ひな祭りの離乳食はどうしようかな?と悩んでいるママ。

節句のお祝いですから料理はやっぱり見栄えよくしたいですよね。


見栄えよくするには「見立て」て作るのがコツ!


離乳食だと使える食材の種類や、味付け、かたさサイズに制限があります。

そのため当然ながらちらしずしや菱餅を与えるのは難しい時期。

だから、見立てた離乳食をつくることで見栄えがぐっと良くなるんです。


今回はひな祭り用の離乳食をつくるときにおさえておくべき3つの「見栄えポイント」をお伝えするとともに、参考になるレシピをまとめました。


この記事の目次

ひな祭りの離乳食は「見立て」で作って映えさせる


ひな祭りといえば、


・ちらし寿司
・ひなあられ
・ハマグリの潮汁

などがパッと思いつきますね。

以前ママびよりがとったアンケートでもこの3つがトップでした。


 

その他にも


・桜餅
・白酒、甘酒
・菱餅
・道明寺

と、ひな祭りのイメージがつくメニューがアンケートでは挙げられました。

参考:「ひな人形・五月人形(兜・鎧)アンケート2018」実施期間: 2018年1月22日~2月5日 有効回答数1547名(カラダノート)

 

しかし。


ひな祭り定番メニューは離乳食にはどれも不向き…!


離乳食初期~後期にかけては使用できない食材があったり、サイズや固さ、味付け、形状なども赤ちゃんが食べるのが困難だからです。


では、ひな祭りの離乳食は完了期頃しかできないの?と思うかもしれません。


ひな祭り離乳食は上記のメニューに「見立て」て作ることで、いつもと違う映える料理になります。


「赤ちゃんだから使えない食材…」とあきらめる前に、ひな祭りの雰囲気・初節句を楽しむつもりで下記のポイントをおさえて離乳食を作ってみてください♪


ひな祭り料理に見立てた離乳食作り3つのポイント


見立てる時に気をつけたいポイントを3つまとめました。


3つのポイントをしっかりとおさえることで、色鮮やかで見栄えのいいひな祭りの離乳食になります。


①色味をうまく使う

 赤(ピンク)
 いちご・トマト・鮭・人参など

 
 ほうれん草・キャベツ・ブロッコリー・キュウリなど

 白
 ご飯(おかゆ)・パン・ミルクなど

ひな祭りで見立てやすくイメージしやすいのが三色の菱餅です。

赤・白・緑の色味を意識して離乳食をつくるとひな祭りの雰囲気あふれる食卓になります。


菱餅の色には下記の意味があります。


赤い餅…疫病よけ

白い餅…清浄

緑の餅…厄除け

参考文献:「子どもに伝えたい 春夏秋冬 和の行事を楽しむ絵本」 (永岡書店 (2014/4/18))


また春先にちなんで、桃の花(赤い餅)の元に雪(白い餅)があり、その下には新芽(緑の餅)が芽吹いている情景を表現しています。


つまり、菱餅自体も春の情景に見立てた食べ物なのです。


②固さやサイズ、食材は離乳食の時期に合わせる

見立て料理ですので、優先すべきは我が子の月齢です!


離乳食初期にはまだ固形物を食べるのは難しいですよね。

トマトのペースト」「10倍がゆ」「ほうれん草のペースト」をひし形のお皿に盛って三つ並べるだけでもひな祭りの雰囲気が出ますよ。


③花や男雛・女雛をかたどる

食材を花や雛人形に見立ててアレンジするものおすすめ。

ふつうに盛り付けたり・カットしたりするよりも、見栄えが良くなります。


ひな祭りは別名「桃の節句」といい桃の花を飾るので、つかみ食べができる月齢なら、人参などを花の形に型抜いてあげると喜んで食べてくれるでしょう。


何故映えさせるの?節句のお祝い離乳食を鮮やかにする理由


節句のお祝いの離乳食を鮮やかにして見栄えよくするのには理由があります。


「映え」を意識するのだから、インスタに載せるため?


SNSを意識することは決して悪いことではありません。

孤独感が強くなる育児のなかで、SNSでの交流は心の支えになっているママも多いはず。


しかし


「離乳食が上手に出来たからSNSにUPしよう」


というのは、交流の話題提供であって、映えさせる目的としてはあくまでもサブ。


メインは


・特別感

・子どもの興味関心をひく


この2つが理由です。


お祝いの特別感

大人でも、お祝いの時にちょっと豪華な料理だと嬉しいですよね。

赤ちゃんだって子どもだって同じです。


色味を使って季節やイベントに合わせた盛り付けをすることで、料理を味覚以外で楽しむことができるのです。


子どもの興味関心をひく

赤ちゃんはカラフルな色使いが大好き。

何故なら赤ちゃんが産まれたての時の視界はモノクロ。

成長することで視力が発達するため、赤や黄色、といった原色の刺激に反応しやすいのです。


ひな祭りの食事に限らずですが、色味がある方が子どもの興味関心をひき、離乳食の進みもよくなるかもしれませんよ。

見栄えアレンジに挑戦!「菱餅」離乳食レシピ


見栄えが良くなるひな祭り離乳食のレシピをご紹介。


月齢やアレルギーなど赤ちゃんによって食べられるものはさまざまです。

先ほどの3つのポイントと合わせて参考にしてみてくださいね。


菱餅の離乳食【初期・中期向け】


■材料 

 ・キャベツペースト10g

 ・10倍粥大さじ2

 ・トマトピューレ10g

 ・牛乳パック(よく洗って乾かしたもの)

■作り方

1.牛乳パックで菱餅の型を作る。

 二重にしたラップを底面に敷き、ピンと張りながらパックの外側に貼り付ける。


2.キャベツペースト、10倍粥、トマトペーストの順に敷き詰める。


3.ラップを被せて冷凍庫へ入れる。


4.凍って固まったら型をはずし、お皿に移してレンジで10秒加熱する。


かぼちゃペーストなどで「祝」の文字を書くと見栄えがUP!

食べる際は、レンジで更に30秒ほど加熱して温めてから食べさせてくださいね。

参考:COOKPAD


菱餅の離乳食【後期・完了期向け】


■材料 

 ・軟飯1杯


 ・青のり小さじ2杯

 ・桜でんぶ小さじ2杯

 ・うずら卵2個

 ・のり、にんじん、くろごま適量

 ・牛乳パック(よく洗って乾かしたもの)


■作り方

1.牛乳パックを幅10cm位のわっかにカット。

2.軟飯を三等分し、青のり、桜でんぶをそれぞれまぜる。

3.お皿の上に牛乳パックを菱形になるように手で持ち

 ①青のりごはん

 ②白ごはん

 ③桜でんぶごはんの順にスプーンで上から押し詰める。

4.飾りのにんじん、絹さや、うずら卵を茹でる。

5.うずらのゆで卵が倒れないように下になる部分を少しカットする。

 のり、黒ゴマ、人参で飾りつけをする。


お好みで炒り卵を乗せてもかわいい!

にんじんやきぬさやなど野菜をお花に見立てるとさらに見栄えよくなる&栄養バランスもUP!

参考:COOKPAD


ひなあられは工夫次第!生後7ヵ月なら「おやさいぼーる」で代用


3月3日がひな祭りの日と分かっていても、見栄えのいい離乳食づくりが難しい人もいます。


・(平日など出勤日)ワーママ
・体調不良のママ
・料理が苦手
・そのほか家庭の事情など

見栄えのいいものをつくろうとするといつもより工数がかかるため時間がかかるため、時間確保が難しいという方もいらっしゃるでしょう。

そもそも料理が苦手で、お祝いの料理なんて難しい…という方もいらっしゃるでしょう。


でも、我が子の成長を願ってお祝いしたい気持ちはどんなママにだってあるものですよね。


いつもと違うものをプラスして「ひな祭り」の気分を味わう

そんなママは「いつもと違う」をプラスすることで特別感が演出できます。


お手軽なのは「ひなあられ」です。


しかし、離乳食期の子どもには市販のひなあられは少し早いですよね。


そんなときも「見立て」です。


キューピーおやさいぼーるで見立て


このおやさいぼーる、生後7か月から食べることできるおやつです。

軽くて個包装なので、私もよく重宝していました。


・色が3色
・生後7ヶ月から食べられる
・混ぜて盛るとひなあられっぽい


ひな祭りが過ぎてもおやつとして使えますので、初節句のお祝いに気軽に取り入れることができますよ。

 

色鮮やかなひな祭りの離乳食でお祝いしよう


子どもが離乳食の時期はママも大変な時期。

産後1年は出産の不調が続くとも言われているため、体調が安定しない人も多いはず。


それでも娘の初節句やお祝い料理には気合いを入れたい。

だって娘のお祝いでありながらもここまで育ててきた成長の通過点だから。


桃の節句は女の子のお祭り。

ママはみーんな女の子だったんです。


だから。


子供の成長と一緒にママも成長していることを一緒にお祝いしていい日、と私個人は思っています。


①色味をうまく使う

②固さやサイズ、食材は離乳食の時期に合わせる

③花や男雛・女雛をかたどる


上記3つを意識してぜひ映える離乳食で食卓を色鮮やかにしてみてください。


そしてそんな色鮮やかな食事を用意するママもママ自身で「私頑張ってる!」とほめてあげてくださいね♪