幼稚園選びについて考えていると「やっぱり見学にも行ったほうがいいのかな?」なんて迷いも浮かんできますよね。入園前の見学は必須ではないものの、幼稚園を選ぶときには大きなヒントにもなってくれます。
今回は幼稚園の見学をする際にはどこをチェックすればいいのか、園選びのポイントとともに紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
幼稚園の見学はやっておいた方がいい!
幼稚園を選ぶ際、事前の見学はママの自由。幼稚園の教育方針など必要最低限の情報はホームページや資料でも確認ができますよね。
けれど、実際に幼稚園まで足を運んで見学をしておくと入園後の生活もイメージしやすくなりますし、ホームページなどの情報とギャップがないかも確認することができます。より確実な情報を得るためにも、幼稚園の見学には積極的に申し込みましょう。
幼稚園の見学に行くタイミングは?
幼稚園の見学についてはその園によってさまざまですが、基本的にはいつでも見学できる場合が多いようです。もちろん事前の連絡は必要となりますので、まずは一度、気になっている幼稚園へ問い合わせてみましょう。
幼稚園の見学で事前にやっておくことは?
見学したい幼稚園へ連絡を済ませて無事に見学する日が決まったら、その幼稚園のホームページなどでおおまかな情報はチェックしておきましょう。
幼稚園での教育方針や積極的に取り組んでいる活動などを頭に入れておくと、実際に園を訪ねたときに事前情報とのすり合わせができますよ。
また、幼稚園の先生に質問したい内容なども事前にピックアップしておくと、当日の流れがさらにスムーズになるでしょう。
見学に行くときの服装は?
幼稚園の見学にはカジュアルな服装で問題ありません。よほど奇抜な格好でない限り心配はいらないでしょう。ただ、それでも心配な場合にはブラウスやワンピースなど、小綺麗な格好を心がけるといいかもしれません。
また、見学へ行くときには室内履きの用意を忘れずに。幼稚園によっては来客用のスリッパを用意してくれる場合もありますが、そこにはあまり期待せず自身でスリッパを持っていくのがいちばんです。
幼稚園の見学で必ずチェックしておきたい3ポイン
せっかくの見学です、ただなんとなく終わらせてしまってはもったいないですよね。幼稚園の見学がはじまったら、見学中にはどんなところをチェックするといいのでしょうか。
ポイント1.幼稚園の設備や雰囲気
子どもたちが毎日を過ごす環境として、幼稚園の設備や雰囲気はよくチェックしておきましょう。明るく清潔感のある雰囲気であるか、装飾物や掲示物などにもその幼稚園の雰囲気があらわれます。
また、ケガをしやすい場所がないか、園児たちにとって使いやすく整備されているか、そして、園内が清潔に保たれているかどうかも大切です。
給食がある場合には給食センターなのか園内で調理されるのかも気になるところ。見学の時間帯によっては実際に給食を目にすることもできますよ。
ポイント2.先生たちの様子
幼稚園の見学では先生たちが園児に接する様子も重要なチェックポイントです。
もちろん明るくやさしい先生たちであることが第一ですが、「注意すべきところではきちんと注意をしてくれるか」「園児ひとりひとりに目を向けてくれているか」なども大切なポイント。
わが子が幼稚園で過ごしているあいだ、教育面だけでなく安全面でも信頼できる先生たちであるかどうかをよく見極めておきましょう。
ポイント3.園児たちの様子
幼稚園を見学するときには園児たちの様子もチェックしましょう。
ふだんの幼稚園生活の影響は園児たちの表情や態度にもあらわれます。園児たちの明るくすこやかな表情やのびのびとした様子を目にするとわが子が通う幼稚園としてママも安心できますよね。
また、見学中に園児たちが挨拶をよくしてくれるかどうかや、先生たちの指導に対する反応などもみながら、そこに仲間入りするわが子のことを想像してみるといいでしょう。
実際に通う幼稚園を選ぶ時の5つの判断基準
いざ自分の子どもが通う幼稚園を選ぶときには、どんなことに気をつけるといいのでしょうか。幼稚園選びの決め手となるいくつかのポイントについてもみていきましょう。
幼稚園選びのポイント1:わが子の性格に合うかどうか
幼稚園によってはさまざまな教育方針を取り入れていたり、力を入れている教育法などがあったりします。まずはそれが自分の子どもに合うかを見極めましょう。
通ってみないとわからない部分ももちろんありますが、見学した幼稚園が明らかにわが子には合わない雰囲気であったり、家庭の方針とのギャップが大きいといった不安が出てくることもあります。
その場合にはひとつの幼稚園にこだわりすぎず、別の幼稚園も検討してみましょう。
幼稚園選びのポイント2:自宅からの距離
幼稚園選びでは「通いやすいこと」もとても大切です。
通園は毎日のことですし、しかもそれが年単位で続くのです。
通園がストレスになるような距離では、せっかく見学で気に入った幼稚園であってもだんだん通うことがつらくなってしまいます。
また、通園手段が徒歩なのか、自転車なのか、通園バスを利用できるのかどうかでもママや子どもにかかる負担は変わってきます。
通園バスの場合は「自宅から幼稚園までの距離が〇km以上あること」などの条件がついていることも多いので、見学の際に先生に確認してみることをおすすめします。
自宅を出て幼稚園に到着するまでの経路をシミュレーションして考えてみるといいでしょう。
幼稚園選びのポイント4:幼稚園にかかる費用
文部科学省が発表した調査結果によると、1年間の幼稚園生活にかかる費用は公立で約22万円、私立では約50万円となっています。
ただし、これは全国平均の金額でもあるので、正確な金額については住んでいる地域や幼稚園によっても差があります。
1年間にかかるお金が22万円なのか、50万円なのかでは家計にかかる負担も大きく違いますよね。
また、幼稚園によっては行事ごとに別途集金を行っていたり、写真代などがかかることも。制服や備品にかかるお金も園によってバラバラです。幼稚園を見学した際に詳しく説明を受けるなど、事前によく調べておくことをおすすめします。
▼幼稚園無償化について▼
幼稚園選びのポイント5:おなじ小学校へ就学する園児の割合
幼稚園選びでは卒園した後の就学先にも注目しましょう。幼稚園の周辺にいくつかの小学校が点在している場合、おなじ幼稚園を卒園しても小学校ではお友達とバラバラになってしまう…なんてこともめずらしくはありません。
もちろん、子どもによってはたとえ小学校におなじ幼稚園出身のお友達がいなくても、ほとんど気にしないタイプもたくさんいます。
もし、ママが「幼稚園でできたお友達とはなるべくおなじ小学校に入学させたい」と考えているなら、幼稚園を見学する際に先生にもその件を質問してみましょう。
幼稚園の見学を園選びに役立てよう
幼稚園選びをはじめると頭に浮かぶのが幼稚園の見学です。まだ入園が決まっていない時点であっても、幼稚園の見学には緊張しますよね。
近年では幼稚園の資料だけでなくネットでも詳しい情報を集めることができるので「見学まではしなくてもいいかな…」なんて思う部分もあるかもしれません。
けれど、実際の幼稚園を見学してみることで、資料やネットの情報とは受ける印象が違った!という場合もたくさんあります。
わが子が毎日を過ごす幼稚園です。ぜひ一度、ママが自分の目で確かめてみて、幼稚園の様子をしっかりと確認しておきましょう。