乳幼児を育てるママたちを悩ませる「おむつ問題」。

 

布おむつにするのか紙おむつにするのか、という問題から始まり、サイズアップのタイミングや、伝い漏れや横漏れなどおむつのサイズや機能に対する悩みなどおむつ問題は尽きません。


今回は「おむつゴミ箱の悪臭問題」に注目。


悪臭のあまり、どんなゴミ箱がよいのか悩むママも多いでしょう。


でも実は専用のゴミ箱でなくてもおむつの臭いが気にならなくなる方法があるんです!


おむつゴミ箱の消臭には【正しい捨て方】【BOS防臭袋】【便はトイレに捨てる】が効果的!


臭いの発生を最小限に抑えたり、臭いを広げない対策をすることで悪臭はぐっと減るからです。


2児を育てている私の体験をもとにおすすめの消臭対策をご紹介します!


この記事の目次


ママたちのおむつ処理にまつわる悩み3つ


ママびよりでも以前育児中のママたちにおむつについてアンケートをとったところ


・臭い

・ゴミ箱のサイズ

・ゴミ箱の置き場所


この3つに悩んでいるママの声が多く寄せられました。

※おむつアンケート【おむつで悩んだ、困ったなどがあれば教えてください】2017/10/17~10/20 育児中のママ454人(ママびより)


おむつで悩んだ・困ったというママたちの声を一部抜粋してご紹介します。


臭い・衛生面

普段は布オムツを使用しています。

お出かけ時や天候の悪い日は紙オムツですが、ゴミが増える事とうんちの臭いもれが気になります。

当初、布オムツの予定だったので、紙オムツ専用のゴミ箱やゴミ袋は買っていなくて蓋付きバケツしか用意せず…。

今もバケツにスーパーの袋を入れて使っています。 蓋はあれど、臭いや衛生面など気になりながらそのままです。

 

ゴミ箱のサイズ・置き場所

専用ゴミ箱を作ったけど小さいからそんなに入らない。

夏場の使用した後のオムツの置場所。臭いも気になり困りました。


 

おむつ処理のキホン「おむつの捨て方」


多くのママを悩ませるおむつの臭いとかさばるゴミ。

でもちょっと待ってください。


おむつ、正しく捨てていますか?


まずはおむつ処理のキホン「おむつの捨て方」確認していきましょう。


おむつを正しく捨てることで


・臭いを軽減

・嵩張りを減らす


この2点の効果が期待できます。


おむつのタイプは2種類

まずおむつには


・テープタイプ

・パンツタイプ


の2種類があります。


テープタイプは寝ころんだまま簡単におむつ替えができます。

新生児~寝返りし始めのころの赤ちゃんにぴったり。



パンツタイプは寝返りや、ハイハイをし出した赤ちゃんの使用がおすすめです。


動き出すとテープでは横モレ・腹モレ・テープのずれなどが気になってきますので、ギャザーのついたパンツタイプの方が動きやすく、ずれも起こりにくいのでモレの心配もぐっと減ります。


どちらのタイプも「丸めて捨てる」

おむつの捨て方は


排泄物を内側にしてくるむように丸めて捨てる


です。


内側にくるむことで、手に汚れが付きにくく、開いたまま状態よりも臭いが軽減。

またしっかりと丸めることでおむつゴミがコンパクトになり、必要以上に嵩張らないようになります。


テープおむつのキホンの捨て方


①前の部分で少し出ているところを左右ともに内側へ畳み込みます。
②前側から後ろへと排泄物の部分をくるむように丸めていきます。
③丸めたら、おむつを止めていたテープで固定して完成です。

パンツタイプも同様に前から後ろへと排泄物をくるむように丸めていきます。


どのメーカーのオムツにも丸めた後に固定できるようにと後ろ側にテープがついていますので、そのテープで固定します。


「臭いが気になる」「ゴミがかさばる」と悩んでいる方はまずはこの基本ができているか確認してください。


おむつの臭いはコレでなくす!とっておきの消臭方法&アイテム


乳児を育てて数ヶ月のママさんの多くは、上記の捨て方を実践されている方がほとんどでしょう。

それでも臭いが気になる、というママたちにとっておきの消臭方法とアイテムをご紹介します。


BOS防臭袋

臭いを閉じ込めるならBOS防臭袋が断然おすすめ!


スーパーの袋など一般的な袋は臭いを通してしまうそうです。

消臭成分が入っている消臭袋も、時間の経過とともに消臭効果が薄れてしまうため、再び臭いが出てきてしまいます。


BOSの防臭袋は臭いを消臭するのではなく、袋の素材そのものに注目。

臭いを通しにくい素材開発をすることで、長時間経っても臭いにくい袋を生み出したのです。


制作しているクリロン化成株式会社の公式サイトでは消臭と防臭の違いについてより詳しく書かれています。

参考:臭いコラム BOSひろば「消臭袋と防臭袋ってどう違うの?」(驚異の防臭袋BOS公式サイト)


私は第1子出産時からBOS防臭袋の愛用者。


他のおむつ袋や、生ごみ用袋、スーパーでもらった袋、本屋さんの袋、紙袋などいろんな袋を一通り試しましたが、BOS防臭袋が一番臭い漏れがありませんでしたよ。


子どもがウンチをしたおむつは全てBOS防臭袋に入れてから捨てています。


また、BOSの防臭袋は医療用の便回収袋開発の技術を活かして作られているので、高い信頼性があるのもポイントですね。

 



さらに防臭!3ステップ処理

BOS防臭袋をもってしてでも臭いが気になる…!

それならこの3ステップ処理をしてみてください。


①いつも通り使用済みおむつを丸める
②袋に入れる前に新聞紙やラップでおむつをくるむ
③新聞紙もしくはラップでくるんだおむつを袋に入れる

新聞紙は臭いを吸収してくれるので、袋一枚よりも防臭効果が期待できます。


食品に使うラップの多くには「ポリ塩化ビニリテン」という素材が使用されているのですが、この素材は臭いや湿気を通しにくいため、こちらも防臭効果が高くなります。


ウンチは便器に流す


新生児~離乳食開始前の乳児の便はやわらかく、臭いもきつくありません。


しかし、離乳食が始まると摂取した食品の消化が始まるため、臭いも少しずつきつくなってきます。また個人差はありますが、ウンチの形状にも変化が出てきます。


やわらかい便は難しいのですがある程度の硬さがある便であれば、トイレの便器に便を流してください。


臭いのもとをゴミとして処分するのではなく、トイレで汚物として流してしまうことで発生源がなくなるため、グッと臭いが減ります。


おむつやおしりふきはトイレに流せませんのでご注意ください。


おむつ専用消臭剤を使う

それでもやっぱりにおいが気になる…!という人はゴミ箱におむつ専用の消臭剤を使ってみてください。匂いで臭いを消しましょう。


私が愛用しているのは「おむつゴミサワデー」です。


リンゴのさわやかな香りで、おむつ臭との相性がいいようで嫌な臭いは感じません。


他の消臭剤ですと消臭剤の香りと臭いが混ざってしまうこともありますので、おむつ用に作られた消臭剤がベストです。




ゴミ箱は大きめで!専用でなくてもOK!フタも不要


ゴミ箱を買うなら大きめのものがベター。


また捨て方やライフスタイルによっては


・おむつ用のゴミ箱を買う必要なし

・フタの有無も問わない


と、普通のゴミ箱に捨てる感覚でおむつの処理が可能なんです!


女性は無意識に小さ目のゴミ箱を選びがち

新生児のおむつのサイズの小ささに「ゴミ箱は小さ目でいいか」と思う方もいらっしゃるかもしれません。


特に女性は生理のナプキンを捨てるゴミ箱が妊娠前までは身近にあったため、衛生品のゴミ箱は無意識に小ぶりなものを選んでしまいがちになります。


しかし、新生児は1日10回以上おむつを帰るなんてことはザラ。


ひとつひとつは小さくても量が多いのでかさばります。

またおむつのサイズは成長とともにアップしていきますし、それとともに排泄物の量も増加します。


ゴミ回収日までゴミをためて置けるサイズのものを選ばないと、おむつのゴミが常にあふれ出ているなんてことになりかねません。


週に2回ゴミ回収がある地域であれば、


日中は保育園…10~20L前後

家庭保育…30~40L前後


上記の容量を目安にゴミ箱を購入すると、あふれる心配はないでしょう。


おむつ専用のゴミ箱にしなかった3つの理由

我が家ではおむつ用のゴミ箱は使用しませんでした。


里帰りの時におむつ用のゴミ箱を両親が購入してくれていたのですが


・2人分のおむつだとすぐにあふれる

・おむつ用のゴミ箱の掃除が面倒

・袋に入れずに捨てると結局悪臭がする(ゴミ箱に悪臭がついて取れない)


上記3つの理由で、専用のゴミ箱の使用はすぐにやめてしまったのです。


臭いが漏れない工夫などがされていて機能的だとは思うのですが、2歳差育児のずぼらママである私には専用のゴミ箱は適していなかったようです。


防臭袋に入れて捨てるからフタも不要

ではどのように捨てていたかというと、BOS防臭袋に入れて大きめのゴミ箱に捨てていました。

フタはついていません。


しかし臭いがすることもなく、特に支障もありませんでしたよ。


生理用品のゴミ箱も基本的にはフタ付きですので、臭いが気になる衛生品のゴミ箱はフタが必要、と思われる方も多いでしょう。

しかし防臭袋がフタの役目をしてくれるので、臭いが気にならなければOK!なタイプの方は、フタは不要です。


ゴミ箱の場所は洗面所やトイレ!成長に合わせて場所を変えよう

ゴミ箱の置く位置は

「トイレ」

「洗面所」


この2択が一般的。


ただし、まだ寝返りをしない赤ちゃんの頃は、ベビーベッドのそばにゴミ箱を設置がラクです。

その場合は防臭袋に入れて捨てるなど、臭いが出ないような工夫は必要になります。


おむつのゴミ箱悪臭対策はゴミ箱ではなく臭いの元を断つことが大切!


おむつ処理の悩みは


・臭い

・ゴミ箱のサイズ

・ゴミ箱の置き場所


この3つ。


まずはキホンの【丸めて捨てる】をしたうえで【便はトイレに流す】【使用済みのおむつはBOS防臭袋に入れて捨てる】をしてみてください。


これでかなり臭いは減ります。


より臭いを抑えたいママは【3ステップ処理】【おむつ専用消臭剤】を取り入れてみて。


おむつゴミの臭い対策はおむつのゴミ箱を変えるのではなく、おむつの処理の仕方を変えて悪臭のもとをなくす・閉じ込めることでおむつのゴミ箱の消臭につながりますよ。