を早く始めればそれだけたくさんの知識を身につけてくれます。
もし子供が興味のある分野がわかればそれは子供の力を伸ばすチャンス!
特に1歳ごろから数字や漢字に興味を持てたら、数学技能検定や漢字検定などに幼児期からチャレンジし合格する子供も多いので力が伸びるよう応援してあげましょう。
1歳児の英才教育のメリット2.秀才・天才が生まれる
「秀才」や「天才」と呼ばれて注目される幼児は、0〜1歳ごろから英才教育を受けている子供が多いです。
もちろん英才教育を受けていない子供の中にも「秀才」や「天才」と呼ばれる子供はいますが、早く子供の能力に気づき伸ばしてあげるには英才教育が向いています。
また英才教育で上手く子供の興味を引き出せれば、子供自ら能力を伸ばすことも。子供の能力を最大限引き出すには1歳ごろからの英才教育は欠かせないのかもしれませんね。
1歳児の英才教育のメリット3.幼稚園や小学校の勉強が苦にならない
1歳ごろから英才教育を受けていると、幼稚園や小学校での勉強も自然に受け入れられることができると言われています。
学習習慣がすでに身についていると、中学高校になっても子供が自ら勉強してくれるので、親が叱る機会も減るかもしれませんね。
英才教育により学習のスタートが早ければ、その後も先取りして学習を進められると言われています。
1歳児の英才教育のメリット4.塾に通わなくてもよい成績がとれる
1歳から英才教育を受けていた人がよく「英才教育を受けてよかったことは?」と聞かれると答えるのが、塾に通わなくても一流大学に入学できたという話。
やはり早い時期に学習に興味を持てたことが一番の要因だと思われます。
受験勉強などで子供が苦しむ姿を見たくない…と思ったら、早めに英才教育を始めてあげることが一番子供のためになるのかもしれませんね。
1歳で英才教育を始める4つのデメリット
つづいて、1歳で英才教育を始めた際に心配されるデメリットについて見ていきましょう。
1歳で英才教育を始めるとたくさんのメリットがありますが、やはり頑張りすぎるとデメリットの方が強く出てしまうこともあります。
1歳ごろから英才教育を始めようかな…と考えている人は、以下でご紹介するようなデメリットについても理解し、十分対策を講じながら英才教育を進めていくのがポイントですよ。
1歳児の英才教育のデメリット1.無気力・無関心な子供になる
「親に英才教育を無理やりやらされた」
「英才教育のみ力を入れて日常生活での楽しい経験が少なかった」
といった子供たちは、いろいろなことに興味を示さなくなり、落ち着きすぎる子供になってしまうことも。
これは好奇心を育てるのに大事な1歳ごろに、学習以外の経験が不足した場合に起こりがちなデメリットです。学校の勉強はよくできるけれど、友達とうまくいかない。また人の気持ちが理解できずトラブルになる子供も。
1歳で英才教育を始める場合もできるだけ人と関わる時間を持ち、たくさんの経験をさせてあげられるといいですね。
1歳児の英才教育のデメリット2.英才教育による能力の偏り
英才教育と一口に言っても、さまざまなジャンルがあります。
その中で、子供が興味を持つジャンルと興味を示さないジャンルがあるのは当然ですが、できるだけ偏らないように教育するのがポイント。
幼少期の英才教育の偏りにより、数字ばかりが強く国語が全くできない子供もいます。それでも構わないという人もいますが、結果的に不得意な国語の学習に時間を割かなければならなくなり、英才教育のメリットがかすんでしまうこともあるので考え物です。
1歳児の英才教育のデメリット3.指示待ち人間になる
1歳の子供に英才教育をしようとしても思うように進まない…。そんな時「○○しなさい!」とつい強く言ってしまうこともありますよね。
しかし、そんな強い指示を繰り返していると、子供は何をするにも親や先生の指示がないと動けない「指示待ち人間」になってしまいます。
自分で考えて動くきっかけを奪わないよう、英才教育に熱心になりすぎず子供の自主性も尊重することが大切ですね。
1歳児の英才教育のデメリット4.学ぶことの楽しさを知らずに育つ
1歳ごろから英才教育を始めると、どうしてもやらされている感じが強くなりがち。そのため早くから学習が「しなければならないもの」になり、自ら学ぶことの楽しさを知らずに育つ子供もいます。
そうなると学校の授業の楽しい面を無駄に感じたり、学習自体に嫌気がさしキレやすくなる子供も。
英才教育をする際はあまり型にはまりすぎず、子供1人1人に合う方法を見つけ、楽しみながら学習できるといいですね。
1歳からの英才教育に正解はない
就学後に行う英才教育とは異なり、1歳ごろに行う英才教育は子供1人1人に合わせたペース配分ができるかどうかでその後が大きく変わってきます。そのため、1歳からの英才教育に正解はありません。
周りの子供と比較したり、自分の子供のころと比較するのは以ての外。いかに子供のよさを引き出しながらストレスなく取り組めるかが重要です。
英才教育は教材に取り組むことがすべてではありません。
1歳ごろはたくさん子供とのコミュニケーションをとりながら、日常を英才教育の場にして、少しずつ子供の才能や能力を引き出していけるといいですね。
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