納豆は好き嫌いが分かれる食材ですが、離乳食中期から使える貴重なたんぱく質です。


しかし、大人と一緒の食べ方はNG。

時期に応じて調理・下ごしらえをしましょう。


離乳食の納豆レシピはご飯との組み合わせ以外にもたくさんあるんです!


そして意外と調理に時間や手間がかからないのも嬉しいポイント♪

離乳食で使わなかった分はそのままママが食べられるのも経済的です。



筆者は大の納豆好き。

子どもももちろん大好きなので、数種類の納豆を冷蔵庫に常備しているほどです。


そんな納豆好きの筆者が離乳食で愛用したとっておきの納豆もご紹介します♪


この記事の目次


納豆は離乳食中期から!豆腐に慣れているならOK


納豆は離乳食中期から、与えることができる食材です。


豆腐やしらす干しより消化が悪いため初期はNG。


中期はまだまだ食べられるたんぱく質減が少ない時期なので、納豆は中期・後期の貴重なたんぱく源なのです。

参考:「HAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション ・2013年10月9日発売) 


 

納豆は大豆食品

納豆は大豆食品。

アレルギーに要注意です。


のど越しや消化吸収のよい豆腐の離乳食で大豆にトライしてみて。

豆腐でアレルギー反応がないようなら、納豆で大豆アレルギーが起こることはありません。

豆腐に慣れてきたら納豆デビューしてみてください。

参考:アプリ「ステップ離乳食」

時期別納豆の調理方法・下ごしらえ


納豆は普段、そのままの状態でたれと混ぜ合わせてご飯と食べますよね。

離乳食で使用する場合は以下の通りです。

時期別調理方法・与える量の目安

時期

調理方法

初期

×。与えない。

中期

・加熱する。

・みじん切り~粗く刻む。

・ひとさじからスタート。

・1食 10~15g。

後期

・加熱する。

・みじん切り~粗く刻む。

・1食 18g。

完了期

・粗く刻む~半つぶし。

・1食 20g程度。

参考:アプリ「ステップ離乳食」

納豆の下ごしらえ

納豆を細かく刻みます。

ひきわり納豆を選ぶと刻む手間が少なくなります。


納豆の加熱方法

加熱することで粘りが取れるので、赤ちゃんも食べやすくなります。


加熱方法①レンジ

納豆がひたひたにかぶるぐらいの水につけて、レンジでチン。

加熱方法②熱湯

茶こしに納豆を入れ、熱湯を回しかける。

付属のたれは使用しない

付属のたれは使用しません。

まずは素材の味を楽しむようにしてください。


納豆×ご飯以外にも!納豆と組み合わせレシピ


納豆はご飯以外にも、いろんな組み合わせが楽しめる食材です。

組み合わせることでしっかりと栄養をとることができます。


ここでは納豆におすすめの組み合わせと時期別の栄養たっぷりレシピをご紹介♪


納豆×おかゆ

まずはオーソドックスな、納豆とお米の組み合わせ。

定番の納豆スタイルです。


離乳食完了期の軟飯が食べられる頃には、納豆巻きも味わえるようになります。

納豆×麺類

大人であれば納豆パスタがおいしいですよね!


離乳食ではうどんやそうめんとの相性が抜群です。


納豆×野菜

離乳食で納豆と合わせるなら野菜がおすすめ。

栄養バランスの取れた食事になります。


おすすめの組み合わせ

納豆×トマト
納豆×オクラ
納豆×ブロッコリー

納豆×お肉(お魚)

お肉や魚とも組み合わせOK!

たんぱく質メインのおかず離乳食ですね。


お肉の与え始めの時など、お肉の量を調整したい時や、パサパサしがちな魚の身に納豆を混ぜ合わせることでのど越しをよくさせたいときに活用できますよ。


納豆×おやき

納豆が苦手なお子さんにもおすすめ!

おやきに混ぜ込んだら納豆と気づかないうちに食べてしまいます。


【中期】栄養たっぷりレシピ①納豆ブロッコリーがゆ

2回食になり、ハイハイで移動も増える離乳食中期の時期。

離乳食は出来るだけサッと作れるものがいいですよね。

納豆とブロッコリーなら下処理が少なく時短で作れますよ。


■材料
納豆    大さじ1
ブロッコリー 小房1
7倍がゆ   大さじ2

■作り方

①納豆を加熱し、細かく刻む。

②ブロッコリーをやわらかく茹でて穂先だけを切り取り細かく刻む。

③①と②を7倍がゆに混ぜ込んで完成!

参考:「HAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション ・2013年10月9日発売) 


【後期】栄養たっぷりレシピ②納豆ほうれん草丼

離乳食が3回食になるこの時期は鉄分不足が気になってきます。

納豆とほうれん草は鉄分を含む食材ですので、この時期におすすめのレシピです♪

参考:「貧血の予防には、まずは普段の食生活を見直そう」(厚生労働省・eヘルスネット)


■材料
納豆     大さじ1
ほうれんそう 葉先3枚
5倍がゆ    大さじ4
鰹節     小さじ1
だし汁   小さじ半分
醤油       少々

■作り方

①納豆を加熱し、細かく刻む。

②ブロッコリーをやわらかく茹でて穂先だけを切り取り細かく刻む。

③①と②を7倍がゆに混ぜ込んで完成!

参考:「HAPPY育児生活ガイドBOOK」(ベネッセコーポレーション ・2013年10月9日発売) 


 

離乳食にオススメ「超・細か〜いきざみ納豆」

出典:「超・細か〜いきざみ納豆ミニ3【東北地域・関東地域・関西地域】」(株式会社ヤマダフーズ)


筆者がイチオシ!の納豆は「超・細か〜いきざみ納豆」です!


筆者は離乳食つくりで納豆を自分で刻んだことはありません!


納豆を刻むのには力はいりませんが、包丁とまな板を洗うのに手間がかかるからです。(ズボラ)


子どもの離乳食の進みをみて、『この納豆が食べられる』と判断した時点から納豆を離乳食に取り入れました!


刻み不要の細かさ

この納豆の魅力は何と言っても刻み不要の細かさです。

時期によって加熱は必要ですが、まな板と包丁不要で調理できるので時短レシピにおすすめです。


滑らかな舌触り

細かく切り刻んでいる分、舌触りが滑らか。

離乳食にぴったりです。


商品詳細はこちら

「超・細か〜いきざみ納豆ミニ3【東北地域・関東地域・関西地域】」(株式会社ヤマダフーズ)


納豆の与えすぎには要注意!納豆菌による便への影響


納豆が好きなお子さんですと毎日、いや毎食、食べたい!なんてこともあるかもしれません。


しかし納豆には納豆菌が含まれているので注意が必要です。


納豆菌とは

納豆菌は善玉菌を活性化させ、悪玉菌を抑制して腸内環境を改善してくれる働きがある菌のこと。
胃酸に負けることなく、生きたまま腸内にたどり着きます。

参考:「納豆菌とは」(みんなの発酵BLEND!)


納豆菌は腸内環境を改善してくれる頼もしい菌です。

しかしそれは大人にとってのこと。


胃酸に負けることのない菌 = 強い菌 です。


消化器官が未発達な乳児にとって、強い菌が腸内環境に及ぼす影響が必ずいいものとは限りません。


納豆を食べ出してから「下痢がひどくなった」もしくは「便秘になった」など便に変化があった場合、納豆菌による腸内環境への影響が考えられます。


納豆は身体にいいものですが、過ぎたるは及ばざるがごとし。

何事もほどほどが肝心です。


納豆好きのお子さんでも、納豆は2~3日に1回ほどにおさえましょう。


納豆は親子で楽しめる食材!日持ちもするのでストックしておこう


納豆は親子で食べられる食材です。

赤ちゃんは離乳食中期からOK。


・加熱する

・細かく刻む


上記2ステップで、親子で「納豆ご飯」を味わうこと可能です。


肉や魚と違い、冷蔵庫での保存期間も1週間前後と日持ちするので、いざというときのたんぱく質源としてストックしておけるのもありがたいですね。


そして納豆は大豆食品。

大豆に含まれているイソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをします。

授乳中はエストロゲンの分泌も抑えられているので、産後のママにも嬉しい栄養ですね。


手軽に楽しめる食材、納豆ですが続けて食べるのは腸内環境を乱す可能性があります。

2~3日1回程度におさえて楽しんでくださいね。