妊娠中に行う行事の一つ「戌の日の安産祈願」。


今年の戌の日はいつなのか、そもそもなぜ戌の日に安産祈願をするのか調べる方も多いものです。


そこで、今回は2019年の戌の日の日程をご紹介するとともに、戌の日にまつわる様々な情報をまとめてみました。


安産祈願についてお考えの方、戌の日についてお知りになりたい方、ぜひ一度参考までに目を通してみてくださいね☆


この記事の目次

戌の日とは?


()の出産は、たくさんの子供を一度に産むにも関わらず安産であるということにあやかりたいとの思いで、戌の日に安産祈願をするようになりました。

 

ですが、必ずしも戌の日に行わなければいけないという訳でもありません。

 

妊娠中は体調が不安定なことも多く、家族の都合等あるかと思いますので、現代では戌の日に限らず安産祈願を行う人も増えてきています。

 

戌とは十二支の戌のこと

日本の暦には1日ずつ十二支が割り振られています。

 

よって、12日に一度の割合で巡ってくることになり、2019年も1か月あたり2~3日ほど戌の日があることになります。

 

妊娠5ヶ月に入った最初の戌の日にお参りへ行くことができなくとも、他の日のチャンスもまだ残されていますよ。

 

また、戌の日は「帯祝い」とも呼ばれており、この日を機に腹帯を巻くという風習があります。

 

腹帯とは?


腹帯とは、妊娠して重く大きくなってくるお腹を支えるために使うもの。

 

戌の日はちょうど妊娠中期にあたり、お腹が徐々に大きくなってくる時期でもあります。

 

そのため、この戌の日を機に腹帯を巻き、母体と胎児を支えると共に身体を冷えから守るといった役割を担っています。

 

ですが必ずしも腹帯を巻かなければならないということもありません。

 

あまりきつく締め付け過ぎてしまうと、子宮の血行が悪くなり、胎児の生育に悪影響を及ぼしてしまうことも。

 

よって、自身の体調に合わせて腹帯の使用を決めてみてくださいね。

 

戌の日の安産祈願の流れ


神社での昇殿参拝は、あまり経験がないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

戌の日の安産祈願をどのように進めていったらよいのか、具体的にご紹介します。

 

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①神社にある社務所や祈祷受付所で受け付け用紙に必要事項を記入します。


②受付用紙と共に初穂料を収め、受付を済ませます。


③受付を済ませたら祈祷待合室等で祈祷の順番を待ち、呼ばれるのを待ちます。


④祈祷は拝殿や本殿で執り行われるため、呼ばれたら待合室から移動します。


⑤祝詞をあげてもらいます。


⑥祈祷を終えたら授与所などでお守りやお札など、安産祈願にまつわる授与品を授かったら、終わりです。

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事前予約は必要?


それぞれの神社やお寺によって異なりますが、ほとんどのところでは事前予約不要・当日受付となっています。

 

当日の受付順によって祈祷順が決まるため、当日行ってみないと分からないといったケースばかりです。

 

よって、祈祷前後は時間に余裕を持って行くのがおすすめ

 

また、安産祈願で有名な神社やお寺は、特に戌の日は大混雑するため注意が必要です。

 

中には事前予約が可能なところもあるため、一度確認してみてくださいね。

 

初穂料とは?


初穂料とは、神様にお供えするお金のこと。

 

安産祈願での初穂料は、一般的におよそ5千円から1万円ほど。

 

祈祷の内容は金額によって異なることはありませんが、祈祷後に授かる品の内容が異なります

 

もし腹帯など授かりたいと思っている品があるのであれば、事前に授与品の内容について確認しておくことをおすすめします。

 

祈祷時間はどのくらい?


多くの神社やお寺において、1回あたりの祈祷時間は15~20分とされています。

 

ですが、その日の混雑状況などにもより30分近くかかることも。

 

祈祷の申し込みを終えたら、お手洗いに行くなどして身支度を整えておいてくださいね。

 

安産祈願の授与品


戌の日に安産祈願をすると、祈祷が終わり次第授与品を授かります。

 

細かいところはそれぞれの祈祷先によって異なりますが、一般的には御札やお守りが入っていますよ。

 

また、腹帯が入っていたり、お神酒が入っていたりするところもあります。

 

戌の日の服装は?


神社でご祈祷を受ける場合、本来であればスーツなどの正装が基本とされています。

 

ですが、綺麗めな普段着であれば問題ありません。

 

女性であればワンピースにカーディガンといった服装。

 

男性は襟付きのシャツにジャケットといったコーディネートがおすすめです。

 

足元は綺麗なスニーカーなら問題ありませんが、素足が厳禁のためサンダルは避けましょう。

 

また、ジーンズも基本的には問題ありませんが、ダメージジーンズは避けておいた方が無難。

 

派手な色や露出の度合いが多いものは避けておきましょう。

 

2019年の戌の日


妊娠5カ月に入ったら、戌の日の安産祈願を楽しみにしているという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

2019年の戌の日を、六曜と共にご紹介します。

 

2019年1月の戌の日

1日():赤口

13日():先勝

25日():先勝

 

2019年2月の戌の日

6日():友引

18日():友引

 

2019年3月の戌の日

2日():友引

14日():先負

26日():先負

 

2019年4月の戌の日

7日():大安

19日():大安

 

2019年5月の戌の日

1日():大安

13日():赤口

25日():赤口

 

2019年6月の戌の日

6日():友引

18日():友引

30日():友引

 

2019年7月の戌の日

12日():先負

24日():先負

 

2019年8月の戌の日

5日():大安

17日():大安

29日():大安

 

2019年9月の戌の日

10日():先勝

22日():先勝

 

2019年10月の戌の日

4日():友引

16日():友引

28日():仏滅

 

2019年11月の戌の日

9日():仏滅

21日():仏滅

 

2019年12月の戌の日

3日():大安

15日():大安

27日():先勝

 

2019年で戌の日かつ大安の日


六曜へのこだわりがある方で、できたら大安にお参りしたいという方は下記の日程を参考にしてみてくださいね。

 

4月7()

4月19()

5月1()

8月5()

8月17()

8月29()

12月3()

12月15()

 

仏滅の戌の日は避けた方が良い?


安産祈願の場合、必ず仏滅の日を避けた方が良いという訳ではありません

 

ご祈祷受付時間内であれば、六曜に限らず神社やお寺では安産祈願ができます。

 

六曜にとらわれすぎず、体調や都合を優先してスケジュールを組んでみてくださいね。

 

自身の都合も考慮した安産祈願を☆


「安産祈願をするなら戌の日!」とお思いになる方も多いのではないでしょうか?

 

しかし、妊娠中は体調が優れなかったり、日程が合わなかったりといったこともありますよね。

 

日本では昔から戌の日に安産祈願をするという風習がありますが、必ずしも戌の日にこだわる必要もありません。


==先輩ママからのメッセージ==

 

私自身2人の子供がいますが、どちらの時も妊娠中の体調不良で戌の日には安産祈願ができませんでした。

 

1人目の時は代理で母が行ってくれ、2人目の時は妊娠6ヶ月に入ってやっと少し体調が安定してきたと感じられた日に行ってきました。

 

ですがどちらも母子ともに出産を終えることができました☆


 

一生のうちに何度も経験する訳ではない妊娠と、戌の日。

 

こだわりたい気持ちも分かりますが、あまりこだわりすぎなくても問題ありません。

 

それぞれのご家庭や体調に合わせて、2019年の戌の日以外の安産祈願も検討してみてくださいね。

 

(Photo by:写真AC)