「哺乳瓶」と一言で言っても、種類やサイズは本当に色々。哺乳瓶そのものだけ見ても、選び方が分からないママも多いのでは?


そこで今回は、赤ちゃんの月齢や哺乳瓶の種類から、選び方のポイントをご紹介します。


自分の育児スタイルに合うベストな哺乳瓶を見つけてくださいね。


この記事の目次

哺乳瓶サイズの選び方


小さめ容量は新生児向け、大きめ容量は2〜3ヶ月以降、が選び方の目安です。


買い替えの手間や費用を押さえるなら、かさばりますが最初から大きめ哺乳瓶を使っても大きな問題はありません。


120ml〜150ml程度

1回に飲む量が少なく、授乳回数が多い新生児向け哺乳瓶サイズ。購入時にSSサイズの乳首が付属されていることが多いです。


200ml〜240ml程度

飲む量が増える2〜3ヶ月以降におすすめ哺乳瓶サイズ。新生児の頃から大きめを使ってもOKですが、乳首サイズはSSSを選ぶのが無難。


  • 哺乳瓶素材の選び方


哺乳瓶素材の選び方は、主に「耐熱ガラス」「プラスチック」の2つからが一般的


丈夫だけれど重いガラス製は自宅用、軽いプラスチックは外出用、など状況に合う選び方で、複数本あると便利です。


それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。


耐熱ガラス

(メリット)

傷やニオイが付きにくく、丈夫で劣化しにくい。ミルクを冷ましやすい。


(デメリット)

重い、落とすと割れる可能性も。


ポリプロピレン【プラスチック】

(メリット)

軽く、落としても割れにくい。持ち運びに便利。


(デメリット)

ニオイが付きやすく、ガラスより劣化が早い。ミルクが冷めにくい。


ポリフェルサルホン【プラスチック】

(メリット)

耐熱180℃までOK軽く、劣化しにくい。


(デメリット)

やや値段が高い。ミルクが冷めにくい。

 

ポリエーテルサルホン【プラスチック】

(メリット)

耐熱180℃までOK軽く、劣化しにくい。


(デメリット)

やや値段が高い。ミルクが冷めにくい。

 

トライタン【プラスチック】

(メリット)ガ

ラスのように透明感があり、劣化が遅い。軽い。


(デメリット)

欧米諸国で人気高く、日本で手に入りにくい。耐熱110℃なので電子レンジ消毒不可。


乳首サイズの選び方


新生児期はSSサイズからスタートします。


授乳1回10〜15分程度(目安)よりも早く飲み過ぎるようならサイズアップ、飲みにくく遅いようならサイズダウン、を選び方の参考に。


SS

口が小さく飲む力が弱い新生児は、このサイズからスタート。


S

生後1ヶ月以降におすすめ。飲むのが上手になってきたらコチラにステップアップ。


M

生後3ヶ月〜におすすめ。Sサイズで早く飲み過ぎるようならこちらに。


L

生後6ヶ月〜におすすめ。歯が生えてきて乳首をかんだりMサイズで早く飲み過ぎるようならこちらに。


混合育児の先輩ママの声

1人目はSSとMの2サイズのみ。2人目はワンサイズタイプの乳首で乳離れまで大丈夫でした。

 

個人的には、赤ちゃんが飲めているようなら「絶対に細かくサイズアップが必要!」とは感じませんでした。

 

ただ、乳首を噛み出して傷ついたら、新しいものに交換してくださいね。



乳首カットの選び方


哺乳瓶の乳首にはミルク穴の形状が色々あり、それぞれミルクの出方や量が違います。選び方ポイントと種類をご紹介します。


丸穴

強く吸わなくてもミルクが出やすい。新生児はこのサイズからスタートを。


スリーカット(Y)

赤ちゃんの吸う力でミルク量が変わる。哺乳力が強くなる生後23ヶ月からおすすめ。


クロスカット(X)

吸う力でミルクの出る量が変わる。哺乳力が強くなる生後23ヶ月からおすすめ。


スリーカットより出るミルク量が多いので、果汁など乳首が詰まりやすいものを与える時にも便利。


消毒方法の選び方


抵抗力の弱い赤ちゃんの口に入る哺乳瓶は、消毒必須。


栄養たっぷりのミルクには雑菌が繁殖しやすいので、使用後きれいに洗うのはもちろん、薬液や高温で毎回しっかり消毒しましょう。


どの方法でもOKなので、ママの負担が軽いと感じる選び方がおすすめです。


煮沸消毒

大きめの鍋にたっぷりのお湯を沸騰させ、哺乳瓶とパーツを全て3〜5分ほど煮沸する。取り出す時は火傷に注意。


電子レンジ

電子レンジで少量の水を加熱して消毒する方法。専用の容器に哺乳瓶とパーツを入れ、500700Wで容器記載の通り加熱します。


薬液消毒

哺乳瓶消毒用の薬液に、哺乳瓶とパーツを指定時間浸け置きします


月齢別、哺乳瓶の選び方目安


赤ちゃんの月齢別に、哺乳瓶や乳首の選び方例をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。


出産前準備〜新生児期の選び方

・哺乳瓶の本数:ママの体調や赤ちゃんの授乳方法が定まりにくいので、1〜2本ほどあればOK


・哺乳瓶のサイズ:120ml〜150ml程度


・哺乳瓶の素材:耐熱ガラス(新生児は授乳回数が多いので、ミルクを冷ましやすく丈夫なガラスがおすすめ)


・乳首サイズ:SS


・乳首の形状:丸穴


  • 3ヶ月以降からの選び方

・哺乳瓶の本数:母乳メイン、混合なら12本、ミルクメインなら自宅用と外出用で素材違い3〜5本ほどあると洗い替えに便利です


・哺乳瓶のサイズ:200ml〜


・哺乳瓶の素材:丈夫なガラス製と、外出用に軽いプラスチック製など、状況別に使い分けると便利。


・乳首サイズ:Sサイズ以上。3ヶ月以降とメーカー記載されているもの。


・乳首の形状:スリーカット(Y型)またはクロスカット(X型)


選び方に迷ったらコレ!おすすめ哺乳瓶

おすすめ哺乳瓶をご紹介します!選び方の参考にしてみてくださいね。

 

1.ピジョン 母乳実感哺乳びん 


哺乳瓶の中でもトップクラスの人気シリーズ。赤ちゃんが母乳を飲む動きを研究した作りなので、混合育児にもおすすめ!


同シリーズでプラスチック製、サイズ違いなど種類も豊富です。


【選ぶ時のポイント】

・母乳育児もミルク育児も同時進行しやすい。

・シンプルで扱いやすく、量販店で多く売られているので手に入りやすい。


Amazon価格:¥1,582(税込)

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【240mlサイズ】Amazon価格:¥1,445(税込)

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2. ピジョン 桶谷式直接授乳訓練用 


母乳育児で有名な「桶谷式」による、母乳トレーニング用哺乳瓶。


母乳メインに移行したいけれど、おっぱいトラブルや赤ちゃんの体調などにより一時的に母乳育児できない時のための哺乳瓶です。


サイズは新生児向け160mlのみ。


【選ぶ時のポイント】

・母乳メイン、完全母乳の一時的なミルク育児に。

・ミルク→母乳へ移行したい時のトレーニングに。


Amazon価格:¥1,528(税込)

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3. コンビ テテオ 


乳頭3カ所からミルクが出る哺乳瓶。本物により近い構造で哺乳をサポートします。


赤ちゃんの成長に合うよう、乳首サイズはSML3段階、ミルクが出る量を4段階で調節できるリング付きなど、こだわり機能いっぱいな哺乳瓶です。


【選ぶ時のポイント】

・3つの乳孔がある本物に近い乳首が特徴。母乳復帰しやすい。

・乳首サイズやミルク量をコントロールできて個々に合わせやすい。


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【240mlサイズ】Amazon価格:¥1,264(税込)

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4.ドクターベッタ哺乳びん 「ブレイン乳首」


特徴的なカーブにより、赤ちゃんが母乳授乳と同じ姿勢で飲めるシリーズの哺乳瓶。


ミルクが耳に流れて起こる中耳炎の予防や、余分な空気が抜けやすいのでゲップ、吐き戻しも軽減される効果があります。


【選ぶ時のポイント】

・赤ちゃんが上体を起こした自然な姿勢で飲めるので、哺乳力が弱い赤ちゃんでも飲みやすい。

・良く伸びるクロスカット乳首で、しっかり口を動かして哺乳運動ができる。


Amazon価格:¥2,060(税込)

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【240mlサイズ】Amazon価格:¥2,577(税込)

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5. NUK プレミアムチョイスほ乳びん(ガラス製)


ドイツ製の人気哺乳瓶シリーズ。本物のおっぱいに近い形で、母乳のように哺乳力を鍛えながら飲める構造が特徴。


丈夫なガラス製で高品質、可愛いデザインも魅力です。サイズ、色違い、プラスチック製もあり。


【選ぶ時のポイント】

・混合育児や、母乳育児メインの赤ちゃんにおすすめ。

・赤ちゃんの哺乳力を鍛え、口腔、体の発達を促せる。


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【240mlサイズ】Amazon価格:¥1,728(税込)

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6. 【日本製】 チュチュベビー 耐熱ガラス製哺乳びん 150ml


月齢ごとに乳首サイズの買い替えが必要ない、スーパークロスカット乳首が特徴。全パーツ日本製哺乳瓶です。


赤ちゃんが吸う力に応じてミルク量が変化するので、哺乳力が鍛えられます。


【選ぶ時のポイント】

・乳首がワンサイズで、サイズアップによる買い替えが不要。

・シンプルでコンパクト、メモリが見やすくかさばらない。


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【240mlサイズ】Amazon価格:¥1,000(税込)

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7. chu-bo! チューボ おでかけ用ほ乳ボトル 使い切りタイプ 1個入


旅行や災害時など、哺乳瓶を消毒できないに便利な使い切り哺乳瓶ボトル。


蛇腹式哺乳瓶を伸ばして、すぐにどこでも清潔にミルクが作れます。


哺乳瓶の向きを変えると出るミルク量が調節出来るので、全月齢に対応可能です。最大250ml。


【選ぶ時のポイント】

・旅行や長時間の移動など、哺乳瓶消毒ができない時。

・赤ちゃん用の災害備蓄グッズに。


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哺乳瓶以外にもあると便利なグッズ

哺乳瓶を利用する場合、あると便利なグッズがいくつかあるのでピックアップしてみました。


1.【veesee】 哺乳瓶ブラシ 天然素材 3セット


数ある哺乳瓶ブラシの選び方に迷ったらコレ!哺乳瓶ボトル、乳首穴など、細かいパーツが多い哺乳瓶を隅々まで洗える構造のブラシセットです。


哺乳瓶以外におしゃぶりなど赤ちゃんグッズも洗いやすい♪

 

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2.ピップベビー 哺乳びんハサミN


大きめハンドルが持ちやすく、瓶の蓋も開けられる哺乳瓶ハサミ。消毒後の哺乳瓶を素手で触ると、火傷したり手の菌が付いてしまう事も。


どの消毒の選び方でも、哺乳瓶には専用はさみやトングを使う方が安心です。


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3. 哺乳瓶ラック


消毒後や洗浄後の哺乳瓶を乾燥させやすいラック。


デザインも可愛く、乳首やキャップなど哺乳瓶の細かいパーツも引っ掛けやすく便利です♪ホコリが付かないフードカバー付きもあります。

 

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4. ピジョン 電子レンジスチーム & 薬液消毒ケース そのまま保管


電子レンジ消毒と、薬液消毒用の容器にも両方使える便利な消毒ケース。そのまま哺乳瓶保管ケースとしても使えます。


消毒法の選び方に迷ったらコチラの用意をおすすめ!

 

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5. ピジョン ミルクポン S 顆粒タイプ 20包入


薬液消毒用の顆粒タイプ除菌料。小包装で軽量要らず、24Lの水にサッと溶かして浸けるだけで、簡単に哺乳瓶やおしゃぶりなども消毒できます。


哺乳瓶を頻繁に使う&手間がかからない選び方が希望なら、こちらがおすすめ!

 

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哺乳瓶は赤ちゃんとママにピッタリの選び方で!


ミルクを与えるだけでなく、赤ちゃんの成長や発達に大きく関わる哺乳瓶


赤ちゃんとママの授乳スタイルは千差万別なので、まず気に入った物を1つ使って、使い心地や飲む様子を見てから追加する選び方もおすすめ。


ご紹介した選び方も参考に、ピッタリの哺乳瓶を見つけてくださいね。


 (Photo by:写真AC