おなかが大きくなるにつれ、赤ちゃんがおなかで成長していることを実感しますよね。赤ちゃんとの対面が楽しみな一方、気になるのが出産準備。


出産準備はいつから始める?

入院時に必要なセットは?

出産準備の費用はどれぐらい掛かるの?


これから出産を控える妊婦さんは、ぜひ参考にしてみてください。


この記事の目次

出産準備はいつから始める?


本格的な出産準備は、「妊娠後期」からの準備で十分間に合います。かくいう私も、産休に入った妊娠9ヶ月ごろからやっと準備を始めました。


一方で「出産準備」を広い意味で捉えると、自分のからだの変化に対応する「マタニティグッズ 」の準備も含まれますよね。


妊娠初期・中期・後期、それぞれのタイミングに合わせてみてみましょう。


(1)妊娠初期(妊娠4週〜15週ごろ)


妊娠がわかったら、まずは役所へ母子手帳をもらいに行きましょう。つわりが辛い妊婦さんも多いはず。からだを労わる準備をしてみて。


▼マタニティグッズ の例

- 葉酸サプリメント

- ヒールのない歩きやすい靴

- 締め付けがラクな下着

- (冬)腹巻きなど


人気の産院は予約がはやく埋まってしまいます。里帰り出産をするのか、出産する産院の検討・予約もこの時期から始めたいところ。


会社勤めの妊婦さんは、上司への内々の報告、産休に入るタイミングや手続きも確認しておくと安心です。


(2)妊娠中期(妊娠16週〜27週ごろ)


だんだんおなかの膨らみを感じるころ。からだの変化に対応する準備が必要になります。


▼マタニティグッズ の例

- 妊娠線予防クリーム

- 腹帯

- マタニティウェア

- 抱き枕


出産に関する情報収集もしておきたいですね。


これから必要になるベビーグッズなどを先輩ママに借りられないか、周囲からアドバイスを聞いてみて。


産院などで「パパ・ママ教室」が開催されていることも。妊娠後期は身体的に参加が辛い可能性もあるので、妊娠中期の参加がおすすめ。


会社勤めの妊婦さんは、産休までの引き継ぎの準備を進めましょう。


(3)妊娠後期(妊娠28週〜39週ごろ)


いよいよ出産を身近に感じ始める時期。入院セットや、ベビーグッズなど本格的な出産準備を進めましょう。


出産準備品は病院が用意してくれるものや、病院から指定されるものがあるので事前に確認しておきたいところ。


出生届など役所への手続き内容も確認し、旦那さんと共有しておくと安心です。


出産準備の費用はどのくらいかかるの?


商品によりますが、出産準備グッズは下記の費用がかかると考えておくとよいでしょう。(目安)


グッズ系の目安は12万円。先輩ママのおさがり活用も◎


・マタニティグッズ :およそ 2万円~(マタニティウェアは含みません)


・赤ちゃんを迎えるためのグッズ:およそ 10万円〜(すべて新品で揃えた場合)


特に赤ちゃんを迎えるためのグッズは、全部購入して揃えようとすると大変!情報収集しながら、お財布にやさしく揃えたいですよね。


先輩ママから借りたりお下がりをもらったり、フリマアプリを活用するのもその手段。


健診費用はひとそれぞれ。家計に見合った病院選びを


◯妊婦健診の費用


◯出産・入院費用


妊婦健診は役所の補助がありますが、毎回「無料」という訳ではありません。(自治体による)


私の場合は、検査項目が多い時は1万円弱支払う必要があった時もありました。


出産に伴う費用は、手続きを経て42万円程支給されるケース(出産育児一時金)がありますので、事前に調べておきましょう。


※出産育児一時金:国の公的医療保険(健康保険等)の被保険者が出産したときに支給される手当金のこと。

※参考:厚生労働省 出産育児一時金の支給額・支払い方法について(リンク)

引っ越し費用や里帰り費用がかかる場合も


このほか、赤ちゃんを迎えるにあたり引越しや模様替えをする場合や、里帰り出産に伴う交通費も、出産準備費用としてかかってきます。


出産準備に必要な入院セットは10 アイテム!


入院セットは旅行で使うような大きいバッグや、キャリーバッグで持参している方がほとんどでした。


ここでは、出産準備として必要な入院セットをご紹介します。必要とされる枚数や一般的な費用の目安と併せてご紹介しますね。


1.マタニティパジャマ

●2セット
●費用目安:4,000円~

入院中や産後の夜間授乳を考慮すると、前開きのパジャマがおすすめ。産後からの使用であれば、マタニティ用のパジャマでなくても代用できます。


2.授乳ブラジャー(ハーフトップ)

●3~4着
●費用目安:4,000円~

妊娠時期が進むにつれてバストサイズが変化します。入院時には授乳ブラジャーを用意しておくと産後も役立ちます。


3.使い慣れた肌着(キャミソールなど)


●2~3枚
●費用目安:2,000円~(普段使っているものでOK)

初めての授乳はなかなか慣れませんので、私の場合肌着ごとめくって対応していました。日頃から使い慣れたもので十分だと思います。


4.産褥ショーツ


●3~4枚
●費用目安:2,000円~

出産直後は、悪露(おろ)が出るので、防水加工で開閉がしやすい産褥ショーツが必要。病院で指定のものを用意してくれる場合があります。


5.産褥パッド(ナプキン)


約1ヶ月分
●費用目安:1,500円~

産褥パッドは、産院で準備してくれるケースが多いようです。産褥パッドは、生理用ナプキンの大きい版だととらえてください。


産後の悪露はおよそ1ヶ月程度続きますが、私の場合産褥パッドを必要とする量は1週間〜2週間程度でした。その後は生理用ナプキンで代用できましたよ。


6.靴下(着圧ソックス)


●3組~
●費用目安:3,000円~

冷えを防ぐためにも靴下は必須。産前・産後はとてもむくみやすいので、着圧ソックスもおすすめです。


7.骨盤ベルト・産後ニッパー


●1~2個
●費用目安:2,000円~

病院では出産直後から産後ニッパーや骨盤ベルトの着用をすすめられることが多いです。子宮の回復を進めたり、開いた骨盤を引き締める効果があります。


8.タオル、洗面道具、スリッパ


●それぞれ必要な種類と数に応じて
●費用目安:2,000円~

日用品や身の回り品など、病院にも確認して入院に必要なものを揃えておきましょう。


9.授乳用のガーゼハンカチ


●5枚程度

●費用目安:1,000円


ベビーグッズと用意していたものを持参しましょう。赤ちゃんの口を拭いたり、何かと便利です。


10.退院時の服(季節による)


●1セット

●費用目安:なし(あるもので代用可)


私の場合、10月下旬に出産したのですが、入院した時と退院した日で気温がまるで違いました。季節の変わり目は、注意しておくといいかもしれません。


このほか、「ビデオカメラ」を持参し、立会いされる家族に撮影をお願いするケースも。希望される方は、撮影可能かどうか事前に産院に確認しておきましょう。


あると便利な5アイテム


こちらでは、私が実際に持参して便利だったと感じたものをまとめてみました。

1.ペットボトルとペットボトルストロー


寝ながらの体制でも飲めるように、ペットボトルとそれに装着するストローが便利でした。ストローは100円均一で購入しましたよ。


2.携帯の充電器


意外と見落としがちです。お忘れなく!


3.ウィダーインゼリー


陣痛で苦しむお産前でも、食事が配膳されました。お産のためにエネルギーが必要だからです。


ですが、私はどうしても気持ち悪くてなかなか食べられず。なんとか飲めたゼリー飲料に助けられました。


4.テニスボール


いきみ逃しのために、お尻に強く当ててもらうためのもの。私は産院にあるものをお借りしました。


陣痛がくるたび、夫がずっとテニスボールで強く押してくれていたのですが、なんと私が分娩台に運ばれたあと、割れたそうです(笑)


5.カーディガンなど温度調節可能な服


日頃と体調も異なりますし、いつもより暑く感じたり・寒く感じたりすることが考えられます。体温調節のための衣類は、あると安心です。


ちなみに、「持っていったけど使わなかったなあ」というものは、私の場合「化粧ポーチとコンタクトレンズ」でした。


来客対応のために身なりを整えたかったのですが…授乳に四苦八苦し、少しでも時間があれば寝たいという有様でした。そんな余裕、微塵もなかったです(笑)


出産準備として必要なベビーグッズリスト


一般的な出産準備品をリストアップしました。費用の目安と併せてご参考ください。


入院時に、産院で用意してくれるものがあるため、次の中から必要なものを事前に確認しておくのがおすすめです。


衣服


・短肌着・長肌着(50~60cm)・・・2~3枚、3,000円~
・セレモニードレス・ベビードレス・・・1枚、2,000円~
・おくるみ・・・1枚、1,500円~
・赤ちゃん用肌着洗い洗剤・・・1個、1,000円~


授乳・ミルクグッズ


・哺乳瓶・・・各1本、1,500円~
・哺乳瓶消毒器・・・1個、1,000円~
・母乳パッド・・・1パック、500円~
・授乳クッション・・・1個、3,000円~


スキンケア生活用品、衛生用品


・ベビーバス・・・1個、1,500円~
・ガーゼハンカチ・・・(先ほどご紹介済)
・ベビー用爪切り・・・1個、600円~
・ベビーソープ・・・1個、1,000円~
・ベビーローション・・・1本、1,000円~

・新生児用おむつ・・・1パック 1,200円〜 


ねんねグッズ


・ベビーベッド・・・1台、15,000円~
・布団セット・・・1組、6,000円~

お出かけグッズ


・A型ベビーカー・・・1台、50,000円~
・抱っこ紐・ベビーキャリー・・・1個、15,000円~
・チャイルドシート・・・1台、10,000円~


ワクワク・ドキドキな生活が待っている


出産準備に何が必要か見えてくると、少し安心するもの。先輩ママの知恵やグッズをうまく活用しながら、準備を楽しんでみてくださいね


出産準備が整うと、おなかの中の赤ちゃんとの対面がさらに楽しみになりますよ!


’photo by:写真AC)