新年を迎えると、今年の抱負を立てたり、小さな目標を掲げたり…何か新しいことにチャレンジする意欲が生まれませんか?


でも、子供が小さいと「子育て中だから」と何かと諦めてしまいがち。


子供が小さいけれど、何か身に付く勉強をしてみたい!

育休中に、自分のスキルを高めたい。


こんな風に考えているママは意外と少なくありません。とはいえ、実際のところできるもの?どんな風に資格を取れたの?と気になりますよね。


この記事では、今人気の「整理収納アドバイザー2級・1級」を産休を機に取得した私の体験談をぎゅっと凝縮。1級を取得した時、私の娘は1歳9ヶ月でしたよ。


子供が小さいからと、諦めるのはちょっと待って!よかったら参考にしてみてくださいね。


この記事の目次

整理収納アドバイザー:3つのメリット


テレビやインスタグラムで良く見聞きするようになった整理収納アドバイザー。


整理収納のノウハウを学ぶことは、部屋がきれいになること以外にも様々なメリットをもたらします。大きく分けると、この3つ。


①時間的メリット :

片付け上手になれば、物を探すための“タイムロス”をなくせる。


②経済的メリット :

物が整理されていれば、無駄買い・二度買いが抑制される。


③精神的メリット :

片付いた空間は心にゆとりを与え、気持ちを前向きにしてくれる。


部屋が片付くことはもちろん、精神的にも経済的にもゆとりをもたらしてくれます。整理収納アドバイザーは、まさに一石三鳥の資格と言えそうです!


▼▼資格取得の詳しい方法はこちらチェック!!▼▼


整理収納アドバイザー人気の秘密は?


整理収納ブームというよりは、世の中の価値観が変わってきていることが影響しているかもしれません。


これまでは「モノをたくさん持っていること=豊かさ」という考え方が一般的でした。


でも今は、「身の丈にあった生活をする」「すっきり暮らす」「本当にほしいものにお金をかける」といった考え方にシフトしている方が多いようです。


整理収納のノウハウを通して、モノにしっかり向き合ってみると、「自分がどんな暮らしをしたいのか」「自分にとって幸せな生活とは何か」が明確になります。


それは手元に残すモノを厳選する時、「大事にしたいことは何か」判断基準がハッキリしてくるから。整理収納の作業を通して「本当にやりたかったこと」に気づく方もとても多いんです。


整理収納アドバイザーの仕事への活かし方


整理収納アドバイザーとして活躍している方は、ママがとても多いですよ。


SNSでおしゃれな住まいを見て。

家の購入、引っ越しを機に。

子供との暮らしでモノが溢れて困っている。


このような悩みから整理収納の世界に触れる方が多いので、整理収納アドバイザーも、そのクライアントになる方も、ママが多いです。


活躍する方は、独立して「個人」として活躍している方が多い印象です。


整理収納アドバイザー1級の資格を通して、できる仕事は主に5点。


①Instagramやブログなどで、整理収納の実作業を希望するクライアントを募集する(実作業に対するサービス料)


②Instagramやブログで人気の方は、雑誌に掲載される(掲載料の授受)


③Instagramやブログで人気の方は、書籍を執筆する(執筆料・印税の授受)


④テレビに出演する(出演料)


⑤講演会やセミナーを開催する


それぞれ、得られる報酬はさまざまです。

参考(リンク):おうちデトックスのサービス・料金(初めてのお客様向け)


産休・育休中に取得した私の体験談

ここでは、実際に整理収納アドバイザーを取得するまでの私の体験談をお伝えします。


1.引っ越しを機に整理収納に興味をもつ


結婚と「二人暮らしスタート」がすべてのきっかけです。夫と暮らすにも関わらず、まったくモノを減らさず引っ越した私。


42㎡・1LDKの住まいでは、当然モノが溢れかえりました。なんとかするべく、整理収納について調べまくっていたんです。


近藤麻理恵(こんまり)さんの著書「人生がときめく片づけの魔法」と、本多さおりさんの「もっと知りたい無印良品の収納」には大きく影響を受けました。


資格を取ろうと思ったきっかけは「妊娠」


結婚から2年後。妊娠中の私は、せっかくの産休・育休(1年半取得予定)だから、何か自分にプラスになる勉強をしたいと考えていました。


「趣味=整理収納」になりつつあったので、趣味の延長線上として「整理収納アドバイザー」の資格を目標にしました。


産休前に上司や同僚にも宣言し「絶対に取得する」と心に決めました。


自宅学習がメインに


産休・育休中ということと、自分の性格を考慮して自宅学習=ユーキャンを受講。


産休に入ってすぐ、サクサクとテキストをこなし2級と1級予備講座の認定までを取得しました。


産休に入ってからの私は、幸いなことに体調が安定していました。それまで激務と言えるほどの仕事から解放され一転、することがなくて手持ち無沙汰だったんですね(笑)


もともと整理収納が好きだったこともあって、スルスルと勉強が進みました。


産後は思うように勉強が進まなかった(やっぱり…!)ので、産前に貯金を作っておいてよかったです。


産後の勉強は喫茶店で息抜き


産後は、1〜2時間夫に娘を預け、近所の喫茶店に行きテキストで勉強。土日のどこか、それも毎週ではなかったので、頻繁ではなかったと思います。


たまにのことでしたが、自分の息抜きにもなり、また時間が限られているので集中して取り組むことができたと感じています。


経験上「いつの試験を受ける!」と期限を決めてしまったほうが捗ります。産後の勉強は、夫の協力は不可欠でした。


授乳期間中の試験は意外と大変!


産後6ヶ月で、1級の1次試験を受験しました。離乳食を始める前の娘は、おそらく哺乳量もこの時がピーク!


しっかり授乳して、いざ試験会場へ出発。試験は午前中で済みましたが、胸が猛烈に張り、慌てて帰ったことが思い出されます。


ちなみに整理収納アドバイザーは市販のテキストがないため、当然過去問もないんです!


そのため、ハウスキーピング協会が販売している「1次試験対策問題集アプリ」をダウンロードし、育児の合間にせっせと勉強。これはとても助かりました!(でも2,400円もする…高い。)


授乳期間中の受験は、授乳コントロールと時間管理がすべてです。


実作業はママ友宅で実践!誰かの役に立てる喜びを実感


産後9ヶ月で、夫の会社の同僚の家で整理収納の実作業をさせていただきました。授乳や昼寝のリズムができていたタイミングでよかったです。


この方も2歳児ママ、そして第二子を妊娠中で産休に入るタイミングで声をかけてもらいました。


「生まれてくる赤ちゃんのために、家を整えたい。毎晩、散らかった部屋を見て夫にため息をつかれるのが、本当にストレスなんです!」


そんなお話を聞いて、俄然やる気が高まる私。とはいえ、妊婦と乳児連れの片付けなんて、想像しただけで大変。


なるべく短時間でできるように、事前に写真を送ってもらったり、LINEで軽くコンサルティングをしてから臨みました。


作業を終え、スッキリしたダイニングと喜ぶクライアントの表情に、とても達成感を得ることができました。


今でもこの経験が糧になっており「直接、誰かの役に立ちたい」と思っています。


2年以上かけて資格取得へ


夫の転勤・引っ越しを経験。しかも、東京での土日の受験は、すぐ埋まってしまって、なかなか受験できませんでした。


実際に1級2次試験を受験したのは、仕事復帰後(産後21ヶ月後)でした。


試験の様子

<概要>

・5〜6名のグループに分かれ、メンバーと審査員に資料を配布。

・1人ずつ前に立って発表。

*発表や資料の形態は実にさまざま。投影なし。



私は営業という職業柄(?!)スライドを印刷し、配布しプレゼンしました。


他にも、ワードやエクセル、画用紙に書いたものを持参している方もいました。(この方は教員でした、納得!)


<アドバイス>

発表の仕方(話し方)を練習しておきましょう!話し方ひとつで、印象が見違えます。


整理収納アドバイザーになってよかった4つのこと

実際に私が感じた、整理収納アドバイザーになってよかったこと。自分の生活の中で「これは!」と感じた4点を紹介します。


(1)探し物が減った


家でも、職場でも探し物が減りました。探していたものがすぐ見つからないと、意欲が削がれたり、知らぬうちにストレスになっちゃいます。


母がたまに私の家に来た際、慣れないキッチンに立つ母から「お味噌どこー?」と訊かれ「冷蔵庫の上から2段目、ケースの中」と即答できる私に驚いていました(笑)


(2)掃除がしやすく、スッキリを保ちやすい


我が家は同じような家族に比べ、モノは少ないと思います。モノが少なければ管理はラク。


いろんなモノをどけながら掃除しなくていいので、掃除のハードルも下がります。掃除好きでないなら、掃除のハードルを下げるのがおすすめです。


(3)無駄買いが減った


モノの量や、どんなモノを持っているか把握しやすい。なのでストックに気づかず余分に買ってしまったり、買って帰ってきたら似たような服を持っていた…ということもありません。


(4)効率的になった


仕事にも言えることですが「ちょっと使いにくい(面倒)かも」に敏感になりました。それを改善しようと考え、結果効率的に!


例えば、娘のおむつ替えはいつもリビングで行うので、リビングにオムツを置いている我が家。でも娘が歩くようになると、お風呂上がり脱衣場でおむつを履かせるように。


いちいちお風呂のたびにオムツをリビングに持って行く、これはプチ手間!


脱衣場の収納を改善し、オムツを置くスペースを確保することで、お風呂の動線がスムーズになりました。


整理収納アドバイザーで暮らしやすくなる!


整理収納アドバイザーは、直接仕事につながらなくても、効率化できたり「丁寧に生きる」ことにつながっていると感じます。


小さい子供を抱えるママにこそ、おすすめの資格です。少しでも資格勉強へのハードルが下がるといいなあと願っています。


(photo by:写真AC)