『おもちゃを買うなら月齢に合ったものを』と聞きますよね。
しかし、できれば長く使ってほしいと思うのが親の本音。
今回は1歳の頃に購入し、その後長く愛用しているおもちゃを9つ紹介します。
なかには5年以上愛用しているおもちゃもありますよ。
筆者は男の子と女の子の子どもを持つママですので、男の子ママ・女の子ママ、双方の目線でご紹介します。
この記事の目次
- 実際に購入してよかった!長く使えるおもちゃ9選
- ①レゴデュプロ
- ②はじめてのつみき 赤ちゃんと地球にやさしい松のつみき ウッディプッディ
- ③三角クーピー
- ④カラーワンダーうきうき塗り絵
- ⑤そり
- ⑥ビニールプール
- ⑦ものまねぬいぐるみ
- ⑧ポポちゃん
- ⑨Sweet Little Chef 木製 ままごと サクッと切れるままごと クッキングセット 木箱入り
- 長く遊べるおもちゃは年齢で遊び方が変化するおもちゃ
実際に購入してよかった!長く使えるおもちゃ9選
まずは実際に買ってよかったおもちゃのラインナップをご紹介します。
①レゴデュプロ
②ウッディプッディはじめてのつみき
赤ちゃんと地球にやさしい松のつみき
③三角クーピー
④カラーワンダー
うきうき塗り絵
⑤そり
⑥ビニールプール
⑦ものまねぬいぐるみ
⑧ポポちゃん
⑨Sweet Little Chef
サクッと切れるままごと クッキングセット
上記9つは
「ブロック・積み木」…創造遊び・機能遊び
「クーピー・塗り絵」…創造遊び・機能遊び
「季節のおもちゃ」……機能遊び
「ぬいぐるみ・人形」…想像遊び
「ままごとおもちゃ」…想像遊び
それぞれこのような遊びに分類されます。
なお遊びの分類は、ドイツの心理学者カール・ビューラー氏が提唱したものを参考に「創造」「機能」「想像」「受容」の4つに分類されたものです。
参考:「世界トップ機関の研究と成功率97%の実績からついに見つかった! 頭のいい子にする最高の育て方」(Amazon)
創造遊び(構成遊び)
イメージをカタチにする遊びのこと。3歳ごろから
機能遊び(運動遊び)
手足や全身の運動機能を使う遊び。運動遊びは3歳ごろからだが、手足や全身運動遊びに至るまでに触れたり動かしてみたりといった「感覚遊び」があり、感覚遊びは生後2~3ヶ月から始まる。
想像遊び(模倣遊び)
イメージすることを楽しむ遊び。いわゆるごっこ遊びのこと。2歳ごろから。
受容遊び
見たり聞いたりすることを楽しむ遊びのこと。絵本の読み聞かせ、テレビなど。1歳からはじまり、本格的に楽しめるのは5歳ごろから。
つまり、1歳から幼児の間は上記の4つの遊びを通じてたくさん学んで成長します。
また発達に応じてできることが違うため、おもちゃには推奨年齢が書かれているのです。
今回、筆者がピックアップした9つのおもちゃは、子どもが成長するにつれ、遊び方も柔軟に変化できるおもちゃ = だから「長く使える」おもちゃなのです。
それでは次項から筆者が撮影した写真と共に長く愛用している我が家のおもちゃたちを紹介してい行きます。
①レゴデュプロ
男の子も女の子にも人気のおもちゃ、レゴブロックです。
通常のレゴよりも大きなサイズのブロックで、誤飲予防になります。
■我が子の遊びの変化
1歳…とにかくブロックをくっつけることが楽しい。
壊した時の音が楽しい。想像性よりは機能性を高める要素が強い。
3歳…オリジナリティあふれる作品をつくるようになる。
(ロケット・救急車・ロボット・お庭など)
5歳…レゴでおうちをつくりはじめ、人形を住まわせる。
(創造遊びと想像遊びを同時に行う)
②はじめてのつみき 赤ちゃんと地球にやさしい松のつみき ウッディプッディ
こちらの積み木は0歳の時に購入。
6歳の年長になった今でも遊んでいます。
木の柔らかさ、温かみがあり、面取りがされているので小さい子どもも安心です。
他にも、カラフルなものや素材が柔らかなものなど色々ありますが、木製でシンプルなものだからこそ、長く遊べるのかもしれません。
■我が子の遊びの変化
1歳…転がし遊びや、両手に持ってシンバルのように積み木同士をぶつける音を楽しむ。親が積んだ積み木を壊して崩れるさまを楽しむ。(年の近い兄弟姉妹がいると下の子が壊してしまいケンカになる・子育てあるある)
3歳…積み木を高く積み上げる→積み木ですべり台を作ったりお城をつくったりする。指でブロックをつかみ、落とさないように積み上げるといった体の機能が成長することで、自分がイメージしたものを作ろうとしていく。
5歳…積み木を高く積む競争をする(社会性の芽生え、競争意識)、積み木を食材に見立てておままごとをする。(想像遊び)
③三角クーピー
三角になっているので、小さな子どもでも握りやすく、力が入れやすいので愛用しています。
また通常のクーピーよりも短く、太いので折れにくいのも嬉しいポイントです。
筆者の子どもには同じクーピーをそれぞれに購入しています。
■我が子の遊びの変化
1歳...握ることで感触を楽しみながら、紙に色がつくことを楽しむ。
2歳…ぐちゃぐちゃと色を塗りたくる(男の子)アンパンマンの顔をかけるようになる(女の子)
3歳…ぐちゃぐちゃだが、何かしらのイメージはある様子の発言が出てくる(「車を書いた」など)、眉毛・顔から手足がはえるなど顔を中心に、書き込みが増えていく。
5歳…楽しかったことを絵で表現する。身体ができて靴を履いたり、リュックを背負ったりと書き込みがどんどん増える(女の子)
絵は個人差がありますが、筆者の子どもを観察している限り、女の子の方が人の顔(表情)に興味が向きやすい傾向があると感じました。
実際、「表情認知」の分野では、男性より女性の方が優れていることが様々な研究によりわかっています。
子どものお絵かきひとつでも、早々に人の顔をかき出すタイプ、とりあえず塗りたくる、抽象画でイメージを訴えるなどさまざまです。まさに創造遊びですね。
④カラーワンダーうきうき塗り絵
これは、飛行機や新幹線などの移動中に重宝しているおもちゃです。
インクは透明なので、手や机などに描いても汚れることがありません。
しかし、専用の塗り絵シートに描くと色が出てくるという不思議な仕組みのおもちゃです。
我が家では移動中のお供と言っても過言ではないくらい、もう何冊も愛用しています。
■我が子の遊びの変化
1歳...握ることで感触を楽しみながら、紙に色がつくことを楽しむ。
3歳…色をイメージしながら枠に収まるように塗る努力をする。
5歳…枠からはみ出さないように丁寧に塗る。より細かく色分けができる。
⑤そり
筆者の子ども達。1歳の下の子を3才の上の子が引っ張る。
雪遊びには「そり」が欠かせません。
「そり」はお座りができるようになれば遊ぶことのできるおもちゃです。
筆者はプラスチック製の軽くて使いやすいものを購入。
■我が子の遊びの変化
1歳…平地を引っ張ってもらいながら乗る。遊びより雪上のベビーカーのイメージ。
2歳…親子一緒に乗って滑る。
3歳…親子一緒に乗って滑る、荷物や下の子を乗せて引っ張る。
5歳…自分で滑る、荷物や下の子を乗せて引っ張る。
雪が降る地域にお住いの場合は、3歳ごろからひとりでそり滑りをできる子も多いでしょう。
また、そりを使うという雪遊びは自然体験のひとつ。
文部科学省では自然体験について以下のように述べています。
自然体験や生活体験といった体験が豊富な子供やお手伝いを多くしている子供,生活習慣が身に付いている子供ほど,自己肯定感や道徳観・正義感が高い傾向が見られます。
つまり、小さなころから様々な経験を積んでいる子どもは自己肯定感が高くなる傾向があるのです。
運動遊びのひとつとして身体能力の向上ができる遊びですが、体験を通じて子どもの情緒の成長を育む遊びとも言えますね。
⑥ビニールプール
(マンションに住んでいた時。100cm*70cmプールに入る1歳半ごろの我が子)
そりに続いて身体を使う遊びに活用したいのがビニールプール。
先ほどは冬の遊びに対してこちらは夏の遊び。
近年の日本の気候なら5~9月ごろまで遊べる地域も多いですね。
ご家庭に合ったサイズのものを選びましょう。
■我が子の遊びの変化
1歳…水の感覚を楽しむ。冷たい、気持ちいいを楽しむ(感覚遊び)
3歳…水に顔をつける、バタ足をするなど水中で体を使った遊びをする。
⑦ものまねぬいぐるみ
筆者が持っている上記のおもちゃは子どもが1歳の頃にプレゼントでもらったもの。
お話をするとそのセリフを真似てオウム返ししてくれるものまねぬいぐるみです。
このぬいぐるみには腹部左下に「笑」のボタンがついており、そこを押すと「あーはっはは」という笑い声を交えて物真似をしてくれます(笑)
■我が子の遊びの変化
1歳…喃語で応戦。自分が言った言葉を返してくれるのでかなり夢中になる。
3歳…しっかりとお話ができてくるころなので、真似をしてもらうのが楽しい。
5歳…真似るだけでは少し物足りなさそう。笑いのボタンを押してつられて笑っている。もう卒業の雰囲気有。
子どもが成長するとともに物真似機能はあまり使われなくなり、人形としてごっこ遊びに使われています。
なお幼児用でないものの場合は、1歳前後のお子さんに与える際は十分に注意してください。
口に入れたりすると部品がとれてしまう可能性があります。
⑧ポポちゃん
女の子に人気のポポちゃん。
こちらは下の子の妊娠中にいただきました。
筆者の子どもは2つ差ですので、子どもが1歳のときです。
弟か妹ができることが分かった時に上の子にプレゼントすることで、赤ちゃんに親近感がわきますね。
■我が子の遊びの変化
1歳…お洋服をとりあえず脱がす。機能遊び重視の印象。
2歳…下の子が生まれたためか、ポポちゃんを抱っこしたり、ミルクをあげたりするようになる。おそらく母親(筆者)の模倣遊び。
3歳…引き続き模倣遊び。この頃は下の子が離乳食期だったのもあり、よくおもちゃのご飯を食べさせていた。
4歳…ごっこ遊びの相手に見立てる。
⑨Sweet Little Chef 木製 ままごと サクッと切れるままごと クッキングセット 木箱入り
これは筆者の上の子が2歳の誕生日の時に購入したのですが、下の子は1歳の時から遊んでいました。
おままごとのおもちゃは一昔前は女の子のおもちゃのイメージが強かったですが、令和の現代ではジェンダーレスなおもちゃとなっています。
筆者の幼馴染も、息子の誕生日プレゼントにおもちゃのキッチンセットをプレゼントしていましたよ。
■我が子の遊びの変化
1歳…マグネットやマジックテープでくっついたり外れたりするのを楽しむ。
3歳…親が料理するのを真似て料理を作って振舞ってくれる。(模倣遊び)
5歳…野菜を切る、コンロに火をつける、きれいに盛り付ける、食器を添えるなどより細かな真似ができる。
なお、1歳前後の場合は食材のおもちゃは食べてしまいそうになるので、口に入れないように注意。
長く遊べるおもちゃは年齢で遊び方が変化するおもちゃ
今回は、実際に筆者の子ども達が愛用しているおもちゃを9種類ご紹介しました。
これらのおもちゃに共通していることは「年齢で遊び方が変化する」ということです。
触覚など感覚を楽しむ感覚遊び(機能遊び)から始まり、2歳ごろにはイメージする遊び、いわゆるごっこ遊び(模倣遊び)ができるようになり、3歳ごろにはイメージをカタチにする創造遊びや手足や全身の運動機能を使う運動遊びができるようになっています。
今回紹介したおもちゃもそうですが、このメーカーのブロックがいい、この積み木がいい、というものはない、と筆者は感じています。
ご家庭の好みに合ったデザインのものを選んでみてください。