どんな出産や育児がしたいか、という思いや希望を計画する「バースプラン」。しかし、新型コロナウィルスによってでバースプランに変化が?!今回はコロナ禍のなか、出産したママ684人にバースプランについて調査しました。バースプランの書き方に悩んでいるママ、必見です!


この記事の目次


バースプランを書いた時期はいつ?誰と考えた?


今回はコロナ禍になってから出産を経験したママたちにアンケート調査を実施。およそ8割(77.6%)のママたちがバースデープランを記入しました。


バースプランを書くのは妊娠後期が多数!

週数にばらつきはあるものの、妊娠8ヶ月~出産直前の妊娠後期にバースプランを記入した、という回答が多く見られました。


しかしなかには安定期~妊娠中期からプランを練っていた人もいらっしゃいました。


そのほか「病院の指示があったタイミング」「病院から妊娠中期と後期の2回提出を求められた」「コロナになり、再提出を求められた」と、病院側から指示が合ったタイミングという答えもありました。


バースデープランは誰と考えた?

自分ひとり

51.7%


助産師さんと

15.4%


夫と

30.3%


その他

2.6%


半数のママが自分ひとりでバースデープランを考えているという結果でした。およそ3人に1人は、父親となる夫と相談して考えているようです。


バースプランの書き方関連記事はこちら↓

 

コロナ禍で変化!先輩ママたちが書いたバースプラン


新型コロナウィルスがまん延したことによって、今までできていたことができなくなりました。出産も例外ではありません。さまざまな制限が生じているのです。


そこで、今回コロナだからこそ書いた、というママたちのバースプランをご紹介します。


産まれたらテレビ電話で報告

今回はコロナで面会ができなかったので生まれた後、テレビ電話で赤ちゃんを見せたいと書きました。


産声の録音

コロナ禍で夫の立ち会いができなかったため、産声の録音をしたいことを記入した。


陣痛のケア、写真撮影

コロナ感染予防で家族の面会が出来ないので、痛み時はさすって欲しいこと、産まれたあと写真を撮って欲しいことをバースプランに書きました。


オンライン立ち合い出産

オンライン立ち会いしてほしい。麻酔を早めにいれたい。会陰切開になったら切ってほしいと書いたような気がする。


写真・足型・産声の記録、進み具合の共有、励まし

コロナ禍で立ち会いなし、面会なしの出産だったため、生まれたての赤ちゃんの記録(写真、動画、足形)特に産声を撮ってもらう事や、陣痛時一人で不安なので安産で産めるようなアドバイスや励ましをしてもらいたいと記入。

あと上の子が難産だったため、お産の進みを教えてほしい、あとどれくらいか痛みのゴールを教えてもらうように記入した。


マッサージによる陣痛緩和

陣痛をできるだけ緩和できるようマッサージをしてほしい、分娩後テレビ電話を繋ぎたい、写真撮影をしたい、と記入。


詳細説明

コロナ禍だったので、陣痛も付き添いなしのため、全て細かく説明してほしいと書いた。


無痛分娩

コロナで立ち会いできないので無痛分娩希望しています。

 

赤ちゃんのお世話方法

母親学級などに参加できなかったので、沐浴の仕方などの赤ちゃんのお世話について丁寧に教えてほしいことを記入しました。


コロナによる面会や立ち合い出産の制限のため、ママひとりで出産に挑むことに対してのケア、という点を重点的に盛り込んでいるようですね。


またコロナによって両親教室が開かれなかったり、縮小開催や実演なしでわかりづらかったりで赤ちゃんのお世話についてもバースプランに盛り込んだという声も。


バースプランは陣痛~出産までのことと思われがちですが、産後の育児の部分も含まれます。


母乳育児、混合育児、など授乳についてや、沐浴の方法、オムツなどについても記入しておきましょう。

 

「やってよかった!」バースプランについてのママたちの声


バースプランに書き込み、出産時にやってよかったとママが感じた内容をまとめました。


胎盤を見る・触れる

胎盤を触る事ができたこと。

胎盤を見せて欲しいと書いていて良かった。


意外と多かったのが「胎盤が見たい」という声!


胎盤のおかげで赤ちゃんが成長し、出産が終わるとその役目を終え一緒に体外へと排出される臓器に思いを馳せるママが多いのかもしれません。


かくいう筆者もバースプランに記入しました。

(ひとり目は写真がとれませんでしたので、2人目には胎盤の写真を撮りたい・胎盤の重さを知りたい旨をバースプランに記入)


へその緒を自分でカット(もしくは夫がカット)

4人目にして胎盤を見れて触れたこと、へその緒を切れたことがよかった。


バースプランに記入せずにいると、先生が処置の一環でカットされることもあります。


へその緒カットを希望する場合は記入しておきましょう。


カンガルーケア

カンガルーケアをやってよかった。産後すぐの疲れも吹き飛ぶ。

カンガルーケアは2人目からやり、とても良かった。


生まれてすぐに赤ちゃんを抱っこするカンガルーケア。

出産前は「生まれたらいつでも抱っこできるから不要かも?」とイメージしにくい方もいらっしゃるかもしれません。


しかし、やっとの思いで生まれてきた我が子とその瞬間に触れあえることは、なんとも表現しがたい喜び・感動といった感情がわいてきますので、おすすめです。


声掛け

コロナで面会が制限されていたので、元々不安になりやすい性格であると相談していたので、その都度声をかけてもらえた。


声掛けはよかったと感じるママが多いようです。ただし、声のかけ方によってはスタッフとの相性が合わなかった、という声もありました。


呼吸方法(いきみ逃し)

分娩時のいきみ逃しについて、バースプランに深呼吸の方法を挙げていたので、助産師さんがそれを促してくれてとても助かりました!

苦しい中でも、深呼吸のおかげで楽に陣痛を乗り越えることができました。


お産は呼吸が整えば、比較的ラクになると考えられています。

そのため、呼吸方法について記載しておくことも大切です。


テレビ電話(オンライン)立ち合い出産

県外にある主人は立ち会うことができなかったのでテレビ電話を繋げたのはよかった。

テレビ通話で立ち会い出産ができた。


コロナ禍でバースプランに記入されることが多くなった「オンライン立ち合い出産」。

これなら離れていてもも見守ってくれているという安心感があるかもしれません。


また、声も届きます。オンラインでの立ち合い出産は、外面の向こう側にいるパパや家族にもどういった声掛けをしてほしいのか、あらかじめ伝えておくといいでしょう。


「書いてて正解!」バースプランは具体的に!まずは相手に伝えることが大事

(びっちり書いた、筆者のバースプランの一部 ※コロナ前です)


お産満足度の高いママの声でバースデープランを具体的に書いてよかった、というのがいくつか見られました。


出産に必死でその場でやりたいことを思いついたりは難しいので事前に調べてやりたいことを伝えておくと助産師さんたち主導で行ってもらえるのでよかったと思います。


【お産満足度80点】


具体的な内容を書き出しておくことで関わってくれた医療スタッフさん、家族、私でチームのような一体感でお産に挑めた。


【お産満足度100点】


いざ陣痛になると、痛みで書いた内容忘れます!!バースプランに書いていたことは、自分が忘れても助産師さんが覚えてくれていて、おしえてくれたので、あとで後悔せずにすみました。


【お産満足度80点】


しっかりバースプランを書いておけばよかった…ママの声

その一方で、出産後に後悔するママもいました。


初めての出産で、バースプランを考える事自体、何がしたいのか分からず、出産後に『胎盤を見てみたかった』『臍の緒を主人に切って欲しかった』『出産後、授乳の事など、優しく丁寧に教えて欲しい』など、こう書いておけばよかったなーということがいくつかあった。


【お産満足度40点】


先輩ママからのアドバイス

立ち会いのことを主に書いていたのですが、コロナで立ち会いが出来なかった…。

もしこれから先、出産する方にアドバイスできるとしたら…コロナなどで立ち会いができない可能性があって心細かったり不安がある方は、分娩中に電話を繋いでも大丈夫か確認しておいたりバースプランに書いておくといいかもしれません。


【お産満足度50点】


コロナによって、出来ないことも増えました。

しかしコロナ前でも産院によって出来る、出来ないの差はありました。


そのため、大切なのは


①出産予定の産院で取り組めることを確認すること

②そのうえでバースプランを考えて、具体的に伝えること


なのではないでしょうか。


例えば「声掛け」ひとつにしても『松岡修造ばりの熱血声掛け』がいいのか、淡々と経過を言ってほしいだけなのか、具体的に伝えておくのがいいと思います。


筆者は里帰り出産でしたので、34週目に里帰り先で妊婦健診を受けた後、出来ることや出来ないことを確認したうえで、夫婦で話し合って作成しました。


「したいこと」や「してほしいこと」に意識が向きがちですが、「してほしくないこと」も書くのを忘れずに!

 

 書かないで後悔するなら書いた方がいい!ただし母子の命が最優先


どれだけバースプランをこだわって書いても、「コロナで当初予定していた立ち合い出産ができなかった」「緊急帝王切開でバースプランはひとつもできなかった」という声もありました。


そしてそれと同時に「もっと書いておけばよかった」という後悔の声もありました。


しかし


元気に産まれてきてくれただけで大満足!


というママの声も。


立ち合い出産やカンガルーケアなど、したいことが出来るにこしたことはありませんが、そうでなくとも母子とも命に別状なく出産できることがなによりも大事なのです。


とはいえ、バースプランを書かずにあとで後悔をするくらいなら、書いての後悔の方が個人的にはいいと思っています。


また『出来ないだろう』と決めつけずに、まずは希望を出すことからはじめてみてほしい、とも思います。


ひとりでも多くのママたちが満足度の高いお産ができますように。


photo by photoAC