2歳の誕生日を過ぎるとママの間で話題にあがる一つが、幼稚園やその対策のこと。3年保育の場合は、3歳になる年に幼稚園受験が待っています。
今回は、幼稚園受験を成功させるための対策や、大切な心構えについてご紹介!私の周りのママ友に聞いた対策話や、私自身の体験談もご一緒に紹介します。
幼稚園は長ければ3年間も通うため、子供にとっては大切な場所になります。そんな大切な居場所選びの参考になりましたら幸いです。
この記事の目次
- 幼稚園受験:対策の基本の考え方
- 幼稚園受験対策1:パパママがあせらない
- 幼稚園受験対策2:母子分離ができるようにしておく
- 幼稚園受験対策3:身の回りの準備ができる
- 幼稚園受験対策4:面接の受け答えの練習
- 幼稚園受験対策5:家族みんなで仲良く過ごす
- 受験対策だけでなく、子供に合った幼稚園選びも大切
幼稚園受験:対策の基本の考え方
何のために、幼稚園に通わせる(通わせたい)のか。それは、先生や周りのお友達との関わりを通じて、社会性を身につけることが一つの目的でもあります。
それは、心と体の両面を健康的に発達させていく3年間でもあるとも言えます。
だからこそ幼稚園受験は、心と体が順調に成長しているか・今後も成長する伸びしろがあるのかを見る試験なのではないかと私は考えています。
これは、日ごろの私たち母親や父親と子どもとのかかわり、子ども同士の関わり、さらには子どもと見知らぬ方(外で出会う方)との日々の関わりの積み重ねが、幼稚園対策の一つになるのかな、とも思います。
何のために幼稚園受験をさせたいか、受験の前に今一度考えてみるとよいきっかになりそうです。
幼稚園受験対策1:パパママがあせらない
ここからは、幼稚園受験に向けて日ごろからできる対策をご紹介!とはいえ、「幼稚園に受かるために頑張らなくちゃ!」と気負わないでください。
日々のお子さんとの関わる際の声がけやポイントをご紹介します。最初はできないことがほとんど。
できないからといって子供を責めるのではなく、どうやったらできるようになるかの対策や、ママやパパの声かけ一つで子どものやる気スイッチはオンにもオフにもなります!
あせらずのんびりと、その子供ののペースに合わせて、楽しむことが、結果にもつながるはず。そう思いながら、日々を過ごしてくださいね。
幼稚園受験対策2:母子分離ができるようにしておく
幼稚園受験の対策でよく言われるのが、「母子分離」というキーワード。
2歳を過ぎると、それまでと異なり習い事などで母親以外と関わる人が増えていきます。その関わりを通じて、子供は少しずつ「お母さんと離れても大丈夫だ」という感覚が身につきます。
とはいえ、新しい環境にすぐに慣れて母親と離れても泣かずに大丈夫!という子どもは意外と少ないもの。
実は我が家も、幼稚園の入園前に入れる「プレ幼稚園」(未就園児対象)に通っているのですが、最初の2か月は母子分離が全くできませんでした。
対策が思いつかず、本当に困っていましたが、先生からは「子供が不安がっているところで、無理やり母子分離しようとすると逆効果。まずは、子供が不安に思っていることを認めて共感し、近くに一緒にいることが大切」と教わりました。
あせらず、まずは母子分離できない子供を認めることが対策の第一歩です。
母子分離:母親と離れて子どもが泣いてしまったら?
子供はお母さんが大好き。
だからこそ、泣いている時は以下の対応が大切です。
・泣いた時は、そばにいる
・なぜ泣いているかを言葉にして伝える(共感を伝える)
・泣いても怒らない
(怒りたくなる気持ちをぐっと我慢する。私は、これがなかなか難しかったです・・)
なかなか難しいですが、子供を見守る姿勢を大切にしましょう。
母子分離:具体的な幼稚園受験の対策
とはいえ、母子分離に慣れる環境を用意することも大切。
まずはママ以外の身近な人(パパやじいじ・ばあば)に数時間預けることから始めてみましょう。
慣れてきたら、母子分離型の習い事に通わせるのもおすすめ。こうした日々の経験が、「ママがいなくても大丈夫」という子どもの自信につながるのです。
幼稚園受験対策3:身の回りの準備ができる
次に大切な受験対策は、子どもが身の周りの準備ができるかどうか。
幼稚園では、初めての集団生活が始まります。先生もいらっしゃるとはいえ、つきっきりで我が子を見てもらえるわけではありません。
さらには、3年後の小学校に向けて「自分のことは自分でする」習慣ができるのかが重要。
幼稚園入園前には、年齢相応に自分のことが自分でできるかを確認されます。
1.トイレトレーニングでおむつ卒業
こちらは、現在通っているプレ幼稚園の先生より「幼稚園入園の前に、オムツを取った状態にしておくのがおすすめ」と教わりました。
オムツ外れができていない子どもはそもそも入園NGの幼稚園もある、とママ友に聞いたこともあります。
早生まれの子供もいるため、4月入園のタイミングで全ての子供のオムツが外れているわけではないですが、「自分のことは自分で」の一環として、排せつ行為も含まれます。
トイレトレーニングのおすすめは、3歳になる夏頃!失敗しても、夏なら寒さで風邪もひかず、洗濯物もすぐに乾くのでママの負担も少ないですよ。
2.自分でご飯を食べれるようにしておく
ママ友に聞いたのですが、幼稚園によっては、ママがお弁当を持たせてそのお弁当をみんなで食べる時間というのがあるのだそう。
最後にママが手伝うことはあっても、「まずは一人でしっかり食べる」ことができるように、普段の食事で受験対策を意識すると良いでしょう。
3.洋服の着脱を一人でできるようにしておく
こちらもママ友情報ですが、幼稚園の面接で「子供が一人でボタンを通せるか」見られたそう。
これも、普段から一人で洋服を着ようとするなどの自主性を見る場合が多いようです。ここでポイントなのが「着れる」ではなく、「着ようとしている」かどうか。
月齢的に難しい場合でも、自分で身の回りのことを進んでトライしようとしているか、を重視する幼稚園も多いようです。
幼稚園受験対策4:面接の受け答えの練習
ここでは、パパママができる受験対策についてご紹介します。
大前提になるのは、幼稚園の方針に対して、パパとママが十分に理解しているか。そして、その方針に沿ったしつけやお世話ができているか=幼稚園に入っても、浮かずに3年間頑張れるか、を見ていると習ったことがあります。
ここでは、どんなことが面接で聞かれるか、一般的に言われている質問例を挙げます。
・幼稚園の志望理由
・子供の性格や普段の過ごし方
・どんな時に子供を褒める(叱る)か
・子育てをしていて嬉しかったこと
・どんな子供に育ってほしいか
特に私は、「どんな時に子供を叱るのか」や「どんな子供に育ってほしいか」を考えるのが難しかったです。
また、この質問を見た時に普段なにげなく子供に「だめ!」と言っていることを、「なんでだめなんだっけ」と考えるきっかけにもなりました。
こんな質問を頭に入れながら一日を過ごしてみると、家族で大切にしたいことも見えてきます。
パパも仕事で忙しいですが、幼稚園受験の前に、今一度「子育て」についてパパママで話し合う時間を持つと、幼稚園受験の対策になるだけでなく、普段の生活もスムーズなものになるでしょう。
実は我が家も、プレ幼稚園を受ける前に夫と対策がてら話したのですが、改めて夫の子供に対する想いが聞けて嬉しかったですよ!
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幼稚園受験対策5:家族みんなで仲良く過ごす
最後ですが、この「家族みんなで仲良く過ごす」って実はすごく大切なことだと感じます。
仲良く過ごす=いつも一緒にいるというわけではなく、親子がお互いを大切に思いながら過ごせるかどうか、という意味です。
これもプレ幼稚園の先生が教えてくれたのですが、「性格もあるけれど、子供が他の子供に優しくできるのは、親から愛を受けているから、それを他の友達にも返そう・与えようとする」というようなことをおっしゃっていました。
幼稚園受験前は、どのご家庭もピリピリするといいますよね。
子供のできた/できないだけを見るのではなく、家族みんなで楽しく過ごすことも、幼稚園受験を成功させる一つのポイントになると思います。
受験対策だけでなく、子供に合った幼稚園選びも大切
幼稚園受験に向けた対策は、母子分離ができているか・身の回りのことがきちんとできているか・パパママも含めて、受け答えがしっかりできているかが基本になっています。
幼稚園受験対策のために、習い事に通われる親子も多いはず。子供ができないと叱りたくなる気持ちはありますが、「昨日よりもできているかどうか」で、お子さんの成長を見られたら良いですね。(すごく難しいですが・・)
私自身もなかなか母子分離ができなかった時、周りのお子さんと比べてしまい、怒鳴ってしまったこともありましたが、幼稚園の先生が「必ず出来る時がきますので、お子さんを信じて」と励ましてくれました。そして、少しずつ成長が見られました。
子供の成長は、十人十色。子供と向き合いながら、その子供にぴったりの幼稚園選びができるといいなぁと思います。
受験対策を頭に入れながらも、あせらずに、お子さんとの時間を楽しく過ごしてくださいね。
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(Photo by:写真AC )