妊娠がわかると、周りの人に妊娠報告。しかし、どのタイミングでいつ報告したらいいのか悩むもの。今回はそんな妊娠報告のタイミングやきっかけについて、330人以上のママに聞いてみました!


この記事の目次

妊娠報告の時期について


まずは妊娠報告の時期についてみていきたいと思います。


夫やパートナーへの妊娠報告は妊娠2ヶ月以内

妊娠をしたら真っ先に伝えるのはやはり同じく親になる夫で、90%以上の人が、妊娠2カ月の頃に夫に報告したと回答されました。


実の両親への妊娠報告は夫の次にする人が多い

続いて、実の両親への報告です。実の両親への報告は妊娠2ヶ月の頃が6割と最多で、妊娠4ヶ月までの間に9割の方が報告を済まされています。


義両親への妊娠報告は実の両親と同時期かその次

そして、妊娠2ヶ月頃までに報告するのが多かったのが義両親です。


夫や双方の両親など、身内には早い段階で報告している人が多いようですね。


職場の上司へはつわりの時期に報告か

妊娠時に就業していた方は、職場への妊娠報告のタイミングを聞いてみました。


上司等の特定の人への報告は、身内より少し遅い時期、妊娠3ヶ月頃に伝える方が最も多いという結果に。


妊娠3ヶ月の頃は、多くの妊婦さんがつわりで悩まされる時期。


そのため、つわりをきっかけに相談ということが考えられます。


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会社全体へはつわりのおさまる妊娠5ヶ月頃に報告

そして全体への報告は、妊娠5ヶ月頃が最も多いようです。


こちらも、つわりが落ち着いてきたころでお腹のふくらみもそろそろわかる人にはわかる頃、という時期ですね。


友人への妊娠報告の時期は割とバラバラ

「初めて友人に妊娠報告をした時期」を尋ねたところ、妊娠5ヶ月頃が最も多かったものの、妊娠6ヶ月以内の時期で広く分布されています。


また、妊娠9ヶ月~産後に報告した人も他の報告対象者よりも割合が多く、友達への報告時期は割とバラバラのようです。


妊娠報告のきっかけについて


妊娠報告の時期をみていきましたが、きっかけはなんだったのでしょうか。


夫への報告きっかけは妊娠検査薬で陽性が出た時

妊娠2ヶ月頃に多くの人が夫に報告したとのことでしたが、きっかけは妊娠検査薬で陽性が出た時でした。


生理が遅れているなど、なんとなく妊娠初期症状を感じた時点で夫に報告する人も3人に1人と、かなり初期から夫には報告する人が多いようです。


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双方の両親への報告は産婦人科で妊娠が確定してから!

両親への報告も早い時期でしたが、夫とは違って、産婦人科を受診し、妊娠していることが分かったことをきっかけに報告する人が44%程度と、最も多いようです。


ただ、実の両親と義両親では、実の両親へ早めに報告する傾向があるようです。


妊娠検査薬がきっかけで報告

実の両親:20.5%

義両親 :4.2%


安定期がきっかけで報告

実の両親:7.7%

義両親 :17.0%


職場では予定日がわかった時点で相談、全体的には安定期をきっかけに

会社への妊娠報告のきっかけは、上司など特定の人には予定日がわかってから、全体には安定期に入ってからの報告が最も多い結果になりました。


上司に妊娠報告をする際には、予定日がわかれば、妊娠の経過が順調な場合の産休育休や引継ぎ作業についての具体的な時期の相談が出来るからと考えられますね。


友人へは安定期になったことをきっかけに妊娠報告

友人への妊娠報告のきっかけは安定期になったから、というのが4割以上。


友人が先輩ママなのか、独身なのかによってきっかけは変わってくるかもしれません。


どうしてそのタイミング?それぞれの妊娠報告の理由

ここからは、どうしてそのタイミングに妊娠の報告をしたのか、個人のコメントをみていきたいと思います。


夫への妊娠報告について


まずは夫からみていきましょう。


★なんとなく妊娠したと思った時に報告★

不安だったので聞いてほしかった。


宮城県 まめさん

★なんとなく妊娠したと思った時に報告★

生理が遅れていたので、その報告がてら。


神奈川県 れいなままさん


★妊娠検査薬使用時に報告★

 出張中だったので、陽性の検査薬の写真をおくりました。ビックリしたようで、すぐ電話がかかってきました。


東京都 きのこさん 

★妊娠検査薬使用時に報告★

未婚だったので、検査薬でわかった時点ですぐに報告して入籍しました。


埼玉県 tomosawaさん


★産婦人科受診後に報告★

検査薬が陽性だと分かった時、旦那がインフルエンザになっていて別室で過ごしていたので病院で確定が出てから報告した。


福岡県 ゆっきさん

★産婦人科受診後に報告★

胎嚢が確認できてからエコー写真と一緒に見せたかったから!


神奈川県 らってぃさん


同じく親になる夫やパートナーには、早く相談したいもの。


妊活をしていた夫婦であれば、早く伝えたいと気持ちも逸ります。


授かり婚の場合も、妊娠がわかってから結婚に向けての準備もあるため、特に早めに相談したい、というのもあるのかもしれませんね。


双方の両親への妊娠報告について


続いては自分の両親、夫の両親についてみていきましょう。


実の両親への報告

★妊娠検査薬使用時に報告★

つわりが早すぎて、協力をお願いしたかったから。


静岡県 おかんさん

★妊娠検査薬使用時に報告★

病院へ行くの子供を預けないといけないから。


福井県 しゃさん

★産婦人科受診後に報告★

職場への報告などの相談がしたかったので、母親にだけは早く伝えた。


京都府 ドリームさん

★予定日がわかってから報告★

初孫をずっと望んでいたので、早く報告したかった。


愛知県 ゆったんさん

★安定期に入ってから報告★

1度目に自然流産していたので、安心してから伝えたかったのと、妊娠4ヶ月くらいのときに旅行に行こう!となって、ちょうど報告するのにいいタイミングだった。


東京都 ちゃおさん


義両親への報告

★産婦人科受診後に報告★

産婦人科で診てもらったから。実も義理も同じタイミングでないとと思っているから。


埼玉県 まごさん

★産婦人科受診後に報告★  

一緒に住んでいたから。


熊本県 ゆうさん

★産婦人科受診後に報告★ 

ちょうど義両親が遊びに来た時に早めに伝えた方がいいと思ったので。


神奈川県 ゆうひなさん

★予定日がわかってから報告★  

旦那がなかなか伝えなかったから。


福岡県 ばーばさん

★安定期に入ってから報告★

もしかしたら流産してしまうかもしれないし不安だったので安定期になってから伝えた。


栃木県 マツモカさん


実両親(主に実母)には、相談したい・ヘルプがほしいという理由から早めに伝えたという声が多く挙がりました。


また、会うタイミングがあるから、と直接会う機会に合わせて報告する人も多く、会えるなら顔を見て報告したい、という気持ちが感じられます。


さらに両親だからこそ、流産などが起きた時のことを考えると安定期に伝えた、という声もありました。


それぞれのタイミングに、それぞれの理由があるのですね。


会社への妊娠報告について


会社に対してはこのようなコメントが挙がりました。


上司など職場の特定の人への報告

★妊娠検査薬使用時に報告★  

迷惑をかける1番近い先輩にだけ先に報告。


栃木県 臨月ママさん

★産婦人科受診後に報告★ 

産婦人科の先生からは、安定期に入ってから報告すればいいよっと言われていたけど、仕事の内容がバードで夜勤もあったため、産婦人科を受診後すぐに報告しました。


千葉県 マチコさん

★産婦人科受診後に報告★

つわりが来る前に報告した方が、万が一の時やつわりでしんどくても理解があるかな、と。あとは、後任の準備は上司がするので、準備期間は長い方がいいから。最速でお知らせしましたよ!ということを、ついでにアピール。


愛知県 鳩子さん

★母子手帳を交付後に報告★

年度が変わってすぐ妊娠が発覚し、産休の時期や代わりの職員のこともあると思ったので、母子手帳を交付してもらった時点で報告しました。


神奈川県 もすさん

★安定期に入ってから報告★  

不妊治療していたので、安定してから報告。


東京都 うみさん


会社全体への報告

★予定日がわかってから報告★   

つわりで休むことが決まったため。


滋賀県 ぺこちゃんさん

★予定日がわかってから報告★    

妊娠の経過が不安定だったため、様子を見て報告。通勤時間の配慮等の理解をしてもらえた。


東京都 ロマンスさん

★安定期に入ってから報告★    

上司と相談し、安定期に入ってから公表するとしたから。


熊本県 juneさん

★安定期に入ってから報告★    

周りの人も、安定期に入ったら報告していたので、それに合わせて報告しました。


埼玉県 そらまる。さん

★産休前に報告★

ある種デリケートなことなので積極的に伝えていいものかと悩み、産休前に報告するにとどめました。


東京都 えみさん


会社への報告は上司⇒会社全体の流れが、多いようです。


しかし、つわりで休みが続く場合は、上司に報告直後の割と早い段階で全体に報告する場合も。


職務内容によっては妊娠中に対応が困難な業務もあるため、職場に迷惑をかけたくない、妊娠経過に影響させたくない、と職場と胎児を思う気持ちの双方が感じられますね。

 

ただ、妊娠初期は流産などの懸念があるため、出来れば職場には安定期に伝えたいという気持ちもみなさんあるようです。


友人への妊娠報告について


友人への報告はこういったケースが多いようです。



★妊娠検査薬使用時に報告★  

先輩ママとして、やはり旦那や母とは違う頼りがいのある親友2人に確認の面も含め1番に連絡しました(笑)


神奈川県 シイナさん

★予定日がわかってから報告★   

食事をする約束をしていて、つわりで食べれないものがあったので。


兵庫県 こまったちびこさん

★妊娠検査薬使用時・安定期に報告★

仲の良い助産師の友人にはすぐに報告しました。その他の友人、知り合いには安定期に入ってからSNSで報告でした。


千葉県 ジェシカさん

★安定期に入ってから報告★

会って伝えた方がよいと思い、安定期に入ってからの会うタイミングを待っていた。


東京都 とんぼさん

★出産後に報告★

友人の子供がお腹にいる時に亡くなったり、色々な事を聞いていて、無事に出産して伝えようと思いました。


岡山県 なつだいとままさん


友人への妊娠報告は、他の報告対象と異なり、時期が分散されていました。それは友人の状況に左右されているようです。


会う約束をしていた場合、約束を断るケースも含め、そのタイミングでの報告が多く、先輩ママなど相談したい友人には早めに、それ以外は安定期にという傾向が多いようです。


数字でみると、この時期・このきっかけが多いのだ、という多数派の状況がわかります。


しかし、細かくみていくと皆同じ理由ではなく、個人の事情に応じてそれぞれ妊娠報告をしているようですね。


両親への妊娠報告で気をつけたいこと


多くの人が夫の次に両親に報告をするようですが、気をつけたいのは、「夫婦間の情報共有」です。


自分は『安定期まで、何が起こるかわからないから伝えたくない…。』と考えていても、夫が知らぬ間に妊娠報告をしているかもしれません。


また、片方の両親だけが妊娠を知り、もう片方の両親が妊娠を知らず、両親間での連絡で妊娠を知った、というような気まずい状況になることも考えられます。


まずは夫婦間で、「どのタイミング」で「誰が」「誰に」連絡するかをきちんと確認しておきましょう。


筆者の場合

実の両親への妊娠報告

妊娠4ヶ月の時に実家に帰る用事があり、そのタイミング


義両親への妊娠報告

安定期に入ってから


自分の親へは各自が電話で報告

(双方の実家が遠方のため、直接会っての報告が難しいため)


職場への妊娠報告で気をつけたいこと


職場での妊娠報告で気をつけたいのは、上司や特定の人と、全体の報告がずれる点です。


妊娠初期の時点では、流産の懸念があり、なかなか広く伝わってほしくないという気持ちもあるでしょう。


しかし、同時につわりもやってくるので、場合によっては仕事を休む必要性もあります。


上司と全体報告の時期や自身の体調などは、こまめに相談するようにしましょう。


上司にはメールではなく口頭で相談を

一番最初に上司へ妊娠報告をする際は、メールではなく口頭で相談しましょう。


メールですと、その文面を上司がどのタイミングで開けるかわかりません。


まだ知られたくない同僚やその他大勢に、広まる可能性もあります。ビジネスマナーの観点的にも、まずは口頭で相談するのがベスト。


その後の相談については、上司とご自身がやり取りしやすい方法で相談するようにしましょう。


先輩ママがいれば、早めの相談もOK

仕事にかかわることのため、直属の上司にまず相談、かと思います。


しかし、職場に産前産後休暇や育児休業を取得した先輩ママがいる場合、どういう風に上司に相談したのか、という点を聞くべく、先に相談するのもありかもしれません。


また、全体に妊娠報告をする前の過ごし方や、つわり時の対処法なども聞けるかも。


友人への妊娠報告で気をつけたいこと


友人への報告は、その人の置かれている状況によって変わってきます。


友人が不妊治療をしている場合

友人が結婚されていて、不妊治療をされていたり、妊活をするもなかなか授からないであったり、流産の経験があったりなど、あなたの妊娠に対して素直に喜べない状況かもしれません。


タイミングや時期も大切ですが、一番大切なのは伝える時のテンションです。


あまりにも浮かれすぎたり、つわりの辛さを懇々と語ったりするのは、相手への配慮に欠けている気がします。


さらっと報告をした上で、相手の反応を見てみましょう。


つわりなどで会うのをキャンセルした場合

妊娠がわかる前に会う約束をしており、その後つわりなど、妊娠に伴う体調不良で会うのをキャンセルした場合、既に妊娠を経験された友人であれば、ご自身の状況を理解してくれるでしょう。


しかし、そうでない場合、もしかすると病気でもないのに何故?と思う人も中にはいるかもしれません。


まずは、妊娠に関係なく、約束をキャンセルすることに対してしっかり謝ることが大切です。


後日会うタイミングで、改めてキャンセルしたことを謝り、その時の状況を伝えてみてはいかがでしょうか。


SNSでの早期妊娠報告は控えた方が無難


自分に起きた出来事を、SNSで発信する方も増えています。


匿名性の高いSNSなら早期から妊娠報告も有

初めての妊娠で、不安なことも多いけど周りに相談できる人がなかなかいない…。


という人もいらっしゃるかもしれません。


つわりがしんどい時に同じ状況の人のブログやSNS投稿をみて励まされた、という人もいるでしょう。


SNSを通じて、同じ時期の妊婦さんと知り合いたい、情報交換したい、という場合はSNSで早期から妊娠について投稿することは決して悪いことではないのです。


知り合いが多い、個人が特定されやすいSNSでは控えた方が無難

しかし、知り合いしか見ないようなSNSでは、早期の妊娠報告は避けた方が無難でしょう。


何故なら、両親や義両親、職場に伝える前に、妊娠したことが人づてに伝わる可能性があったり、妊娠初期で流産などの出来事が起きた時に、ご自身がSNSを続けにくくなったりするかもしれないからです。


SNSへの投稿は運営ルールとモラルを守っていれば何を投稿しても問題ないと、個人的には思っていますが、思わぬところからハプニングや交友関係に悪影響を及ぼす場合もありますので、妊娠にかかる投稿は注意することにこしたことはありません。


妊娠報告は自分の状況に合わせたタイミングで!


妊娠報告は、緊張するものです。また、つわりやマイナートラブルでまわりに迷惑をかけないか、という心配もあるかもしれません。


妊娠は100人いれば100通りの経過を辿ります。つわりがない人もいれば、つわりで入院する人もいますし、妊娠後期になってから後期つわりになる人も。


大切なのはその状況に応じて、報告相談をすることです。そして、同じく親になる夫としっかり状況共有しておくことも大切。


子供を授かることは嬉しいことですが、不安もつきもの。


その不安を少しでも払拭できるよう、まわりへの配慮を忘れないようにしつつ、妊婦さんの都合のいいタイミングで報告しましょう!


【調査概要】

期間: 2018年8月8日~8月17日

方法: カラダノ―トママ部調査

対象: 妊娠・育児中のママ部ユーザー(N=339)


(Photo by:写真AC

(Illust by:イワモトマイコ)