妊娠してから、出産の話を聞くと『安産で産みたい!』と思う気持ちが強くなりませんか?今回はとても安産だった筆者が安産の方法について考えてみました。


この記事の目次


安産と難産


そもそも安産とはどういう出産なのでしょうか。また難産とはどのような出産なのでしょうか。


筆者の2人目出産時

お腹が不定期に張って便意。念のため夜間に産婦人科に行くと全開。
分娩室に入って30分ほどで破水、さほど痛まず30分で出産。(普通に会話しながら出産)
出産時間と同刻にへその緒が繋がった状態で、スマホで撮影したりしていた。会陰は無傷!


筆者友人の初産時

陣痛がくるも中々子宮口が開かず、陣痛促進剤を使用。陣痛に48時間ほど苦しんだところで、胎児に感染症の疑いありで緊急帝王切開。
寝ずに2日間苦しんだあとの帝王切開でヘトヘト。


上記は、両方とも本当にあったお産の話。


ちなみに、この筆者友人と筆者は背格好が似ていて、後ろ姿だとよく間違われていました。


年齢もひとつ違うだけですので、体格や年齢が安産や難産を決めるわけではないな、というのを体感しています。


安産の定義はない!短時間で痛みが少ないのが安産?


実は安産のはっきりした定義はありません。お産は初産で12時間~15時間、経産婦で7~8時間かかると考えられています。


そのため、時間がかからなければ安産、時間がかかれば難産という考え方がイメージしやすいでしょう。
もしくはさほど痛みがなく苦しまずに、という点も「安産」というイメージかもしれません。


時間がかかるお産が難産な理由

時間がかかると難産になるの?と疑問に思う方がいらっしゃるかもしれません。


そもそも難産とは、逆子や産道が狭かったり、閉じていたりしているため、胎児がなかなか出てこれず、結果時間がかかってしまい、ママはヘトヘトになってしまう状態のこと。


またママだけでなく、胎児にも負担がかかるため、母子ともに命を落としてしまう可能性もあります。


難産を避けるための医療による助産

今では妊婦検診によって、逆子や前置胎盤などといったケースの場合は計画的に帝王切開で出産することで、難産を避けることが可能になりました。

(手術ですので帝王切開の傷はしばらく痛みますが…)


他にも、難産を避けるためのサポートとしては「会陰切開」や、「陣痛促進剤」があります。


安産にまつわる言い伝えや方法9つ


医療のサポートがあるとはいえ、やっぱり「安産がいい」ですよね。ここでは「安産になる!」と言われている言い伝えやお産が進む方法をまとめてみました。


安産菌をもらう

安産だった人から「安産力」を分けてもらう、という方法。これは実際にそういった菌があるわけではありません。


しかし、安産だった人の経験にあやかりたい、という妊婦さんの気持ちに、経産婦さんが応える、応援することが、妊婦さん自身が出産への不安を軽減につながるのかと思います。


筆者もママびよりのインスタライブでたくさんの安産菌をいただいたことが安産に繋がったのかも、と思っています。


ただし、妊婦さんの不安な気持ちにつけこんで、フリマやオークションでそのような商品が出まわるという悲しいこともあります。つけこまれないように、こういうものには手を出さないようにするのが無難でしょう。


焼き肉を食べる


焼き肉を食べるとお産が早く進む、という言い伝えもあるようです。


これは、産後しばらく焼き肉を食べに行けない妊婦さんが、食べに行ったらお産が進んだということかもしれませんね。


ちなみに筆者も出産したらしばらく食べに行けないと思い、出産予定日より2週間ほど前に食べに行ったら、その数日後に安産で出産しました。


オロナミンCを飲む

こちらも、妊婦さんの間で話題になっている言い伝え。オロナミンCで元気はつらつになって出産のパワーを蓄える、ということかもしれません。


ラズベリーリーフティーを飲む

古くからハーブを健康に取り入れている欧州で、安産のお茶として親しまれているラズベリーリーフティー。臨月になってから飲むことで安産効果を高められるようです。

 

スクワットをする

スクワットによって足腰の血行をよくすることで、安産を促します。陣痛がはじまったらスクワットをする、という妊婦さんも多いようです。


安産のツボ押し


安産のツボを押すというのもあります。三陰交(さんいんこう)という、足の内側のくるぶしから指4本分上あたりにあるツボです。


初期や中期に刺激すると早産になることもありますので、こちらは正産期に入ってからが無難かもしれません。


安産マッサージを受ける

整体などに行って安産マッサージを受ける手もあります。


おっぱいマッサージをする

おっぱいのマッサージをすることで子宮収縮が促されるためお産が進むようです。

正産期にはいってから、お腹の張りがない時に乳首や乳首まわりをマッサージしてみましょう。

乳首をやわらかくすることで、赤ちゃんが母乳を飲みやすくなるというメリットも。


会陰マッサージをする

会陰切開や会陰裂傷を防ぐためにするマッサージですが、「裂けるのが怖い」という気持ちがある妊婦さんにとっては、その不安を軽減できるかもしれません。

そうすることでリラックスしてお産に臨むことで安産に繋がることも期待できそうです。


筆者が思う安産ポイントは「痛みへの鈍さ」


筆者は痛みに鈍感なタイプ。気づけば青あざをたくさん腕や足につけているタイプです。病院に行くと「どうしてここまで放置したの!」と怒られることもよくありましたし、むくんでるだけだと思っていたら、腫れていて靭帯を損傷していることもありました(全治3ヶ月と言われました)


そんな筆者は「陣痛?何それ」で出産しました。この話をするととてもうらやましがられます。(ただ、筆者は産後の不調がひどいタイプなので複雑です…。)


ひとり目は微弱陣痛だった

ひとり目は陣痛がなく(微弱陣痛)子宮口が8cmまで開き、予定日も超過していたため陣痛促進剤を使って出産。流石に陣痛促進剤を使った時は痛かったです。


2人目もお腹の張りだけで全開までいきました。そのため、病院についた時点で全開だったので、あわや墜落分娩になるところだと思うとぞっとします。


2人目は痛みのあまりない陣痛で出産

2人目の時はきちんと子宮収縮があったため、陣痛促進剤なしで出産。陣痛による痛みはほとんど感じず、破水後少し痛むな程度の痛みで、急性胃腸炎の方がよっぽど痛いと感じます。


痛みに強いと自覚する筆者は、ひとり目は陣痛促進剤を使って4時間、2人目は病院についてから1時間で出産しました。自他ともに認めるスーパー安産です。
正直産むだけでいいなら、何人でも行けると思うくらいでした。

 

しかし、これは安産の方法でもありませんし、痛みに鈍いというのは産婦人科の先生に「恐ろしい」という言葉をいただくくらいの出来事ですので、あまり痛みがなさすぎるのも問題なのかもしれません。


ただ、普段から痛みに強い鈍いタイプの人は、陣痛の痛みにも強く、結果安産になるのではないでしょうか。


安産でも難産でもお産は命がけ!だからこそリラックスして臨む準備を


 難産はもちろんですが、安産であってもお産は何が起こるかわかりません。いつの時代だって命がけです。だからこそ、妊婦がリラックスして臨める状態が一番安産に繋がるのではないでしょうか。

上記の方法以外にも、音楽を聴きながらの出産など産院でもできる範囲で妊婦さんの要望を聞いてくれるはず。出来る限りの不安を払しょくして出産に挑んで下さいね!