妊娠中にもらうエコー写真。この写真をみて十月十日会えるのを楽しみにしているママたち。出産後も眺めているだけで、その頃のことを思い出せますよね。そんな思い出の詰まったエコー写真の保存方法について紹介します。


この記事の目次


エコー写真は放っておくと色褪せる!


妊婦健診でエコー検査をするともらえるエコー写真。もらったエコー写真は大切にとっておきたいですよね。


実はそのエコー写真、色褪せてしまうことはご存じでしょうか。妊娠中に色褪せているのを感じることはないかもしれません。しかし、数年後、子供が小学生になったときなど思い立ってみてみると、色褪せているということがあります。


エコー写真は光・熱に弱い

エコー写真の用紙の多くは感熱紙。そのため、光をあてると徐々に色あせてしまいます。また、熱にも弱いため高温のものに近づく・触れるとエコー写真が真っ黒になってしまうかもしれません。


そのため、エコー写真原本の保存に注意すると同時に、別途違うかたちでも残しておくと安心です。

 

エコー写真は何のために撮るの?


エコー検査は妊娠の経過が順調かどうか、ということを検査するものです。発達遅延・発達不全・先天性異常などをエコーを通してチェックします。

そのときの検査結果の様子や数値を記したものがエコー写真。


しかし、今はかわいい我が子の貴重な胎児の時の写真という記録の意味合いも強くなってきています。


 

胎児の顔の写真は必ず撮れるわけではない

ちなみに筆者の2番目の子は、子宮の壁に顔をひっつけるのが大好きな胎児でした。

経膣エコーから腹部エコーに変わってから毎回、医師の先生に「子宮の壁に顔をくっつけていてうまくうつらない…」と言われ続けることに。


そのため、顔のうつったエコー写真はありません。


あまりにも撮れなさすぎて、先生が気を遣って「ほら!キレイに足あとのエコー撮れたよ!」と足裏のエコーを下さるほど撮れませんでした…。


妊娠中は『顔みせてよ~』という気持ちがありましたが、今となってはいい思い出ですね。


エコー写真の原本は専用のアルバムに

(出典:Amazon


妊婦健診でもらったエコー写真。そのまま母子手帳にはさんでいる、なんてことはありませんか?


妊娠中、母子手帳はいろんな場面で出し入れします。また0歳の間も赤ちゃんの健診や予防接種などで母子手帳は使う機会が多いものです。


母子手帳にはさんでいるだけだと、どこかに落としてしまうかもしれません。アルバムにまとめておきましょう。


つわりがしんどい、安静指示でずっと横になっているなど、アルバムにまとめるのがむずかしい時は、封のできる封筒や袋に入れておきましょう。光に当たらないよう、透明の袋は避けてください。


妊娠中でも産後でも落ち着いてから、アルバムにまとめておくことをおすすめします。


アルバムは専用のものがおすすめ

エコー写真を保管するアルバムは、写真用のアルバムでもいいですが専用のアルバムがおすすめです。


一般的なサイズの写真用アルバムだと、まっすぐキレイに入らなかったり、場合によってはエコー写真をカットしなければなりません。


また専用のアルバムだと、妊娠の記録が書き込む欄のあるアルバムや、かわいらしいデザインのアルバムがあります。


是非、好みに合うものや、子供にぴったりなデザインかも?と思うものを選んでみてください。


たんじょうものがたり 【10ツキ10カものがたりwithはらぺこあおむし】

(出典:Amazon

 


Unconditional Rosie 妊娠日記&ベビーメモリーブック シール付き

(出典:Amazon

 

雑誌の付録でアルバムがついているかも!

エコー写真専用のアルバムは、妊婦雑誌の付録としても人気。

実際筆者は第一子の妊娠中に付録のアルバム目当てで雑誌を購入し、そのアルバムにまとめていました。


その時にしか出回らない非売品のアルバムですので、お気に入りのがあればそちらを使うのも◎。


スマホやデジカメで撮影してデータ保存

アルバムに入れていても、原本は経年劣化で色褪せてしまいます。そのため、エコー写真をもらったらスマホやデジカメでエコー写真を撮影しておきましょう。


そうすることで、データとして保存できます。スマホが壊れたり、紛失したりしてデータをなくしてしまわないように、データ化した後はバックアップも忘れずに。


スキャナで読み取ってデータ保存

エコー写真をスマホやデジカメで撮影するより、よりキレイにデータ化したいならスキャナで読み取るのがおすすめ。


家庭用のスキャナがあるご家庭は家でもできますが、家にはない、という方はエコー写真だけのためにスキャナを買うのはためらわれますよね。


その場合は、コンビニのコピー機でもスキャンしてデータ化することが可能です。


ただし、エコー写真は熱に弱いため、スキャナやコピー機の種類によっては真っ黒になってしまうかもしれません。


あらかじめエコー写真に対応しているかを調べる、もしくは別の感熱紙でテストプリントしてからにしましょう。


アプリを使う

(出典:株式会社カラダノート


スキャナ以外にもスマホでもエコー写真をキレイに残せるアプリがあります。


フォトスキャン by Google フォト

スマホで写真を被写体にして撮ろうとすると、どうしても光の映り込みが気になります。

そんな時は光の反射を除去してくれるアプリです。

このアプリでエコー写真を撮影すれば、光の反射が除去できるのでキレイに残すことができますよ。


iPhoneはこちら

Androidはこちら


ママびより

そのままをキレイに、というわけではないですがフレームを使ってエコー写真をかわいく保存するならこのアプリがおすすめ。フレームが選べる上に、週数も入力できるのがポイント。週数も写真と一緒に記録しておくことができます。


アプリ内に保存することもできるし、スマホに保存することもできます。


iPhoneはこちら

Androidはこちら


出産後につくるならエコー写真をフォトブックに


産後にすべてのエコー写真をフォトブックにしてしまうのもおすすめ。

1冊の冊子にすることでいつでも気軽にみることができますし、増刷も可能。


パパやママの両親にプレゼントしたり、子供が大きくなった時に渡す用に何冊かつくっておけるのも嬉しいですね。


手軽にパパっと作るならフォトブックアプリ

フォトブック用のアプリがたくさんでています。妊娠前から愛用している方も多いかもしれません。

自分で撮影したデータを使ってフォトブックアプリで作るのは、手軽なのがポイント。


自分の撮影よりプロの技術でつくる

エコー写真をうまく撮影できない、取り込めない、自分でアプリで作るのは苦手という人はカメラ屋さんに持ち込んで作ってもらう手もあります。


カメラのキタムラ「おなかのフォトブック」
カメラのキタムラ「おなかのアルバム」


記憶は色あせてもエコー写真は色あせないように保存を


出産後は自分の身体や慣れない育児でバタバタと過ごす日々が続きます。しかし、子供が少し成長して、ふとした時に子供のエコー写真を眺めると、月日が経つのはあっという間だなぁ、と感慨深い思いが胸をあったかくするでしょう。


思わず、妊娠していないおなかを撫でてしまうかもしれません。

久々にエコー写真を見てみたら色あせていた…!ショック!とならないためにも、きちんと保存しておくことをおすすめします。