夏は、熱中症や脱水症状などいろいろ心配なことが多い季節。できれば冷房のきいた家にこもっていたいけど、用事があれば出かけないわけにもいきませんよね。

 

「今日は暑いから、抱っこ紐はやめて、涼しいベビーカーで出かけよう」という方も多いと思いますが、油断は禁物です!実は、ベビーカーの中は想像以上に熱がこもり、ビックリするくらい温度が高くなっているんです。

 

そこで今回は、ベビーカーの暑さ対策をいろいろご紹介します。赤ちゃんを夏の暑さから守って、ベビーカーでのお出かけを安全に、快適に、楽しみましょう!

 

この記事の目次

SECOMの検証結果より子供の日向での体感温度は50℃


毎年夏になると、連日のように「猛暑日を記録」「例年にない酷暑」といったニュースを耳にします。

 

大人でもツライ夏の暑さ。気温の変動に敏感な赤ちゃんにとって、夏の暑さはどれほど過酷なのでしょうか。またベビーカーの中はどのくらい熱くなるものなのでしょうか。


それを検証する実験がSECOMで行われたのでご紹介します。

 

ベビーカーの中は灼熱だった!

実験が行われたのは、東京都内のアスファルトの路上。気温は34.9℃。立っているだけで肌が焼かれるような暑い午後でした。

 

日向に15分間ベビーカーを置いておいたところ、ベビーカー内はなんと50℃の高温に!ベビーカーは低い位置にあるので、アスファルトからの照り返しが強く影響するんですね。

 

一方、同じベビーカーを日陰に移動させて15分後、赤ちゃんの頭部周辺は36℃まで温度が低下。日陰はアスファルトの照り返しも弱いからですね。

 

ベビーカーで出かけるときは、なるべく日陰を歩き、赤ちゃんのようすをこまめにチェックしましょう!

 

暑さ対策は、「色選び」も重要なポイント!

前出の実験でベビーカー内に人形を置いておいたところ、黒髪の部分に熱が集まって高温になることがわかりました。

 

黒っぽい色は、熱を集めて吸収するため温度が高くなります。白っぽい色はその逆です。つまり、暑さ対策としては、「白っぽいものを選ぶ」のが正解なんですね

 

ちなみに、わが家のベビーカーのシェードは黒。暑さ対策としては逆効果だったのか…と少なからずショックです。

 

これから夏の暑さ対策グッズを活用するみなさんは、ぜひ「色選び」にも気を付けてくださいね!

 

出典元:https://www.secom.co.jp/kodomo/p/20130712.html

 

夏の猛暑から子供を守るベビーカー暑さ対策グッズ15選!

 

ベビーカーで使える夏の暑さ対策グッズは、年々進化を遂げています。どれが本当に便利なのかわからない…という方も少なくありません。

 

そこでここからは、ママ・パパに人気の高いアイテムを厳選してご紹介します。

 

1. 冷たさが3時間続く「保冷シート」

 

冷やしたジェルパックをベビーカーに敷くことで、赤ちゃんの背中をしっかり冷やせるアイテム。


ジェルパックは、25℃前後の冷たさを夏でも約3時間キープ!長時間のお出かけも安心ですね。


冷凍庫に入れても凍らないので、赤ちゃんの背中にもやさしいですよ。

 

カバーは吸水性に優れた綿パイル生地。カバーの両側に紐が付いているだけのシンプルなデザインで、どんなベビーカーにも簡単に装着できます。

 

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2. 汗をかいても蒸れにくい「サラサラシート」 



暑い夏でも爽やかな座り心地を叶えてくれるベビーカー用シート。


通気性に優れた特殊なメッシュ素材が自然な涼しさをもたらしてくれます。吸水性・吸湿性がいいので、汗っかきな赤ちゃんも快適ですよ。

 

「お店はエアコンがきいてるから、保冷ジェルだと寒すぎるかも…」というときに便利。個人的には、夏の間ずっと敷いておくのがおすすめ!


洗濯してもすぐに乾くので、毎日ヘビロテできますよ。

 

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3. 吸汗性に優れた「シートライナー」

 


夏も冬も使えるリバーシブルのシートライナー。


夏は、通気性に優れた「サラサラ」面を使用。吸汗性がよく、汗っかきな赤ちゃんも快適に過ごせます。

 

冬になったら、あったかそうなふわふわ素材を表面に。季節に合わせて使い分けできる、お買い得な1枚ですね。

 

「グレコ」、もしくは、「アップリカ」の5点式ベビーカーにぴったりのサイズなので、購入時はサイズをしっかり確認してくださいね。

 

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4. 風向きを自由に変えられる「ミニ扇風機」


動物をモチーフとしたデザインがかわいいミニ扇風機。赤ちゃんの食いつきもグッドですよ!強力なクリップで、ベビーカーに取り付けられます。


コンパクトでも風量は十分。またヘッドは360°動くので、好きな角度に調整できます。万が一、外出中に電源が切れても、単3電池2本を入れ替えるだけ。充電式より断然便利です。

 

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5. 大きなクリップ付きの「ミニ扇風機」

 

最大直径3cmまで挟めるクリップ付きのポータブル扇風機。


ベビーカーはもちろん、チャイルドシート、ベビーベッドなど、いろいろなところに装着できます。送風角度は自由に調整可能。

 

扇風機のカバーは目が細かいので、赤ちゃんが指を挟む心配はありません。シンプルなデザインなので、子育て終了後も長く使えそうですね!


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6. 暑さ対策もおしゃれに!「ジョリマムのサンシェード」

 


「おしゃれさ」と「実用性」を兼ね備えたサンシェード。


紫外線カット率は99%以上。大きなシェードで、赤ちゃんの足元まで日陰を作れます。ベビーカーの幌にかぶせて留めるだけなので、装着も簡単ですよ。

 

人気の理由はなんといってもそのデザイン!キュートな柄とブラックのリバーシブルになっているので、シーンや服装に合わせて使い分けできるのもいいですね。


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7. カラフルな「マニトのサンシェード」

 

マニトのサンシェードの魅力は、12種類の色柄バリエーションから選べるところ。ベビーカー内が熱くなりすぎないよう、「黒っぽい」色は避けるのがおすすめです!

 

紫外線カット率99%以上。サイドは風を通すメッシュ素材なので、暑さ対策に最適です。

 

夕方になると、横からの西日がベビーカー内にも差し込んできますよね。本製品は角度をグーンと調整できるので、しっかりと日よけできます。

 

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8. 虫よけもできる「2WAYサンシェード」

 

夏は、暑さだけでなく虫刺されも心配…。そんなママ・パパにおすすめなのが、日よけも虫よけもできるサンシェードです。ピクニックやキャンプの時にも役立ちそうですね!

 

虫よけネットを装着したままでも、赤ちゃんを抱っこしたり飲み物をあげたりできる仕組み。よく考えられた良品です!

 

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9. プリント柄がかわいい「サンシェード」

 

上からの日差しはもちろん、前や横からの日差しもガードできる、大きめのサンシェード。


熱がこもりにくい、明るい色合いのプリント柄なので、暑さ対策にはぴったり!使わないときはコンパクトに収納できる点も高ポイントです。

 

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10. サイドがメッシュ素材の「サンシェード」

 

日差しと紫外線から赤ちゃんをガードする、UPF50+のサンシェード


シンプルな黒のサンシェードは、どんなベビーカーにも合わせやすいのが魅力。ただし黒は、熱を集めやすい色なので、暑さ対策としてはやや難ありです。

 

とはいえ本製品は、サイド部分がメッシュになっているので風通しも良好。ミニ扇風機や保冷シートなどを併用すれば、ベビーカー内が熱くなりすぎる心配はありませんよ。

 

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11. ひんやりする「アイスブランケット」

 

 

「アイスブランケット」という名の通り、さわるとひんやり感じられる接触冷感素材のブランケットです。

 

赤ちゃんは気温の影響を受けて体温が上がりやすいので、熱のこもらないひんやりとしたブランケットで包んであげると熱中症予防にもなりますよ。

 

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12. 地面からの熱をガードする「UVシート」

 

ベビーカーの中が熱くなる原因の1つは、「コンクリートの照り返し」。


体感-3℃の遮熱効果のある特殊な素材を使用したシートが、地面からの熱を遮断します。

  

遊園地や動物園など、長時間屋外で過ごすときは、コンクリートからの照り返し熱も強烈です。UVシートで、下方向からの暑さ対策も万全にしておきましょう!

 

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13. 背中と頭を冷やせる「保冷シート」

 

赤ちゃんに最適な28℃で、約5時間冷やせる保冷シート。とくに汗をかきやすい頭と背中の2か所を冷やせます。

 

綿パイル生地のカバーに入れて使うので、体を冷やしすぎたり、低温やけどになったりする心配はないので安心。


うちの子の場合、ひんやりして気持ちいいせいか、ベビーカーでグズることが減りましたよ!

 

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14. 体感-3℃の「UVケープ」

 

ベビーカーに取り付けて使う、UVカット率97%のサマーケープ。


体感-3℃の遮熱効果がある素材を使用。通気性・吸水性・速乾性に優れているので、肌触りはサラっとしています。

 

ケープに付属のクリップでベビーカーや抱っこ紐にも装着できる、使い勝手のいい1枚です。

 

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15. 程よい冷たさの「ベビー用冷却スプレー」

 

赤ちゃんにも使える、冷却スプレー。


ベビーカーの赤ちゃんが汗だくになっているときに、シュッとひと吹きするだけ。一瞬で程よいひんやり感が得られるので、赤ちゃんのグズりにも効果があります。


大人用の冷却スプレーのようにキンキンに冷たくならないので安心ですよ。携帯しやすいサイズなのもうれしいですね。


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私が実際にやっていたベビーカーの暑さ対策

 

ベビーカーを使い始めて最初の夏、息子の背中が汗でびっしょり濡れていてビックリしました。ここからは私が実践していたベビーカーでの暑さ対策をご紹介しますね。

 

対策1. UVケープで涼しい空間をつくる!

ベビーカーで赤ちゃんが眠ってしまったときに、体に布をかけると暑そうですよね。そこで私は、ベビーカーのシェードに冷感タイプのUVケープをクリップで装着。見た目は不格好ですが、テントか蚊帳のような状態を作って、涼しい状況を作っていました。

 

対策2. 扇子でパタパタあおぐ!

当時の私はポータブル扇風機を持っていなかったので、もっぱら扇子でした。扇子はスリムなので持ち歩きにも最適です。

 

わが家のベビーカーはシェードの一部分がメッシュ製になっていて、そこから赤ちゃんの様子が見られる仕様。そのメッシュの小窓から風を送りながら歩いたこともありました。

 

赤ちゃんの機嫌が悪いときは、「どうした~?」などと言いながら扇子で顔に強風を当てあげると、ビックリして笑い出すことも。意外と使えますよ!

 

対策3. 座席面の高いベビーカーを選ぶ!

そもそも論ですが、暑さ対策にはベビーカー選びも重要です。


私がベビーカーを購入したのは、ちょうど座席面の高いベビーカーが出始めたころでした。

 

当時の私は、ベビーカーの中が50℃もの熱さになるとは知りませんでした。


でも、パンフレットを読んで、「数cmでも高い位置に赤ちゃんを乗せた方がいいんだ」と知り、そのベビーカーを購入。座席面が高いと、赤ちゃんの声や様子を感じやすいようにも感じます。

 

外出時は、ベビーカーの暑さ対策も万全に!


せっかくの夏のお出かけ、家族みんなで思いっきり楽しむためにも、ベビーカーの暑さ対策をぬかりなく!「ベビーカーに乗っている赤ちゃんの体感温度は50℃!」という衝撃の事実を忘れずにいたいものですね。


暑さ対策のポイントは、「冷やす」「日差しを避ける」「水分補給」の3つ。今回ご紹介したグッズを使いながら、赤ちゃんの体調管理をしてあげてくださいね。



\抱っこ紐の熱中症対策も忘れずに/


\この夏室内の熱中症対策も必須/

 

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