2020年1月より、世界中で大きな被害が出ている「新型コロナウィルス」。妊娠中のママたちはただでさえ不安な中、コロナウィルスによってさらにおおきな不安を抱えていることでしょう。人と接触することで感染リスクが上がるため、人と会う機会を減らすマタニティライフは孤独です。今回は妊婦の孤独について考えてみました。


この記事の目次


コロナで人に会いたくても会えない…孤独な妊婦たちの声

新型コロナウイルスによって、マタニティライフが激変した、というママたちも多いはず。特に新型コロナウイルスによって、人と会う機会がなくなってしまった孤独な妊婦の苦悩がみえてきました。


「立ち会い出産もダメ、面会もダメ、付き添いもダメ。なんでもダメダメで、仕方ないことだとわかってはいるけど、メンタル的にキツくて毎日泣いてしまう。」

第一子妊娠中・緊急事態宣言特定地域在住

「コロナのせいで立ち合い出産ができなくなりそうです。1人での出産になり来れられるか不安。また、産後は不安もあるので施設を利用しようとしましたがそれもできなくなりそうなので、ワンオペ子育てで産後うつにならないかも不安です。」

第一子妊娠中・緊急事態宣言特定地域在住


立ち合い出産ができない・産後のワンオペ育児が憂うつ・産前に会えない


上記は妊娠中・育児中のママたちにアンケートの中にあった、妊娠中のママたちの声です。


出産にひとりで臨まなければならない不安

妊娠がわかってから、夫と立ち合い出産を楽しみにしていたのにコロナで出来なくなってしまった、それどころか入院中もダメ。
出産がどれほどのものかわからない分、妊婦の孤独は強くなります。


産後は”孤育て”になってしまう不安

また、産後も人と接する機会を減らす = 産褥期からワンオペ育児 になってしまうのでは…と不安になる妊婦も。


産前に人に会えないさみしさ

出産したら、なかなか出歩けない、というのはコロナ禍でなくともよく言われる話。しかし、新型コロナウイルスによって、産前にも人と会う機会を減らさなければならない状況になりました。


妊娠出産は何が起こるかわかりません。特に初産の時は、はじめてのことばかりで何かと不安になることも多いですよね。そして母体のストレスが胎児によくない、という声を聞くとストレスをためないように、と努めるママたち。


しかし、その不安をぬぐい、ストレスを発散する役割もある、産前に人に会う、という機会を制限されている妊婦たちは、孤独な状態の方も多いでしょう。


出産もひとりで立ち向かわなければいけないのかと思うと心がくじけてしまう…というママもいらっしゃるかもしれません。

  

外出ができない…孤独な中での体重管理に悪戦苦闘

孤独な妊婦の不安や悩みは「人に会えない」だけではありません。外出の機会が減ることによる体重管理の困難さもアンケートによって浮き彫りになりました。


「外出が少なく運動不足ぎみで、体重コントロールが食事制限になってしまう。」

第二子妊娠中

「運動不足による、出産時の筋力や持久力がもつか不安。」

第一子妊娠中

「外出自粛で家ですることもなく体重管理が難しい。」

第一子妊娠中

「外出自粛に伴い、臨月に入ってからほぼ外出せずに家で過ごしています。家の中でちょこちょこ動いていますが、外出時の運動量に比べると減っていて、このままの生活で安産を迎えられるか心配です。」

第一子妊娠中


運動不足・食事のコントロールが困難


最低限の買い物、外出自粛となるとどうしても運動も食事もコントロールするのが難しくなります。気晴らしに外食、というのも難しいですよね。どれだけ安全管理を徹底してくださっている飲食店でも、妊娠中は自粛しよう…というママも少なくないはずです。


体重管理ができていないと、さまざまなリスクがあると考えられています。それが不安の種となって、ますますストレスが募る悪循環に陥るかもしれません。


ストレス・不安を解消する方法(人付き合い編)


人との交流がストレス解消・不安払しょくになります。コロナ禍での交流方法について考えてみました。


オンライン通話でお茶会をする

在宅での会議やオンライン飲み会など、オンラインでビデオ通話することで交流することで不安の払しょくになるかもしれません。


日時を決めて、好きなお茶をお互い準備してトークに花を咲かせてみるのはいかがでしょうか。


保健師さんに電話相談する

友達や実母など親しい人には電話しているが、親しい間柄だからこそ話しにくい、ということもあるかもしれません。そんな時は地域の保健師さんと電話相談をしてみてください。


知り合いではない専門家だからこそ、コロナ禍の妊婦の気持ちに寄り添ったお話が聞けるでしょう。


SNSで投稿してみる

SNSに投稿をしたり、同時期に出産予定のママたちと交流することで一緒に頑張ろうと前向きになれるかもしれません。ただしSNSは、誹謗中傷も昨今問題になっています。


コロナ禍に乗じて、攻撃する人もいるかもしれません。鍵付きにするなど、ある程度の自衛が必要です。


妊婦限定の悩み相談・交流アプリを使ってみる

幅広い交流が可能なSNSとは違い、妊婦や子育てママに限定した交流アプリなら、同士が集まりやすく悩みを共有しやすいもの。


ママびよりでも「ママびよりカフェ」という情報交換・悩み相談アプリを配信しています。


リアルのカフェには出向くのはためらわれますが、アプリ上のカフェなら気軽に参加できます。発言しなくともトーク画面は見れるので、まずは他のママたちがどんなことで悩んでいるのかを見てみるだけでもいいかもしれませんね。


産後も使えるので、妊娠中からインストールしてみてくださいね。


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出産への不安を軽減する方法


続いては出産についてです。


産婦人科のプロがついている!

立ち合い出産・面会NGについて寂しい・不安というのは当然のことかもしれません。しかし、お産はひとりではありません。産婦人科医や助産師、看護婦などのプロがあなたと赤ちゃんのそばについています。


筆者は夫が立ち合い出産できず、ひとりで挑みましたがやはりスタッフのみなさんがそばにいてくれるのが一番心強かったです。


また産後はとても疲れます。1人目の出産の時は、毎日毎日面会があり、とても疲れてしまい産後の肥立ちが悪くなってしまう結果に。その経験を踏まえ、2人めの産後の入院時は最低限の面会に。


里帰りであれ産後ゆっくり休めるのは入院時のみです。寂しい気持ちは払しょくできないかもしれませんが、どうかせめて入院中にゆっくりと体を休めてくださいね。


オンライン立ち会い出産の相談

コロナ禍によって「オンライン立ち合い出産」に取り組む産院も出てきました。バースプランを相談する際にオンラインでの立ち合い出産が可能か相談してみてください。


他にも妊婦健診にもオンラインで立ち会うこともできる場合もあるようです。



他にもママびよりでは新型コロナウイルスによって不安になる妊婦たちの声を元に助産師の高杉先生をお招きしてオンライン対談を行いました。

高杉先生からのメッセージもありますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。

 

産褥期のワンオペ育児を軽減する方法


続いては産後の不安についてです。


夫の育児休暇取得の相談

このご時世ですので、前例がない会社でも相談してみることが大切です。立ち合い出産はできなけど、退院後の育児はパパもできます。特に産褥期のママの身体は安静必須です。


時短勤務や在宅勤務も含め相談してみましょう。


家事代行やお弁当配達の利用

産褥期は、授乳とおむつ替え以外はできるだけ横になっていられる環境づくりが大切。食事はお弁当配達を利用すれば栄養バランスはばっちり。作る手間も省けます。筆者もワンオペ育児だったため、子供が生後4ヶ月まで利用していました。


掃除や洗濯なども家事代行にお願いするのも手です。


感染予防対策をしている産後ケア施設の利用

新型コロナウイルスによって里帰りができない、実家を頼るのが難しい場合は産後ケア施設を利用する方法もあります。ただし、施設によっては感染予防対策やスタッフの確保が困難なため、受け入れできないこともあるかもしれません。

 

妊娠中の体重管理・運動不足解消


自宅で過ごす時間が多くなってしまった今、おうちでできることを考えてみました。 


オンラインレッスンの受講

オンラインで受講できるマタニティヨガなど、妊婦向けの講座も出てきているようです。まずは妊婦健診の時に担当の先生に相談の上、問題なければ是非オンラインレッスンを取り入れてみましょう。


ひとりですとモチベーション維持も難しいですが、インストラクターがいるとなるとその時間は集中して取り組めますし、次回までの自主トレーニングも欠かさずできるかもしれません。


お弁当配達の利用

食事での体重管理をする場合、スーパーへの買い出しも難しく栄養バランスが崩れるのであれば、お弁当配達の利用を検討してみてください。先述の通り産後にも使えますし、料理の時間をおうちでできる運動の時間にあてることも可能です。


掃除する

出来る範囲で、赤ちゃんをお迎えする準備もかねて掃除をするのもいい運動になります。しかし、大きいお腹だとバランスを崩しやすいので、椅子に乗って高いところからものを取るというようなことは控えるのが無難です。雑巾がけなどが比較的負担が少なく、いい運動になるかも。


美容にこだわってみる

家でぼーっとしているとついつい食べ物に手が伸びる、なんてことありませんか?食べ物に手が伸びないように、手を使ってお顔のマッサージや、妊娠線ができないようにお腹にクリームを塗る、おでかけしないけれどメイクをするなんてのもいいかもしれません。


産後は鏡を見る暇なんてしばらくなくなります。子育て中は驚くほど鏡を見る時間が少なくなりますので、産後に備えて今のうちに時短美容について研究しておくのもおすすめです。 


不安なものは不安!どうしようもないと現実を受け止める作業も必要


妊娠中はいつもより、気持ちが不安定になりがちです。そのため『コロナ禍でなければ…』という考えてもきりがないことを繰り返し考えてしまう、というママもいらっしゃるかもしれません。


不安なまま思いっきり泣いてみる

不安なものはどうあがいても不安…。そんな時は不安を払しょくする前に不安に向き合う作業が必要です。不安であることを声に出して泣いてみると何故かすっきりする場合もあります。


「何もしない」をすることも大切

不安だから、不安解消のためにあれもこれもとやっていると、むしろそれが負担となり、疲れになって不安が増す結果になることもあります。不安もなにもかも一旦置いといて「何もしない」をするのも気持ちをリセットできるかもしれません。


落ち着いたら書き出してみよう

不安であることを認識できて、落ち着いてきたら今思っていることを書き出してみてください。スマホのメモ機能でもOK!


書き出したことを客観的に見ることで「自分が何に不安を感じているか」を理解することができるでしょう。不安に対してどうしていくのがいいのか、ということについても見えてくるかもしれません。


少しでも孤独感が和らいでリラックスできますように


 人それぞれ、置かれている状況も考え方や感じ方も違います。大切なのは妊婦であるママがリラックスできるかどうかということ。少しでも孤独感が和らぐヒントになりますように。


【調査概要】

期間: 2020年4月13日~4月14日

方法: カラダノ―トママびより調査

対象: 妊娠・育児中のメルマガユーザー(N=315)


(Photo by:写真AC