よくある定番メニューはいつから食べられるのようになるのか?と離乳食期のママは疑問に思いますよね。


定番メニューの「カレー」は離乳食には不向きなメニューなんです。


しかし、1歳からは赤ちゃん用商品のルーやベビーフードカレーがありますのでどんどん活用したい定番メニューでもあります。


何故ならカレーには5つのメリットがあるから!


①野菜がたくさん摂れる

②食の進みが早くなる

③遊び食べ防止につながる

④親子で同じメニューを食べることができる

⑤冷凍保存が可能


と、子育てママにとってはありがたいポイントが盛りだくさんのメニュー、それがカレーなのです。


筆者の子ども達もカレーは大好きなので1ヶ月に数回はカレーが食卓に上がります。


今回は、そんなカレーについてみていきましょう。


この記事の目次


カレーが1歳(生後12ヶ月)からの理由


一般的にカレーには20~30種類のスパイスが入っています。

赤ちゃんにはどれも刺激が強いため、離乳食には不向き。


大人にとっては食欲が沸くようなスパイスの香りも、赤ちゃんには刺激が強すぎるのです。

参考:「ステップ離乳食(アプリ)」(カラダノート)


風味づけのカレー粉は離乳食後期からOKだが慎重に


しかし、カレーではなく「カレー味」の風味づけにカレー粉を使用するのは生後9ヶ月ごろ、離乳食後期の3回食からOKです。


とはいえ、市販のベビーフードや子ども用のカレールー、レトルトカレーをみてみると、早くて生後12ヶ月(1才)からのものばかりでした。


1歳4ヶ月・1歳半からといった商品も多いため、無理に離乳食後期からカレーを食べさせる必要はありません。


カレーの5つのメリット


赤ちゃんがカレーを食べられるようになるとこんなメリットがあります。


①野菜がたくさん摂れる

②食の進みが早くなる

③遊び食べ防止につながる

④親子で同じメニューを食べることができる

⑤冷凍保存が可能

①野菜がたくさん摂れる

カレーと言えば具に野菜を多く使うのが特徴的です。

一般的なものですと「玉ねぎ」「にんじん」「じゃがいも」ですが、他の野菜とも合います。


バーモンドカレーで有名なハウス食品が紹介している「野菜たっぷりカレー」のレシピによると、


・トマト

・さつまいも

・ズッキーニ

・なす

・かぼちゃ

・パプリカ

・オクラ


上記の野菜もカレーと相性が良いようです。

参照:「野菜たっぷりカレー」(ハウス食品株式会社)


また子ども用のカレーですとコーンをいれることも多いです。


筆者も子ども用のカレーにはコーンを入れて、福神漬けの代わりにブロッコリーを添えています。

ブロッコリーを添えると彩りがよくなるのでおすすめですよ。


さらに、たんぱく質となる肉や魚介類も種類を問わず相性が良いものが多いのもカレーのいいところ。


いろんな栄養を摂ってほしい!からこそ、カレーをうまく活用したいですね。


②食の進みが早くなる

多くのお子さんが「カレー大好き」になるのは、スパイスのおかげ。


スパイスにはいくつか効果がありますが、そのひとつが「食欲増進」です。


カレーのスパイスとして代表的な「クミン」には食欲増進の効果があります。

さらに消化促進、整腸作用や抗酸化作用があり免疫力を上げる効果も期待できるのです。


食欲をそそるスパイスの香りに抗うことができず、カレーをパクパク食べることで「食べる」に自信がつきます。

自信がつくから、その料理が大好きになる。大好きだから進みも早くなる。こうして食事の好循環が起こっていくのです。


③遊び食べ防止につながる

離乳食後期~幼児食の時期に多くのママやパパを悩ますのが「遊び食べ」。


できることや興味関心が増えることで、食事中に食事以外の事に気をとられてしまい食事がなかなか進まないので、やきもきしますよね。


カレーならスパイスの効果もあり、「食べる」に集中しやすくなります。


遊び食べが多い時期なので、カレーで食べることに集中出来たら、「できたね!」とお子さんににこやかに伝えてあげてください。

自然と遊び食べをしないことに繋がっていきます。


実際、筆者の子ども達もカレーの時は遊び食べゼロです!


★よく噛んで食べよう★

ただし、「カレーは飲み物」のように流し込んで食べるタイプのお子さんには注意が必要です。

離乳食期はしっかりと食事を噛んで食べることを学ぶ時期でもあります。

ご飯のかたさや具の大きさを調整しながら、噛んで食べるを促してください。


④親子で同じメニューを食べることができる

カレーのいいところは「親子同じメニュー」ができること。


親子一緒なので、調理の手間が省ける上に、子どもも親と一緒のものを食べている安心感が得られます。


野菜をカットするサイズ、ルーの辛さを調整する必要があるため、鍋は二つ必要ですが、ほぼ同時進行で作ることができるので時短なのも嬉しいポイント。


⑤冷凍保存が可能

カレーは冷凍保存が可能なメニューです。

電子レンジで解凍してご飯にかければそのまま食べることができるので、ママの体調不良時や離乳食を作る時間がないタイミングなどに重宝します。


筆者は1回分(80~150cc程度)の小分けタッパにいれて冷凍保存していました。

合わせてご飯(軟飯)も冷凍しておけば、ご飯の炊き忘れがあってもカレーライスを与えられます。


★じゃがいも・にんじんに要注意★

冷凍保存をするときにはじゃがいもやにんじんに注意が必要です。


じゃがいもやにんじんは冷凍すると食感が損なわれるため、冷凍前につぶしてマッシュ上にして混ぜるか、あらかじめ細かく切っておきましょう。


冷凍した離乳食のカレーは1~2週間を目安に使い切ってください。


カレーを与える時に気をつけたい3つのポイント


メリットたくさんのメニューカレーですが、離乳食で与える時に気をつけてほしいポイントが3つあります。


①離乳食用のものを選ぶ

②大人用のルーは幼児食(1歳半~)から

③小麦粉アレルギーに要注意

①離乳食用のものを選ぶ

離乳食期にカレーを与える際は必ず月齢に沿ったものを与えましょう。

カレーはスパイスが入っているので月齢によっては刺激が強いものがあります。


②大人用のルーは幼児食(1歳半~)から

各種メーカーによって異なりますが、脂質や添加物が多いため離乳食には不向き。

幼児食(1歳半)以降に、既定の量よりも少ない量で、牛乳などでマイルド・薄味にして使用します。

参考:「ステップ離乳食(アプリ)」(カラダノート)


筆者は我が子が6歳までは、幼児用のカレールーを使用しています。

小学生に上がってからバーモンドカレー(甘口)にチャレンジ。

この辺りはお子さんの味覚の個人差になりますが、少なくとも1歳半~2歳前後までは薄味を意識してあげましょう。


③小麦粉アレルギーに要注意

カレーで見落としがちなのが「小麦粉」です。


一般的にカレーのルーには小麦粉が含まれています。

小麦粉によってとろみを出しているからです。


そのため、小麦粉アレルギーのある人は小麦粉を使用していないルーを選んでください。


また、スパイスも極まれにアレルギーを起こす人がいますし、離乳食期の子どもの胃腸はまだまだ未熟です。

はじめてカレーを与える時は、今までと同様に食後の体調に変化がないかしっかり観察してください。


ファーストカレーにおすすめの野菜は「かぼちゃ」


離乳食ではじめてのカレーを食べる時におすすめしたい野菜は「かぼちゃ」です。


かぼちゃは離乳初期から使える野菜なので、お子さんにとっても食べなれた味。


甘みがあるので、カレーのスパイスをよりマイルドに食べやすくしてくれます。


 

離乳食から幼児食で大活躍のカレー!


カレーはスパイスが含まれているので離乳食には不向き


風味づけのカレー粉は早くて生後9ヶ月からにしましょう。

カレールーを使って食べるカレーライスは生後12ヶ月、1歳以降から取り入れてください。


離乳食には不向きなカレーですがメリットもたくさんあります。


たくさんの野菜を食べることができる上、スパイスの効果で食の進みが早くなり、遊び食べ防止にもなることです。

親子一緒のメニューであることや冷凍保存できるのもポイントですね、


筆者の家でもカレーは人気で「夜ご飯はカレー」というと子ども達は大喜び!

親としてもラクチンレシピなので、大喜び(笑)


野菜を星形にカットする、カレーの上にアンパンマンポテトを乗せる、といった簡単な工夫で子ども達のテンションもさらにUPします。


なお、大人用のカレーにチャレンジする際は「コーンスープ(顆粒)」を準備しておくのがおすすめ。

カレーの辛さを緩和してくれます。


子どもが辛い!と感じた時にそのままルーと混ぜ合わせることで辛さがマイルドになりますよ。