幼稚園の情報は待っていて与えられるものではなく、パパ・ママ自ら情報を収集しなければなりません。


「幼稚園に何歳から入れるの?」「幼稚園の選び方、みんなどうしてる?」「幼稚園の月謝って高いの?」


そろそろ子供を幼稚園に入園させたいけれど、幼稚園のことがよくわからない。


そんなパパ・ママたちの幼稚園にまつわる疑問に、今回はお答えします!


この記事の目次

幼稚園に入園できるのは何歳?


保育園は0歳から通えることを知っているけれど、幼稚園は何歳から通えるのかわからない。


そんなパパ・ママは多いもの。


◆主流は「3年保育」。「2年保育」採用の幼稚園も

今主流なのは「3年保育」。


満3歳(生まれた時を0歳と考えて、誕生日ごとに1歳年が増える数え方)から幼稚園に通えます。


しかし、中には「2年保育」を採用している幼稚園も。その場合は満4歳から通えます。


幼稚園に何歳から通えるかは幼稚園ごとに異なるということ。


ただ、幼稚園は定員があるので、3年保育の幼稚園に4歳から入園するのは難しいことも。2歳ごろから幼稚園探しをはじめ、しっかりリサーチしておきましょう!


幼稚園探しの出遅れに要注意!


実は私も、幼稚園に何歳から通えるか確認していませんでした。


子供が2歳のとき、公園で出会ったお母さんに「そろそろ幼稚園に通わせる時期よね?」と言われ、慌てて情報収集を始めた「出遅れ組」です。


というのも、元々住んでいた地域の幼稚園は4歳からの2年保育が当たり前。引っ越しした地域の情報をまったく気にしていなかったのです。


そして、現在住んでいるところでは3歳、早ければ2歳から幼稚園に通うとのこと。


願書はすでに受付期間終了後。


手あたり次第幼稚園に連絡し、幸い1件だけ4歳児からの入園を確約してもらえる幼稚園があり、即申込みしました。


人気の幼稚園は、願書受付日の前日からパパ・ママが長い行列を作っていて、数十分で願書の受付が終了します


私のように出遅れないよう、幼稚園の下調べは早めに行ってくださいね。


2歳から通える幼稚園の「プレ保育」


幼稚園は「3年保育」が主流で「2年保育」を実施しているところもあります。


しかし、中には満3歳になる前に通える「プレ保育」を実施している幼稚園も。入園願書の提出に間に合わなかった息子も、1年間プレ保育に通わせました。


私が体験した「プレ保育」


プレ保育の対象年齢を設けている幼稚園と設けていない幼稚園があります。


私がお世話になった幼稚園は、満1歳から無料で月に2回通えました。


パパ・ママと一緒に午前中だけ先生と遊ぶクラスで、幼稚園の雰囲気を知れ、友達もできて楽しかったです。


満2歳からは無料コースか有料コース(週2回もしくは週5回)を選択でき、有料コースの場合はお弁当持参で1日中子供を預けらるので、赤ちゃんがいるママたちがよく利用している印象です。


幼稚園によって、プレ保育の方針やルールはさまざま。幼稚園のカラーが見えてきます。


気になる幼稚園でプレ保育を実施しているようであれば、積極的に利用してみましょう。


プレ保育に通うと入園が有利になることも


私がお世話になった幼稚園もそうでしたが、プレ保育に通うことで優先的に入園できるという特典がありました。


先着十数人だけ受付とのことでしたが、優先枠が欲しくてプレ保育に通っているパパ・ママも多かったです。


ただ優先枠については公にはされておらず、プレ保育に通っている人にだけこっそり告知されました。


人気の幼稚園にどうしても子供を入れたい!と思ったら、プレ保育に通わせるなど幼稚園とのコネクションをもち、有益な情報を得られる体制を整えておくといいでしょう。


いまさら聞けない!幼稚園と保育園の違い


幼稚園に何歳から通えるかつかめたものの、どうして幼稚園と保育園で対象年齢が違うのか気になりませんか。


実は幼稚園と保育園、管轄から教育方針まで大きく異なるのです。


▼幼稚園


文部科学省の管轄。満3歳〜小学校入学までの教育機関としての位置づけ。


学習能力の向上や心・体の成長を目標にして、幼稚園ごとに異なるカリキュラムを導入。


「モンテッソーリ」「SI教育」「横峯式」などの人気教育方法を取り入れている幼稚園も多いです。


▼保育園


厚生労働省の管轄。0歳〜小学校入学までが対象だが、園によって預かる年齢が異なる。


共働き世帯など保育を必要とする子供を「預かる」ニュアンスが強め。


学習能力や身体能力の向上とあわせて、パパ・ママに頼りすぎずに生活する自立心の育成に注力する保育園が多い


ご家庭の状況や就業状況に合わせて選んでみてくださいね。


国立幼稚園・公立幼稚園・私立幼稚園の違い


幼稚園の中には大きく分けて「国立幼稚園」「公立幼稚園」「私立幼稚園」の3種類があります。


保育園と幼稚園の違い同様、運営する機関が異なり、定員や人気度も異なるため幼稚園選びの際は注意が必要です。


①国立幼稚園


国立大学に附属した教育施設。施設の数が少なく、全国でも49園しかありません


国立幼稚園の人気度は非常に高く、入園はかなりの狭き門。入園を目指すなら0歳から準備を始める必要があります。


②公立幼稚園


公立幼稚園は地方自治体の教育委員会が運営。施設の数は減少傾向にあり、全国で5000園程度あります。


私立幼稚園に比べ月謝は安価ですが保育時間は短め


自治体によっては、公立幼稚園が1園もないことも珍しくはありません。


③私立幼稚園


私立幼稚園は、学校法人などが運営。全国で8000園以上と、圧倒的に多いです。


ただ、教育方針は園により大きく異なります。選択肢が多い分、子供に合う幼稚園を探すのはなかなかたいへん。


幼稚園の公式HPや口コミ、園見学などでしっかり情報を集めましょう。


シェア拡大中!「こども園」は何歳から通える?

 

幼稚園について調べていると、よく見かけるのが「こども園」という名称。


保育園・幼稚園とは何が違うのでしょうか。


「こども園」は「認定こども園」とも呼ばれ、幼稚園と保育園、両方の機能をあわせもつ教育施設。


管轄は、保育園を管轄している「厚生労働省」でも幼稚園を管轄している「文部科学省」でもなく「内閣府」です。


こども園は都道府県が何歳から通えるか独自に設定。


幼稚園同様に満3歳以上で通える園も多いので、「保育園に通わせたいけれど仕事が見つかっていない」「働いていないけど、育児や介護で忙しい」というパパ・ママに人気です。


幼稚園で延長保育?「預かり保育」とは


「預かり保育」とは、幼稚園で「さようなら」した後、17時・18時ごろまで幼稚園が子供を有料で預かってくれる制度。


保育園の待機児童増加や、共働きの家庭が増えたことで預かり保育を実施している幼稚園が増えています。


預かり保育の種類と月謝


月極の預かり保育から、急な用事ができたときに使える1日預かり保育まで、使い方はさまざま。


月極の預かり保育の月謝は10,000円前後の幼稚園が多いです。また、1日預かり保育はおやつ付きで1,000円前後の幼稚園が多いです。


最近は、仕事もちゃんとやりたいし子供にもしっかりした教育を受けさせたいご家庭が増えており、預かり保育のある幼稚園が大人気!


幼稚園選びの際は、ぜひチェックしてみてくださいね。


預かり保育での過ごし方も多様化


幼稚園の預かり保育では、基本的には遊んで過ごすことが多いです。


しかし、園によっては園内でピアノや体操、英会話などの習い事ができることも。


なかには「保育園よりも安く、教育内容が充実している!」と、保育園をやめて幼稚園に通わせるパパ・ママもいるくらいです


幼稚園:月謝の相場と貯金事情


幼稚園には先述の通り、「私立幼稚園」と「公立幼稚園」があります。


実はこの2つの幼稚園、月謝にも大きな差が。まずは月謝の相場から見てきましょう。


幼稚園の月謝の相場


公立幼稚園の場合、月謝は12,000円くらいの幼稚園が多いようです。


一方私立幼稚園の場合、月謝は30,000円くらい。私の子供がお世話になった幼稚園の月謝は32,000円でした。


また、それぞれ月謝とは別に、遠足費用やや教材費、給食費などが必要。バス通園を希望する場合は、さらにバス利用費も請求されます。


私立幼稚園は公立幼稚園の月謝の倍以上の月謝が必要ですが、私立幼稚園ではきょうだい割引を導入している園も。


その他、私立幼稚園は補助金の支給もあるので、実際は公立幼稚園の倍以上費用を負担する家庭は限られてきます。


幼稚園入園に備えて貯金する家庭も


幼稚園の月謝を知って、家計のことが不安になるパパ・ママもいますよね。


私立幼稚園に3年通園すると、約100万円必要と言われていて、幼稚園入園前にいかに貯金しておくかがカギになることも。


入園まであとどのくらい期間があるかにもよりますが、今から毎月月謝と同等の額(約30,000円)貯金しておけば、何かトラブルがあっても乗り越えられます。


「そんな余裕はない…」


そうため息をついてしまったパパ・ママは、児童手当だけでも貯金しておきませんか。


1年間児童手当を全て貯金しておけば12万円。幼稚園の月謝4ヶ月分の猶予が生まれます。


幼稚園通園中も少しは家計に余裕がもてますよ。


幼稚園入園までにしておきたい5つの準備


幼稚園がはじめての集団生活になる子供も多いはず。


一方で、パパ・ママは願書を提出したり、幼稚園で使う袋物を作ったり。入園直前は慌ただしいですよね。


幼稚園の入園が決まったら、できるだけ早い段階で次にあげる5つの準備に取り組んでみましょう。


早めに準備をすることで、子供だけでなく、パパやママも余裕をもって入園の日を迎えられますよ!


1.トイレにひとりで行けるようにする


幼稚園では、トイレトレーニングをサポートしてもらえることもあり、ついトイレに行けるかどうかゆったり構えがち。


しかし20~30人の園児を普段は先生1~2人で見ています。


トイレに行きたい!と言ったところで、すぐに対応してもらえるとは限りません。


やはり、幼稚園入園を考えているなら早めにトイレトレーニングを終えれるよう工夫することが大切


和式トイレしかない幼稚園もあるので、公共施設などのトイレを利用し和式トイレの経験もさせましょう。


2.自分の名前を理解させる


普段家庭で「○○ちゃん!」と下の名前で子供を呼んでいる場合は要注意!


幼稚園でも下の名前で呼んでもらえますが、中には名字やフルネームで呼ばれることもあります。


フルネームで呼ばれてもちゃんと「はい!」と返事ができるようにしておきましょう。


3.あいさつができるようにする


幼稚園に行ったらまず元気に「おはようございます!」とあいさつするのは基本。


あいさつで園児たちの体調や機嫌をチェックする先生がいるくらい、幼稚園ではあいさつを重視しています。


そのほか、「いただきます」「ごちそうさま」、お友達との「ありがとう」「ごめんね」など、使い慣れておきたいあいさつはいっぱい!


家族だけでなく、近所の方や友達にあいさつする練習をしておくと幼稚園でも困りません。


4.規則正しい生活を送る


幼稚園に入るまで、夜遅くまで起きていたという子供は多いと聞きます。


しかし幼稚園は朝からやることがたくさん。夜更かししていては、みんなと一緒に活動ができません


中には眠くて機嫌を損ない、トラブルを起こす子も少なくありません。


2歳になったら徐々に早寝する練習をしておくと安心です。


5.制服や靴を自分で身につけ、脱げるようにする


幼稚園には制服がある園、ない園さまざま。しかし制作の時間ではスモックを着用。靴の脱ぎ履きは必ず行います。


2歳・3歳ではお着替えはなかなか難しいですよね。


しかし普段から自分で着替える努力をしておけば、がんばる姿を見て先生もそっと手を差し伸べてやすいです


制服に前ボタンがある場合は、ボタンの開け閉めも練習しておきたいですね。


幼稚園選びで重視したいのは子供の反応


私は長男が幼稚園に入る際、選択肢が全くなかった分、次男の入園児は慎重に準備を進めました。


私が幼稚園を選ぶ際に重視したのは、子供の反応。


実は、近所にスパルタ系の幼稚園があり、パパ・ママはやる気満々!しかし子供は我慢できずに登園拒否。


結局一般的な幼稚園に転園するという例を数多く見ていたので、かなり神経質になっていたと思います。


次男は合計4件の幼稚園の見学やプレ保育に参加。


行きたくない幼稚園の前に行くと泣き出すなど、わかりやすい反応があり、入園前年度の7月には入園希望の幼稚園が絞れました。


園の方針や導入している教育法も大事ですが、通えなくなったらすべてがスタート地点に戻ります。


まだ2歳だからと油断せず、子供と一緒に幼稚園選びを進めていきましょう。


【番外編】幼稚園の「はじめて」対策も忘れずに!


幼稚園見学を始めると、在園時のしっかりとした対応に「うちの子は大丈夫かな?」と不安になることはありませんか。


最近は、幼稚園入園前や在園中に、幼児教室に通う家庭が増えています


私も入園1年前から幼児教室に通わせ、ワーク教材に取り組み、幼稚園のカリキュラムにすぐ対応できるように準備していました!


ただ、幼児教室も多種多様。選ぶのが難しいですよね。そんなときは、今大人気の幼児教室「ベビーパーク」がおすすめ!


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ぜひこの機会に、集団行動や教育としての遊び・音楽に触れてみてくださいね!


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幼稚園選び・幼稚園準備は早めにスタートしましょう


幼稚園に通うことを決めたら、ほとんどの場合前年度の秋ごろに願書配布・受付があります。


ただ、先述の通り、プレ保育から幼稚園に通わせ、入園を少しでも有利に決めれるよう動いている人も多いです。


幼稚園選び・幼稚園準備は思い立ったが吉日。早めに動いておくことに越したことはありません!


幼稚園見学も随時受け付けている園が多いです。気になる幼稚園があるなら、さっそく申し込んでみましょう。


▼幼稚園を見学する時の確認ポイント▼

▼幼稚園無償化制度について▼

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