働くママにとって、保活は今や欠かせないキーワード。保育園の申し込みは必死です!さらに気になるのは、入園準備のこと。


保育園の申し込みをしたはいいけど、入園前にすることはある?

保育園の入園準備って具体的に何をしたらいいの?


そんな悩めるママのために、4月から1歳児を入園させた私の体験談を交えながら、保育園の入園準備についてお伝えします。


この記事の目次

保育園の見学はOK?必要なものを再度確認


入園を希望している保育園は見学しましたか?


もし見学できていない保育園があれば、申し込んだ後だとしても必ず見学しておきましょう。


持ち物や連絡帳の決まりなどは保育園によってさまざま


見学の際に説明があるはずですが、説明だけでは詳細まで分からないことも多いので、特に持ち物に関して質問するママはたくさんいますよ。


ちなみに我が家のパパは、建物の構造、災害時の避難場所が気になると言ってました。改めてチェックしておきましょう!


園庭開放も上手に利用して


見学ではなくても、園庭開放の日やおはなし会といったちょっとしたイベントへの参加でもOK。


保育園の雰囲気を知るだけでなく、実際に保育園で働く保育士さんに直接質問できる貴重な機会です。


入園前ぎりぎりでも見学OK!


区役所への申し込み前に募集しているすべての園を見学し、希望順に申し込めることがベストですが希望順位の低い園まで見学に行く時間がなかったり、そもそも新設の園だとまだ建設中の場合も。


区役所の方から「申し込みまでに見学できない保育園も出てくると思いますが、申し込み後でも必ず見学することをおすすめしますよ」とアドバイスいただきました。


実際見てみないと分からないことがたくさんあります。自宅からの距離や道筋も含めしっかり確認しておきましょう!


ママ&子どもで行う5つの準備


ここからは、保育園の申し込みをした後の動きを紹介します。


私の場合は、12月中旬が保育園の申し込み締切、翌年2月末が保育園の結果発表、3月上旬が入園説明会というスケジュールでした。


持ち物など短期的に準備できるものもありますが、生活リズムなどはすぐ身につくものではありません。


余裕をもって準備しておきましょう。


1.哺乳瓶やミルクに慣れさせておく


0歳児での入園となれば、まだまだ授乳・ミルクが必要な赤ちゃんも多いはず。


我が子は最初母乳とミルク混合でしたが、次第に母乳の割合が高くなり完全母乳に。


生後5ヶ月のころには哺乳瓶を受け付けてくれず、当時はとても焦ったものです。


完全母乳で育児をされているママで0歳児で保育園に預けることを考えているなら、今のうちから哺乳瓶とミルクに慣れさせておくことは重要な入園準備でしょう。


2.卒乳や断乳を考える


我が子は1歳児での入園を希望しており、入園のタイミングは生後1歳6ヶ月。


「ならば入園までに卒乳しよう!」と考えました。結局、1歳になる直前で卒乳することに成功しました。


入園準備として、卒乳や断乳、または徐々に授乳回数を減らしてみてはいかがでしょうか?


ママにとっても復帰してから胸がカチカチに張ってしまうようでは、仕事どころではありませんし、乳腺炎になりかねません。


職場復帰までに夜間断乳など、授乳回数が減らせるとママにとってもラクですよ♪


3.生活リズムを整える


私は育休中にすっかり夜型の生活が定着してしまい、お恥ずかしながら毎朝8時ごろに起床する毎日でした。


我が子の起床時間もほぼ同じ。夜泣きがあるともっと遅く起きることもしばしば…。


「これではまずい!」と思い、保育園入園まで1ヶ月を切った3月から、保育園で聞いた1日のスケジュールを参考に生活リズムを整えました。


具体的な1日のスケジュール

昼食の時間(12時→11時)を早めたり、昼寝の時間を合わせてみたり、午前・午後に外遊びで公園に行ってみたりしました。


最初はつらかったですが、今では私は5時半・娘は6時半起床が定着しましたよ。


さらに入園が近くなったら、朝起きてから登園までの細かいスケジュールにも慣れておきましょう。


<体験談>我が家は「Eテレ」の時間を把握するだけで朝の時間がスムーズになった♪

朝のドタバタは、親子共々気分が良くないもの。我が家では、『私の準備の間は子供にテレビを見せる』と決めたら、案外スムーズにいきました。


そのため、Eテレの放送時間をチェックし、逆算してご飯や着替えの時間を決めるのがおすすめですよ!


4.お片付けの練習をする


月齢が小さい場合は難しいですが、だんだんとおもちゃは自分で片付けできるようにしておくといいでしょう。


子どもができることは、どんどん子どもに権限委譲していっていいのです。


自分で遊んだものは自分で片付ける、将来的には翌日の登園準備も自分で出来るようになるといいですね。


<体験談>保育園前の断捨離が意外とよかった!

片付けやすいお部屋にしてあげるのはママの役目!


そう思って私は、育休時間を利用して毎日断捨離に励んでいました。その時に「一日一捨」という言葉を覚えました。


「一日一捨」とは、毎日不要なもの・使わないものを1個ずつ捨てていくというもの。


育休期間は、時間があるとは言えまとまった時間は取りづらいので、「一日一捨」でかなりお部屋がすっきりしました。


仕事復帰前にお家をスッキリ整えちゃいましょう!


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5.保育園や子育て広場に足を運ぼう


親子で過ごしていた空間から、一気に集団生活に入っていく我が子。


ずっと一緒に居られる時間を大切にしつつ、他の子どもたちのいる環境に慣れさせていきましょう。

 

入園希望の保育園の園庭開放や、区の子育て広場、ショッピングセンターのキッズスペースなどで遊ばせてみるのもいいですね。


ある保育園の入園説明会では「可能なら、パパ・ママ以外の方(祖父母など)に預ける練習をしておくとよい」と言われたことがあります。


<体験談>もっと一時保育を活用すればよかった

入園準備として、一時保育を利用するのも◎。自分以外の人に預けることにママも慣れていきましょう。


私は1回しか利用しなかったので、もう少し通えたらよかったなと思っています。


ママがするべき5つの準備


ここからは、ママが準備するべきことを紹介します。


1.入園に必要な持ち物を準備する


私が入園準備として一番気がかりだったのが、必要な持ち物についてでした。


1月末に入園の結果が届きましたが、実際の説明会は3月上旬でかなり間が空いていたんですね。


その間に購入したものもありますが、必要なものと数は保育園によって異なるため、入園説明会で詳細を聞いてから購入することをおすすめします。


私が用意したもの

①手拭きタオル(ループ付き、ループ位置に指定があり手縫い)


ループ付きの手拭きタオルを指定する保育園は多いですが、市販のループ付きタオルはタオルの隅にループがあるものがほとんど。


しかし我が子の通う園は「タオルの中央にループ」という指定があったため、結局手持ちのタオルに手縫いしました。


他にも・・・


②体拭きタオル/口拭きタオル   


③保育園バッグ(手提げタイプ)


④お布団カバー(サイズ指定あり、ミシンで作成)

⇒お昼寝用布団は貸出しでしたが、お布団カバーを用意する必要がありました。サイズ指定があるため、作る必要が出てきますよ。


⑤食事用エプロン(袖なし、ゴムタイプかマジックテープで着脱できるもの)


⑥コップ、歯ブラシ


⑦着替え

⇒フード付き出ないもの、ボタンでではなくかぶりの洋服など指定あり。とにかく数が必要です。GAPやユニクロなどを上手く活用して!


⑧おしりふき/箱ティッシュ(毎月1セット)


⑨お名前つけグッズ(おむつスタンプ、名前シール)

⇒こちらは、説明会前に準備しておきました。絶対使うので先に買っておくのがおすすめです!


名前はめったに変わることがないので、スタンプやシールは早めに用意しておくのが良いでしょう。


2.パパ・ママ以外の「助っ人」候補を洗い出す


私は、病児保育とシッターサービスに登録しました。当然ですが、保育園では病気の子どもを預かることができません。


基本的には37.5℃以上の熱が出ると預けていても保育園から呼び出しがあります。


そこからお迎えに行き病院に連れて行くケースが多いですが、翌日に熱が下がり元気に登園出来る可能性は少ないでしょう。


そんな時は、病気の子どもを預かってくれる施設として病児保育があります。

いざという時の手段として、場所や施設の雰囲気など事前に調べて登録しておくと安心ですね。


シッターサービスを活用しているママも

シッターサービスは、保育園のお迎えや習い事への送迎をお願いすることもできます。


近所に両親(子どもの祖父母)がいらっしゃるママは、予め「どうしてもの時に頼らせてほしい」と、お願いしておくことも大事な入園準備ですね。


両親以外のお迎えでも大丈夫なように、保育園に届け出ておくことも必要です。


3.洗濯や掃除の自動化も検討して


便利な家電の購入も、入園準備としてパパと検討しておきたいですね。

<体験談>「働くママの三種の神器」と呼ばれる家電を導入

我が家では、三種の神器であるお掃除ロボット、食洗機、乾燥機を取り入れちゃいました。


洋服も干す手間がなくなったし(多少のシワは気にしない)、食洗器があるので洗い物の手間がぐっと減りました。


家事がないだけでこんなにラクになるんだ!と感激。せっかく働いているので稼いだお金は有効活用したいですね。


三種の神器、家事をグッとラクにしてくれますよ。


4.朝食・夕飯の段取りを考えておこう


仕事復帰をシミュレーションして、私は育休の間苦手な料理に奮闘。


「作り置き」に関するも本がたくさん出ていますが、子どもが食べてくれなければ意味がありません。


子どもが食べてくれたもの、たとえば冷凍ハンバーグ・きんぴら・ひじき・カボチャや里芋の煮物など定番化しておくと楽ちんです。


<体験談1.>ネットスーパーや、食材の宅配サービスも登録した

いつも必要な牛乳やバナナ、他には冷凍野菜も使えますし、食卓の一品になる枝豆、ちくわやお豆腐、市販の茶碗蒸しや卵豆腐なども冷蔵庫にあると心強いです。


これらは全てネットスーパーを利用するようにしました。


我が家の朝食はほとんどパン。しかしパン以外にも、冷凍ミニ肉まん、冷凍ミニピザ、おにぎりをたまに出すと子供は大喜びしてくれます。


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<体験談2.>1週間の献立メニューを考えておく


帰宅後にすぐに夕飯を作れるよう、また保育園のお昼ご飯と被らないように、1週間の献立もまとめて考えるようにしました。


何が起こるか分かりません。仕事でも同じですが、前倒しに準備することが大切です。


5.仕事復帰コーデで気持ちを高める


仕事復帰にそなえて、髪を切ったり新しい服を新調したり。私はこれからの生活へのモチベーションを高めるため、イメチェンをしました。


特にネイルはテンションがあがります!慣らし保育期間中は、自分だけの大切な時間。ぜひ、「自分のためだけに」時間を使ってくださいね。


想定外だった!子どもを預けることの難しさ

事前にいろいろ入園準備をした気でいましたが、実際預けてみると難しいことがたくさんありました。


子どものギャン泣き・・・


うちの娘は人見知りもそこまでせず、むしろどんどん一人で行ってしまうタイプでしたが、最初の頃は預けるたびギャン泣きでした。


笑顔で保育園に行くことを想定していた私はどうしていいか分からず。


子どももまだきちんと自分の思いを言葉に出来ない頃だったので、もしかして先生が怖いなど何か保育園で嫌なことがあるのではと不安に思ってしまうことも。


月齢が低いと長時間預かってくれないケースも・・・


娘はお部屋に入ると泣き止み、楽しんでいるようですが、赤ちゃんだと泣き続けてミルクを飲まないといった強行手段に出る子もいるようで、そうなると長時間預かるのは難しいといったケースも。


最初のうちは呼び出しが多いのも、我が子に限らず他のご家庭もよくある様子でした。


ただいつまでもそういうわけではなく、ある日突然泣かずにいった、ミルクを飲んだという話も聞くので大丈夫。


登園時間をずらしてみたり、送りをパパにしてみたり私もたくさん悩み、先輩ママたちにも相談しましたが今では泣かずに通っています♪


我が子がどんな反応を示すのか、おそらく本人も分からないのでどうなってもいいように想定しておきましょう。


熱性けいれん、入院も・・・


4月の慣らし保育中に早速発熱した我が子。


やはり・・・と思いつつ小児科へ連れて行った帰りに、熱性けいれんを起こしました。


対処法などは聞いていたものの、実際直面するとビックリ!初回は救急車を呼びました。


その後も熱のたびにヒヤヒヤ。


半年後、連続して熱性けいれんを起こしたため精密検査も兼ねて入院もしました。点滴している娘に添い寝し、寝不足のまま病院から仕事場へ行った日もあります。


保育園ではいろんな病気をもらってきます。子どもは身体が小さいので重篤化する可能性も高く、肺炎やウィルス性の病気が原因で入院したという話は結構聞きます。


だからこそ、かかりつけの病院以外に、救急時の受け入れ体制など含め幅広く病院情報を収集しておくことの大切さを実感しています。


「育児に<想定外>はつきもの。」


対策してもしすぎるということはありません。


保育園入園前に覚えておきたい心構え


ここまで準備するものや生活面についての内容でしたが、ここでは仕事復帰に不安でいっぱいのママに大切な気持の面での準備、心構えについてお伝えします。


仕事と家庭の両立ができるか心配かもしれませんが、大変なことばかりではありません。


家庭以外に居場所が出来たり、子どものことを気にせずゆっくりお昼ご飯を食べられたり、良いこともたくさんあります。


1.長期的なスパンで考える


私自身も、保育園に預けること自体に罪悪感を感じたり、さみしい気持ちでいっぱいになることもあります。


子どもが保育園に行きたがらない、連れて行き泣かれるとなおさら。ここまでして働く必要があるのかなと思うこともあります。


でも子育てを終えたワーキングマザーが子どもに「保育園に預けられてさみしかった?」と聞くと、”さみしかったけど愛された実感があるから”と答えたそう。


時間ではなく濃度を大切に、過ごしていきましょう。


<体験談>働く理由を今一度考えてみた

働く理由も自分の中で明確にあると楽かもしれません。


お金のため?キャリアのため?社会との接点?


私は”娘が社会人になったとき私の働く姿が最初の目標となるようなワーキングマザーでありたい”と思っていました。


いずれ子どもの手が離れる頃の自分自身の活躍イメージもあるといいでしょう。


保育園入園、仕事復帰がゴールじゃない

子どものイヤイヤ期が始まったり、仲の良い友達が引っ越してしまったり、別の保育園に空きが出て年度内に転園したり、パパの仕事の状況が変化したり・・・

入園後も何が起きるか分かりません。


また”小1の壁”なんていうのもあります。学童情報も早めに収集しておく方がいいでしょう。


ずっとそのまま安泰なんていうことはありません。その都度ご家庭内で優先順位を見極め、軌道修正していくことが必要です。


2.夫は別の生き物と捉える


イクメンも増え育児を積極的に手伝ってくれる男性も増えていますが、両立の大変さを完全に男性に理解してもらうのは不可能と考えましょう。


割り切ってしまえば簡単。家事のレベルも下げるなど、ただ諦めるのではなく共有していきましょう。


<体験談>パパにできる家事はたくさんあるため「家事分担」を徹底した

我が家では、保育園の送り迎えやゴミ出し、子どもの食事の手伝いなど、まずはやるべきことを見える化して分担するようにしました。


大きなカレンダーに保育園の行事や検診の予定、プールの日の持ち物などを見やすく書いて共有するのが一番うまくいっています。


出産育児のビッグプロジェクトを成功させたふたりなので大丈夫!


他にもおむつスタンプ保育レポートの記入など、通園に必要な一通りのことは覚えておいてもらいましょう。


仕事復帰したばかりのママは思った以上に疲れている

復帰したママからは蕁麻疹や帯状疱疹、その他不調の声も聞こえます。私も今までなかった白髪を発見しショックでした。


知らず知らずのうちに疲れが溜まっている場合もあるので上手にパパにヘルプを求め、自分の身体を大切にしましょう。ママの元気が家族の元気の源です!


【入園前に要チェック!】親子教室にも参加してみて


保育園に通わせていても習い事をさせているママは結構います。小さいうちにいろいろな可能性を見つけてあげるのもいいでしょう。


ベビーパークでは育児に関する悩みにも、経験豊富な育児のプロが丁寧にアドバイスしてくれます♪


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入園前に余裕をもって準備しよう


入園準備と聞くと、モノの用意が浮かびがちですが、それだけでなく生活に関わる準備もとても大事


直前で慌てないために、家族みんなで余裕をもって準備しておくのがおすすめです!


(photo by:写真AC)