冬至、大寒が過ぎると、少しずつ日が長くなり、春の足音が聞こえてきます。

春と言えば、入園の季節。


次の4月に入園を迎える子どもがいると、入園準備をしなくては、と思うママも多いでしょう。


この時期は「まず何からしたらいいのかわからない!」という声や「みんなはどうしているの?」と他のママの入園準備が気になる声が聞こえてきます。


今回は、先輩ママ達124人が揃えた入園準備アイテムと、入園前にしておきたい9つのことをまとめました。


さらに入園式の服装調査など、この春第一子の入園を控えているママが知りたい情報満載です!!

この記事の目次


先輩ママ124人に聞いた!入園準備Q&A


入園前に気になること。

それはどんなアイテムを準備するのか、ということです。

あらかじめ準備物は揃えて万全で挑みたいですよね。


今回は先輩ママたち124名にアンケートを実施しました。

参考:「入園式準備アンケート2018」(実施期間:2018年2月20日~3月13日 有効回答数:124人 株式会社カラダノート)


①手作りグッズ

②園の指定以外に購入したアイテム

③入園式に使用するアイテム


入園に際して準備した上記3つアイテムについて、ママたちから寄せられた声をまとめましたので、それぞれ見ていきましょう。


Q1 「手作りグッズ」はどうやって準備しましたか?



A1 自分で手作りグッズを制作するママが51%!

参考:「入園式準備アンケート2018」(実施期間:2018年2月20日~3月13日 有効回答数:124人 株式会社カラダノート)


ママびよりの調査では半数のママが、園から指定されている手作りグッズを自分で制作し5人に1人が既製品を購入していると結果となりました。


そして、1割は「手作りグッズは用意する必要がない」という回答に。

これは時代の流れか、家族の多様化に合わせて、園側が必須としていないことがわかります。


そのため、入園される園からの準備物リストを確認してから準備しましょう。


手作りの比率が高いのは「認定こども園」「幼稚園」

手作りグッズを手作りしたのは半数ほどでしたが、お子さんの入園先によって大きな差があることがわかりました。


参考:「入園式準備アンケート2018」(実施期間:2018年2月20日~3月13日 有効回答数:124人 株式会社カラダノート)


「認定こども園」と「幼稚園」に入園する人は6割以上がママの手作りです。

一方、「保育園」へ入園する人は3割程度にとどまりました。


「手作りグッズは不要」は全員保育園入園者!

「不要なので準備はしない」と回答された方の入園先をみると、全員が保育園でした。


保育園に預ける目的は、仕事などが理由で日中に育児ができない状況に置かれているママやパパが利用するため、家庭での負担軽減が進んでいるようです。


筆者はいくつかの保育園を利用していますが、手作り必須の園はありませんでした。


Q2 園が指定したアイテム以外は何を購入しましたか?



続いては、入園式前に購入しておきたいものを見ていきたいと思います。


子どもの年齢や入園される園によって必須のモノが異なるので、ここでは、園が指定したもの以外で「入園に際して準備したもの」を聞いてみました。


A2 「名前はんこ」「雨具」

40.6%の人が準備したのが「名前はんこ」でした。

ひとつひとつに名前を手書きでするのも結構しんどいもの。


特におむつ持参で保育園に入園する場合だと、毎日毎日何枚ものおむつに名前を書く羽目に…。


そこで便利なのが名前はんこです。


インクをつけて、判を押すだけで名前が書けるので便利ですよね。


筆者も名前はんこは購入しました。

そしてはんこの係はパパの担当にしていましたよ!

はんこなら字が下手なパパやママでも安心です。


同様の「お名前シール」を回答にあげてらっしゃる方もいらっしゃいました。


29.7%の人が準備をしたのが「雨具」でした。


確かに、毎日の通園で必ず雨天の日はやってきます


大人用のかさやカッパなどの雨具はあるけど、子ども用の雨具はなかった...ということも意外と多いかもしれません。


この春から入園という方でまだ雨具を準備されていない方は、雨具も準備しておきましょう。


6月になると梅雨に入るため、出来ればそれまでに子どもの雨具は準備しておくことをおすすめします。

 

Q3 入園式のために購入したアイテムはありますか?


4月入園の場合、幼稚園・保育園にかかわらずほとんどの園で入園式が行われます。

入園式用のスーツなど洋服などの準備される人は多いのですが、アイテムとなると忘れやすいので、今回の声を参考にしてみてください。!


A2 「携帯スリッパ」「ビデオカメラ」

28.7%の人が入園式に向けて準備されたのが「携帯スリッパ」。


園や学校はだいたい上履きが必要なので、園から指定がなくてもスリッパが必須です。


筆者も上の子の入園式の際に折り畳みができてインヒールの黒の室内履き(スリッパ)を購入しました。このスリッパで子どもの義務教育卒業まで対応する予定です♪



続いて多くの方が入園式を期に用意されたのがビデオカメラです。ビデオカメラは24.8%と4人に1人の方が入園式をきっかけに購入されています。


子どもの晴れ姿を残したいという親の心は、いつの時代でも変わらないのかもしれませんね。


コロナによって行事参加が難しかったのですが、徐々に規制緩和がされています。

運動会や発表会など、ビデオカメラの出番もこの先増えますので、ぜひご検討ください。


筆者は結婚式用に購入したので、入園式の際には購入しませんでした。


入園前にしておきたい9つのこと


入園準備は園から指定された準備物を揃えること以外にもたくさんあります。

ここでは入園前にしておきたいことを9つご紹介します。


①指定された準備物を揃える

②準備物にかかる予算を把握する

③夫婦での会話

④通園経路の確認

⑤通園に利用する乗り物の有無

⑥予防接種・健康診断など

⑦入園後のママのスケジュール確認

⑧職場への連絡(保育園のみ)

⑨通園できないときのサポート手段


①指定された準備物を揃える

入園後に「あれがない」「これがない」とならないように園から指定があった準備物は入園前に揃えましょう。



 

②準備物にかかる予算を把握する

子どもが入園するとかかるのが「お金」です。

3歳から保育費、幼稚園教育費が無償化されましたが、入園に際して準備するアイテムは自費です。


思った以上に費用が掛かるなんてこともありますので、あらかじめ予算を決めておくことが大切です。

 

③夫婦での会話

入園準備でしてほしいのが「夫婦の会話」です。

時代とともに「育児は夫婦で」が主流へと変わりつつあります。

その一方で、ママの「パパは主体的に育児に取り組まない」という愚痴もよく聞きます。


会話がないと、入園手続き、入園準備物の検討から、買い揃え、名前書きなど子どもと接する育児以外の育児にかかわる作業をママが負担することになってしまいます。


また、子どもが入園することで生活リズムにも変化が出ます。


特に保育園に預けて職場復帰予定のママは、最初の預かり保育の担当や病気になった時にどうするかなど夫婦できちんと話し合っておきましょう。


④通園経路の確認

入園前に通勤通路の確認をしておきましょう。

できれば登園予定時間に下見するのがベストです。


混雑状況がわかるので、思っているより時間がかかる、この道は迷いやすい、などといったことを発見するかもしれません。

事前に確認をしておけば、対策ができますので入園式など登園初日も安心です。


⑤通園に利用する乗り物の有無

経路を確認すると同時にしてほしいのが通園で利用する乗り物の有無です。


バスなどの公共交通機関を利用する場合や、ベビーカーや自転車、自動車といった乗り物を利用する場合もあります。


特に都心や地方都市で多い「チャイルドシート付自転車」を通園のために新しく購入するときはお早めに。

子どもを乗せての運転は慣れないと思ったより時間がかかることがありますよ。


⑥予防接種・健康診断など

入園前にしてほしいことが、予防接種や健康診断です。

子どもの予防接種には接種期限があります。


園に子どもを預ける場合、感染伝播予防の観点から、接種に問題がない場合は標準接種期間内に受けておくことが望ましいです。


なお、行政から通知のある定期接種の期限が切れますと、任意接種になるため自費接種になりますので、ご注意を。


⑦入園後のママのスケジュール確認

子どもが入園すると生活にも変化が起こります。

ママの生活スタイルも変化が起きますので、あらかじめスケジュールを確認しておきましょう。


変化はいい意味でも悪い意味でもストレスがかかることですので、余裕を持ったスケジュールを組むのがおすすめです。


⑧職場への連絡(保育園のみ)

保育園入園のケースがほとんどかと思いますが、入園とともに職場に復帰する場合は、職場にも連絡しておきましょう。


本格的に復帰する日にちや、復帰後に配属される部署、時短の有無や病児休暇などの制度も確認しておくと安心です。


⑨通園できないときのサポート手段

子どもが入園後、毎日スムーズに登園できる、なんてことはありません。

はじめての集団生活で感染症をもらってくることも増えます。

子どもが病気などで通園できないときのサポート手段もあらかじめ準備しておきましょう。

夫婦で分担する以外にも、祖父母やファミサポ、病児保育などさまざまな手段があります。


ママが送迎できないケースも想定しておくことも忘れずに。


入園式のママの服装はみんなどうしてる?


続いては入園式のママの服装についてみていきましょう。


  • セレモニースーツ:30.4%
    スカートスーツ:20.3%
    ワンピース(ジャケットなし):11.6%
    カーディガン+スカート(orズボン):10.1%
    入園式はなかった:10.1%

思った以上に票が割れました。


しかし、入園先をみていくと幼稚園と保育園で傾向があることがわかりました。


幼稚園の入園式はセレモニースーツ派のママが多い


幼稚園に入園する方だけで見てみると、何と59%の方がセレモニースーツと回答!


入園式は子どもにとって大切な行事。


そのため、式典に相応しいセレモニースーツを選ぶ、という方が多いのは納得ですね。


保育園の入園式はスカートスーツ派のママが多い

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一方、保育園に入園する方は、


セレモニースーツ:20%

スカートスーツ:50%


と、スカートスーツ派が半数を占める結果になりました。


これは保育園へ子どもを預ける方の多くが夫婦共働きであることから、仕事でも使うスカートスーツを活用していることが、一つの理由として考えられます。


ちなみに、子どもたちの入園式の服装については、下記の記事を是非とも参考にしてみてくださいね!


>>>子どもの入園式コーデはこちらから<<<


入園式がないケースも

保育園や、認定こども園、プレ幼稚園などでは、入園式がないケースもあるようです。


今回の調査では、保育園に入園する方の16.7%の方が「入園式はない・なかった」と回答されています。


特に保育園の場合、入園はママの復職の時期に合わせることが多いため、必ず4月になるとは限らないからです。


もしくは働くパパやママのことを考えて、園側がそういった行事は行わない、としていることもあるのかもしれません。


みんなの「入園で大変だった」エピソード


ここからは、先輩ママから届いた入園エピソードをご紹介します!


持ち物の名前書きが本当に大変

娘の園は名前書きが漢字指定なので…作ってもらったお名前シールなど何も使えなかった…。

(広島県 ☆MIKU☆さん 認定こども園に入園)

1歳から保育所に通ったので、おむつの1枚1枚に名前を書くのが大変だった。
(徳島県 まちゃさん 保育園に入園)

名前書きが思ったより大変で徹夜で書いた。
(大阪府 みーさん 保育園に入園)


やはり入園に際して大変なのが「名前書き」!


子どものものだからと、ひらがなで準備をしていたら、園指定で漢字だった…というのはトホホなエピソードですね。


名前書きは早めに少しずつ取り組んでいくのがベスト


もしくは園独自の表記指定がないのであれば、早めに名前はんこや名前シールを購入して作業を効率的にしちゃいましょう!


手作りグッズが大変!

 手作りした袋類、こだわりすぎたつもりはなかったけど、意外と時間がかかった。
(埼玉県 のんままさん 幼稚園に入園)

作らなければいけないバッグ類が多くて大変でした。
(福岡県 けこさん 保育園に入園)

手提げカバンやコップ袋等、入園前日まで放置してしまったため、徹夜で仕上げました。
(神奈川県 mizukinさん 認定こども園に入園)


手作りグッズは、めんどうだと先延ばしにしているママも結構多いもの!


しかし、実際に作り始めると意外に時間がかかってしまい、完成したのは入園ギリギリ...といった声も多数ありました。


一発で成功するとは限らないため、余裕を持って制作を開始するのがおすすめですよ。


入園準備だけじゃない。入園式も大変!

子どもと2人だったので、荷物を抱えながらの写真撮影が大変だった。


普通のスリッパで行ったら、教室内で膝をつくことが意外と多く、スリッパが何度も脱げそうになった。


かかとまで履けるスリッパを用意できたらもっと良かった。
(東京都 カンナさん 保育園に入園)


入園式はお子さんにとっても初めての式典行事。

慣れない雰囲気にお子さんがパニックになってしまうこともあります。


さらに荷物も多くなるため怒涛の1日になるのは必至。


前日からしっかり準備をして、当日参加することが大切です。


入園準備は早めに!アイテムだけでなく心も準備も忘れずに


水筒やタオル、文房具など、細々した準備物が多い入園準備。


準備が終わったとほっと一息ついていたら、入園直前に見直してみると揃ってないことに気づくことも、よくある話です。


入園することが決まっている段階で、少しずつ準備をしていきましょう。


特に園から求められるもの以外の必要品のチェックも忘れずに。


そして、準備物といったアイテム以外にも心の準備も必要です。


①指定された準備物を揃える

②準備物にかかる予算を把握する

③夫婦での会話

④通園経路の確認

⑤通園に利用する乗り物の有無

⑥予防接種・健康診断など

⑦入園後のママのスケジュール確認

⑧職場への連絡(保育園のみ)

⑨通園できないときのサポート手段


上記9つの準備ができているか、確認しながら進めていきましょう。


入園、通園はママにとってもお子さんにとっても大きな変化です。

繰り返しになりますが、変化はいい意味でも悪い意味でもストレスになります。


不安を感じることだってあるでしょう。その不安は準備で払拭できる部分も大きいですのでアイテムも心もしっかり準備を進めてくださいね。