お子さんの育児をする上で欠かせないのが「教育方針」。
最近では10代でオリンピックに出たり、様々な分野での最年少記録を更新したりと活躍は目覚ましいことから、1歳の早期教育が注目されています。
今回は、教育の中でも「1歳の早期教育」ということをメインに説明していきます。1歳の早期教育の内容を理解した上で、ご自身のお子さんの教育ブランにお役立てください!
この記事の目次
早期教育とは具体的に何をやるのか
早期教育の言葉の意味を調べていくと、以下のように出てきます。
子供本人ではなく、保護者や国家などの大人の意向で、一般よりも年齢を繰り下げて文字や数、外国語、音楽、スポーツなどの教育をしていくこと
(出典:wikipediaより)
ポイントは「大人の意向で行う教育方法」という点です。わかりやすい例だと「ピアノを習わせたい」とか「小さいうちに英語のスクールに通わせたい」といったものが挙がります。
また早期教育には、子供の脳が柔軟なうちにいろいろなものに興味を持ってもらい、脳を活性化させることで、将来への可能性を広げる意味合いがあります。
ただし闇雲に詰め込んでしまっては、子供にも負担がかかってしまい、逆効果!
親の身勝手な気持ちで行うことは決してせずに、「子供にこうなってほしい」という目的意識をもって、早期教育を実践していきましょう。
1歳児の場合、具体的に早期教育で何すればいいの?
ここまで読んでみて、パパ・ママの中には「習い事させるにもお金かかるし、うちの子にはちょっと難しいのかな・・」
と悩んでしまう方もいらっしゃるでしょう。
確かにお金をかければそれなりに質の高い早期教育が実践できますが、実は手頃なところで実践できる1歳の早期教育もあるのです!
ここではすぐ実践できる1歳のお子さん向けの早期教育の方法を紹介します。
1.言葉かけ
こちらも簡単です!なんでも構わないので、周りのものを指差しながら子供に伝えていくだけで早期教育になっちゃいます。
例えば、
「あ、あそこにセミがいるね!」とか「○○ちゃん、ちょっと眠くなってきた?」のような感じです。
これによって、子供は親の声を覚えていき、聴覚も発達させていきます。
特に1歳の子供は喃語を発していく時期になるので、聴覚の発達が早くなれば、言葉を覚えるのも早くなり、コミュニケーション能力が自然とついていきます。
2.絵本の読み聞かせ
文字通り子供に絵本を読んでいくことを指します。
子供は1歳なると、絵本の言葉だけではなくイラストから、絵やその色から場面を想像できるようになっていくといわれています。その結果、豊かな感性が育ちます!
絵本の読み聞かせの時間がない、という場合には、地区センターで行われている読み聞かせ会のようなイベントに参加するのもよいでしょう。
▼オススメの絵本▼
3.フラッシュカード
これは聞いたこともある方が多いかと思いますが、1枚1枚のカードのイラストを1秒以下のスピードでめくりながら、イラストの名前を読み上げていくことをいいます。
早期教育でのフラッシュカードは、一度にたくさんの情報をインプットできるようになることを狙いとしています。
1歳になると、見たり聞いたりするものを積極的に吸収する時期でもあります。
このフラッシュカードでたくさんの情報をインプットできれば、文字の読み書きの習得が早くなったり、未知のものを知ることで物知りになったりすると言われています。
▼オススメのフラッシュカード▼
フラッシュカードは年齢関係なく同じものを利用できるのでぜひご参考下さい。
1歳から早期教育を始める場合のメリットとデメリット
「子供のペースを崩さずに育てていきたい」とか「本当に早期教育って育児に有効なの?」疑問に思うパパ・ママもいらっしゃると思います。
ここでは具体的な早期教育の方法を知った上で、あらためて早期教育のメリット・デメリットを整理していきましょう。
早期教育のメリット
■子供の脳の発達が促される
一般的に人間の脳は、3歳までに80%が完成すると言われています。
それまでに様々なものを吸収すると、脳にほどよい刺激を与えることができて、子供が持っている最大限の能力を引き出せるようです。
特に1歳のような低月齢の脳のほうが能力が高いとされていますので、幼少期からの早期教育は有効と考えられています。
■より自立した子供を育てることができる
上記のように、1歳の早期教育によって特に右脳が発達します。そうすると想像力やひらめき力などが備わるようになり、自分で考えて答えを出せるような子供に育っていきます。
この癖付けを早期教育によって進めていければ、一般的な1歳の子供よりも自立したの道へ進んでいけますね。
■親子の絆が深まる
早期教育を通して、必然的に子供と一緒にいる時間が増えますよね!一緒にいる時間が長いほど、親子の絆は深まっていきます。
子供が1歳になると保育園に預けている方も多いかと思いますが、最近では共働きでなかなか子供と時間が取れないと感じるパパ・ママもいらっしゃるはず。
この1歳の早期教育を1つのコミュニケーション手段にすることもできますよ。
早期教育のデメリット
■子供が指示待ち人間になる可能性がある
早期教育は良くも悪くも「大人からの一方通行コミュニケーション」になりがち。
大人からの指示だけに応える癖がついてしまうと、それがあるまで動かない子供になる可能性もあります。
本来、子供には「自主性」が備わっていますので、早期教育のコミュニケーションによって、この大切な自主性を奪ってしまうことにもなるでしょう。
■少なからず子供にストレスを与えることになる
冒頭でもお話した通り、早期教育は「子供ではなく大人の意向」が入っていきます。
つまり、本当は子供にとってはやりたくないと思うことも、大人がやらせてしまっているということもあるのです。
ご自身に置き換えたら、自分がやりたくないことをやるというのは、ストレスかかりますよね・・・。
しかも子供は大人のように、自分の感情をうまく表現することはできません。いやいや期が存在するのがまさにそれを表します。
特に子供が1歳だと、このストレスが原因で噛み癖がついてしまう可能性があります。子供の状態を観察しながら、早期教育を進めていくことが大切です。
決して大人都合にならないような1歳の早期教育を
そもそも教育は大人のためではなく、子供のために行うもの。
特にこの早期教育を行うときには、子供に嫌な思いをさせないためにも、いま一度「大人都合になっていないか」をパパ・ママの間できちんと話し合った上で進めていくのがよいと思います。
今回紹介した教育方法以外にも、いろいろものが世間には展開されていますので、ぜひご自身でも調べてみて下さいね。
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