女の子の赤ちゃんが誕生すると、桃の節句に向けて「雛人形」を準備するママも多いはず。
最近の雛人形は「木製」が人気なのはご存じですか?
・コンパクトで置く場所を選ばない
・木製の温かみがインテリアにマッチ
・子どもも気軽に触れられる
・お手入れが簡単
など、従来の7段雛人形ではく、コンパクトでインテリア性の高いものが選ばれているんです!
以前ママびよりで行ったアンケートでも5人に1人のママはコンパクト雛人形を選んでいます。
今回は木製の魅力&人気で予約1年待ち!の木製の雛人形などのご紹介。
さらに「なぜ、令和っ子にコンパクト雛人形が注目されているのか」の理由も解説していきます。
この記事の目次
- 木製の雛人形が人気な5つの理由「簡単」「コンパクト」「インテリア」「ぬくもり」「一緒に」
- 木のぬくもりを感じる人気の雛人形7選
- 令和の今、コンパクト雛人形が人気な3つの理由
- 大きい雛人形でトホホな体験談
- 木製の雛人形で家族に合ったひな祭りを楽しもう
木製の雛人形が人気な5つの理由「簡単」「コンパクト」「インテリア」「ぬくもり」「一緒に」
コンパクトサイズの雛人形にはいろいろなタイプがありますが、人気なのが木製の雛人形。
古き良き趣きを残しながらも令和の時代にぴったりなところが魅力で、注目を浴びています。
従来の雛人形と比べ、5つの人気ポイントがありました。
1.「簡単」な管理・保管
雛人形はデリケート。
保管している間、虫や湿気への対策が必要になります。
しかし木製の雛人形は布製のような湿気や虫への対策が不要。
日光や油分によって劣化することはありますが、無垢床など建築に使われる木材同様「味わい」になります。
子どもが触れてしまっても壊れにくいので、安心して見守ることができます。
2.「コンパクト」な卓上タイプ
木製の雛人形の多くが「卓上」タイプの小ぶりなものです。
コンパクトなので、出し入れがラクチンで飾る場所の確保も容易。
リビングなど目につきやすいところに飾っておくことができます。
3.インテリアにマッチ
従来の雛人形を飾るとインテリアを損ねてしまう、という懸念を持つママも。
木製の雛人形ならインテリア性が高いので、和のスタイル、洋のスタイルにもマッチしやすいですね。
最近の住宅は「和室」がない、というお宅も少なくありません。
住環境研究所の調査によると、和室などを設けた人の割合が2010年度は18.8%、2016年度には25.3%と増加。
4人に1人は「和室」のない家を建てているようです。
雛人形だけでなく五月人形やカブトなど含め、節句の飾りに木製商品が注目されています!
「ぬくもり」を感じる
木でつくられた雛人形が人気になった理由は、管理や保管の簡単さだけではありません。
木製品は自然のぬくもりを感じることができます。
子どもも気軽に触れることができるので、親しみも感じやすくなり、自分の雛人形に愛着を持つようになります。
年月が経つごとに深みのある色に変わるのも木製ならでは。
子どもが落としてしまってついた傷さえも味わいになるでしょう。
雛人形は1年のうち、限られた期間しか飾りません。
短い期間にいろいろな思い出を刻みたい!
だからこそ、木製の雛人形が注目されてきています。
子どもと「一緒に」飾ることができる
管理や保管も大変ですが、飾りつけも一苦労な雛人形。
子どもが小さなうちは飾りつけは大人が担当です。
しかし木製の雛人形なら、子どもが小さいうちから一緒に飾り付けができます。
従来の大人が手袋をつけて飾る雛人形と違って、木製の雛人形の多くが「子どもが触れられること」を前提につくられているからです。
子どもにもたくさん伝統に触れさせたい、そんな気持ちを抱いている家庭にとって、木製の雛人形はうってつけ。
積み木を並べる感覚で飾り付けができるので、「雛人形を飾った!」という成功体験ができます。
木のぬくもりを感じる人気の雛人形7選
それでは、おすすめの木製ひな人形を7つご紹介します。
なかには「入荷まで1年待ち」という人気商品も!!
そうでなくとも、例年2月ごろには売り切れで、今年の3月には間に合わないかもしれません。
早めの検討、もしくは早いうちから来年のひな祭りに向けて予約しておきましょう。
実際に購入されたママのインスタも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1.「小黒三郎」のやさしい色づかいがかわいい組み木の雛人形
画像出典:crayonhouse
おもちゃ職人の小黒三郎(おぐろ・さぶろう)さんが作った雛人形は、やさしいフォルムと色合いが大人気。
組み木になっているので、パズル感覚で飾りつけ・かたづけができます。
雛人形の並べ方も自由。子どもと一緒に飾るにもぴったりです。
画像出典:crayonhouse
子どもの想像力だけでなくパパやママもわくわくするかわいい雛人形。
人気の商品なので、入荷に1年待ち、なんてことはザラ。
気になる方は早めにチェックしてくださいね。
■小黒三郎さんの雛人形の主な取り扱いショップ
2.丸みがかわいい「三浦忠司」の雛人形
木地師(きじし)である三浦忠司(みうら・ただし)さんが手がける木製雛人形は、丸みをおびたフォルムがかわいいと大人気。
木の本来の色を生かした作品で、どんなお部屋にもなじむ美しい雛人形です。
シンプルなデザインが好みの人にはたまらない木製の雛人形。
三浦忠司さんの雛人形も予約受付開始から間もなく完売する人気商品。
お早めに購入することをおすすめします。
■momotarou614さんのお宅の雛人形
娘さんのために購入したという、三浦忠司さんの雛人形。
写真を見ているだけで、木の温かみが伝わってきますよね。
■三浦忠司さんの雛人形の主な取り扱いショップ
・つみきや
3.素朴な美しさが魅力「森林工芸館」の雛人形
画像出典:わらび座オンラインショップ
森林工芸館は大型の家具から小物まで、さまざまな木製品を製造している工房。
森林工芸館の雛人形は、木の自然な色味を活かしたナチュラルさで人気。
ほかにも、色が付けられた雛人形もあります。
画像出典:わらび座オンラインショップ
収納用木箱を土台に使った5人飾りは、華やかな印象で人気の商品。
木製の名前プレートも作ってもらえるので、ぜひ利用してみてくださいね。
■utatanenet_homeさんのお宅の雛人形
utatanenet_homeさんはご自身の雛人形が豪華すぎて、飾れなくなってしまった経験をもとにお子さんのはコンパクトサイズの雛人形を選択されたたとのこと。
森林工芸館の雛人形なら、飾るのもかたづけるのも簡単です。
■森林工芸館の雛人形の主な取り扱いショップ
4.木目の美しさが人気「ササキ工芸」の雛人形
画像出典:MUKU工房
ササキ工芸は、元々家具の部品加工をしていた工房。家具の部品を加工する際に出た端材を使って小物を作り始めたのがきっかけで、雛人形の制作を始めたそうです。
ササキ工房の雛人形は、他の雛人形にはないかわいらしい表情が大人気。
さまざまな木を組み合わせて作られているため、1つ1つ雰囲気が異なるのも魅力的です。
■rika.i.houseさんのお宅の雛人形
絵本に登場しそうなやわらかい表情は子どもたちにも人気。
年を重ねるごとに深みが増す、すてきな雛人形です。
■ササキ工芸の雛人形の主な取り扱いショップ
5.ディズニー好きにはたまらない「KIDEA」の雛人形
画像出典:KIDEA
バンダイが販売しているディズニーのウッドトイコレクション「KIDEA」。
KIDEAには、木のおもちゃだけでなくかわいい雛人形があり、ディズニー好きを中心に大人気です。
「KIDEA」にラインナップされているキャラクターつみきと一緒に遊ぶこともできるので、女の子がいない家庭でも購入しやすいです。
■miniaturedisneysweetsさんのお宅の雛人形
思わず一目ぼれをしてしまうほどのかわいさ!納得ですよね。
衣装や小道具など、細部にわたってこだわっている点にも注目です。
■KIDEAの雛人形の主な取り扱いショップ
プーカのひな人形 Puca HINANINGYO
コロンとしたフォルムがかわいいプーカの雛人形。
丸みを帯びているデザインがかわいらしいです。
色は木目がわかる塗り方&パステルカラーでナチュラルで優しい雰囲気。
積み木感覚で飾ることができるので、赤ちゃんのうちから一緒に遊びながら飾ることができますよ。
prefer MOKU おひなさま15人
木製でも15人全員飾りたい!という方におすすめなのがぷりふぁの「おひなさま15人」。
ポップなデザインでかわいらしいですね。
つるんとした感触なので、おもちゃの積み木感が強めなのが特徴です。
令和の今、コンパクト雛人形が人気な3つの理由
木製に限らず、年々雛人形は「コンパクト」なものが注目されています。
なぜ今、コンパクトな雛人形が人気なのでしょうか。
それには3つの理由がありました。
飾るのが簡単
最近は飾る場所をとらないコンパクトサイズの雛人形の方が圧倒的に人気があります。
ママびよりのアンケートでは親王飾りを選んだ人が63.4%に対し、7段飾りを選んだ人はわずか2.4%でした。
リビングや玄関など、いつも目に触れる場所に簡単に雛人形を飾りたいという家庭が増えてきて、七段飾りを飾る家庭は減ってきました。
また先述の通り、和室がない家が増えるなど、そもそも大掛かりな雛人形を飾れるようなスペースがない、住宅も増えています。
収納に困らない
雛人形は1年のうちのほとんどが収納場所に片づけられている状態。
段飾りの雛人形の場合、収納場所の確保もたいへんです。
卓上に飾れて収納場所をとらないコンパクトな雛人形は収納場所もコンパクト。
コンパクトになればなるほどお手入れも簡単になります。
リーズナブルでおしゃれな雛人形が多い
伝統的な雛人形はデザインがある程度決まっています。
着物の柄や、人形のサイズなどに差があるものの、昔ながらの人形の顔が怖い、なんて声も。
コンパクトサイズの雛人形はデザインが豊富。
キャラクターがひな人形の衣装を着ていたり、近代的な表情の人形であったりとコンパクトサイズのものは、おしゃれでかわいい雛人形が多い傾向になります。
使用されている材質もさまざまで、今回紹介した、木製の他にも、陶器や布製といったものがあります。
大きい雛人形でトホホな体験談
筆者の家は大きな雛人形です。(親王飾りのみですが)
私の実母(雛人形は母親側の親が購入する、という風習がある)が購入してくれたのですが…。
初孫フィーバーで大きいサイズの雛人形を選んでしまったのです…!
ママの要望が聞こえない!初孫ではしゃいで豪華な雛人形
私は
「飾る場所がないから、コンパクト。出し入れが面倒なのでガラスケースに入った一体型」
を希望していたのですが、贈られたものはとてつもない大きいものでした。
・押し入れに入らない台座
・パーツはすべて解体して収納(10箱近くある)
自分の雛人形はガラス張りの一体型。
箱から出してひとつひとつ並べる、なんて未経験です。
そのため、1年目は飾るのに小一時間ぐらいかかってしまいました。
さらに、0歳~数年は触れさせないようにするのが一苦労。
下の子も生まれ、触らせないようにするのに必死でした…。
飾るのも場所がないため、もう台座や装飾品はいらないんじゃない?
と本当に人形しか飾らない、なんてこともありました。
雛人形をもらったことはとても嬉しいのですが、飾られないと意味がありません。
共働き世代が多く、住宅事情も昔とは違う令和の現代に沿った雛人形を選ばれることを本当におすすめします(笑)
なお、下の子は、気に入ったものと飾るスペースに見合うものを見つけるまで購入しない、と決めてまだ検討中です。
0歳の節句で買わなければ!と焦って失敗するよりも、来年を見据えて購入を検討するのもひとつの手ですよ。
木製の雛人形で家族に合ったひな祭りを楽しもう
5人に1人はコンパクトな雛人形を選ぶ時代。
アンケートから数年たっているので、さらに割合は増加しているのではないでしょうか。
・コンパクトで置く場所を選ばない
・お手入れ、保存が簡単
・木製の温かみ
・インテリアにマッチ
・子どもが気軽に触れることができる
・収納に困らない
・リーズナブル
と、人気になるのも納得の理由ですね。
雛人形はもともと「紙」で出来ていました。
それが時代とともに、豪華絢爛な7段飾りを庶民が飾るようになっていきました。
豪華絢爛でなければならない、なんてことはありません。
もちろん、従来の7段飾りも素敵です。
そしてそれと同じくらい、木製の雛人形も素敵です。
令和は多様化社会。
自分の家に合った素敵な雛人形で女の子の成長をお祝いしましょう♪