今年もやってきました「今年の漢字」のシーズン。
日本漢字能力検定協会が毎年行っている「今年の漢字」、2021年は「金」でしたね。
ママびよりでは、ママや妊娠中のプレママが選ぶ今年の漢字ランキングを2017年から開始、今年で5回目を迎えました。
4年連続で1位は幸せの「幸」でしたが、2021年はどんな漢字が1位に選ばれているのでしょうか?
今回は過去の4年間の3位~1位を振り返ってから今年の漢字ランキング10位~1位をみていきます!
この記事の目次
- 過去の漢字ランキング3位~1位の振り返り
- 2021年今年の漢字 第10位「差」「惑」「努」「待」「厄」「縁」
- 2021年今年の漢字 第9位「願」「希」「愛」「忍」「独」
- 2021年今年の漢字 第8位「喜」「明」「動」
- 2021年今年の漢字 第7位「禍」「産」「命」「新」「疲」「籠」
- 2021年今年の漢字 第6位「生」
- 2021年今年の漢字 第5位「忙」
- 2021年今年の漢字 第4位「育」
- 2021年今年の漢字 第3位「幸」
- 2021年今年の漢字 第2位「耐」
- 2021年今年の漢字 第1位「変」
- 変化は困難に打ち勝つ手段!新年への抱負にもつなげよう
過去の漢字ランキング3位~1位の振り返り
2017年の漢字ランキング
第3位「新」
第2位「変」
第1位「幸」
2018年の漢字ランキング
第3位「忙」
第2位「変」
第1位「幸」
2019年の漢字ランキング
第3位「愛」「初」「生」
第2位「新」
第1位「幸」
2020年の漢字ランキング
第3位「新」
第2位「変」
第1位「幸」
4年続けて「幸」が1位!「新」や「変」も上位
昨年2020年は新型コロナウィルスが世界中ではじめて流行した1年でしたね。
日本漢字能力検定協会が発表した2020年の今年の漢字は「密」でしたが、ママたちの漢字のランキング1位はコロナ前と変わらず「幸」でした。
昨年、この結果をみた時に『どんな世の中でも家族と過ごすこと、家族が増える事に幸せを感じているママが多いのだ』と感じたのを覚えています。
他にも「新」や「変」といった漢字も例年上位にランクインしてきました。
2021年今年の漢字 第10位「差」「惑」「努」「待」「厄」「縁」
10位は「差」「惑」「努」「待」「厄」「縁」の6つの漢字がランクイン。
どれも例年ランクインしない文字がずらりと並びました。
2021年今年の漢字 第9位「願」「希」「愛」「忍」「独」
第9位は5つランクイン。
「願」「希」「愛」「忍」「独」です。
こちらも10位と同様、例年10位以内に入っていない漢字が連ねています。
2021年今年の漢字 第8位「喜」「明」「動」
第8位には「喜」「明」「動」の3つがランクイン!
「喜」は2020年を除き、過去3回の調査で10位以内に入る漢字のひとつです。
2021年今年の漢字 第7位「禍」「産」「命」「新」「疲」「籠」
第7位には「禍」「産」「命」「新」「疲」「籠」の6つがランクインしました。
今年は例年よりも表がばらける傾向が強く、複数の文字が同順位に選ばれています。
今までのママたちの「固定概念」というものが崩れ、個人差が大きくなっている、というのを感じています。
「禍」は昨年初ランクインした漢字です。
昨年は9位でしたが、今回は7位と順位を上げる結果に。
長引くコロナ禍に、「禍」や「籠」はイヤでもこの漢字をイメージせざるを得ない、という状況かもしれません。
「産」は過去4回の調査全てで10位以内に入っている漢字です。
この字は妊娠出産乳幼児育児中のママ・プレママならでは、ですね。
「新」は例年5位以内にランクインしている漢字でしたが、今回は7位までダウン。
長引くコロナで刷新されることが少なかった、出生率の低下による「新」生児の減少などが考えられそうですね。
2021年今年の漢字 第6位「生」
6位に選ばれたのは「生」でした。
こちらも例年10位までにランクインしている人気の漢字です。
ここからはママたちが選んだ理由もいくつかピックアップしてお伝えします。
「生」を選んだママの理由
多くの国民が「生きる」ことに精一杯な一年だったと想像できるため。
また、個人的に、第二子という新しい命を迎えた年でもあるため。
(福岡県 ワーママ)
出産やコロナでの暮らしの中、生活や感情に色々な変化があったから。
(富山県 産休・育休中)
毎年ランクインされている「生」の漢字。
妊娠出産を通じて、生きることについて考えるママは多いですよね。
ただ、昨年と同様にコロナの影響が少なからずあるようです。
2021年今年の漢字 第5位「忙」
さぁ、TOP5です。
第5位は「忙」でした。
2017年は第5位、2018年は第3位、2019年は第6位、2020年は第9位と、こちらも毎年ランキングに入る漢字のひとつです。
「忙」を選んだママたちの理由
今年2人目が産まれたので今までの倍忙しかったから。
(山口県 育休中)
久しぶりの職場の責任者担当、妊娠、急な産休入りと公私ともにバタバタでした。
(愛媛県 産休・育休中)
「忙」はやはりママの忙しさを体現していますね…。
心を失わない日々を心がけたいけど難しい、というのはママの永遠の悩み?!かもしれません。
2021年今年の漢字 第4位「育」
第4位は「育」の字が選ばれました!
こちらも常連の漢字。
2017年に第7位、2018年は第5位、2019年と2020年はランク外だった「育」が2021年には第4位に一気に浮上です。
「育」を選んだママたちの理由
子供がもう1人産まれて、兄妹の子育て初体験でいろいろ勉強になって、子育てしつつ自分もママとして育てられてるので選びました。
今年は育児のみの一年でした!
(埼玉県 専業主婦)
出産して育児が始まったため。
それにより自分も成長して育っていると感じます。
また、夫への育児の教育も行なっているということも入ります。
(愛知県 専業主婦)
昨年のコロナ禍ではランク外になった「育」が戻ってきました。
健やかに育てる、育つというのは、平和な環境があってこそなのかもしれませんね。
2021年今年の漢字 第3位「幸」
第3位は「幸」。
なんと、4年連続で1位だった「幸」が3位に登場です…!
「幸」を選んだママたちの理由
目の前のうつ伏せでオモチャをぶんぶん振り回息子を見ていたらこの字がすぐに浮かんできました。
(千葉県 育休中)
いろいろな良いことが重なることが多かったから(結婚式や妊娠など)
(長野県 産休中)
念願の子どもを授かり、大変なこともありますが、主人と幸せな毎日を過ごしているから。
子どものかわいい笑顔で幸せな気持ちになれるから。
子どものおかげで周りや両家の笑顔や話題もさらに増えて幸せな1年になっているからです。
(東京都 専業主婦)
「幸」を選んだ理由としては例年のように、結婚や出産などで家族が増えた、家族のつながりを感じるしあわせ、というものが並びました。
しかし、長引くコロナ禍にあっては、しあわせを感じにくい世の中なのかもしれません。
コロナに関係なく、日本は幸福度の低い国、といわれています。
G7の中でも最も幸福度が低くなっています。
※G7…カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、英国、米国
※世界の幸福度ランキング(2021年)で日本は56位
2021年今年の漢字 第2位「耐」
4年連続の「幸」をおさえて、2位に躍り出たのは「耐」でした。
「耐」は2017年に10位、2018年に9位、とランクインされる年があったものの、比較的下位でしたが、今回は2位。
2020年から続くコロナ禍に「耐え続ける」一年だった、ということを感じずにはいられません。
「耐」を選んだママたちの理由
自宅での時間が多く外出があまり出来なかった。
人との関わりや情報交流も少なかった。
(北海道 産休・育休中)
上半期は特に緊急事態宣言で子供をレジャーなどに連れ出さずまるで耐久レースのようだったので。
(東京都 専業主婦)
コロナで外出や帰省を我慢したから。
また、育休中で収入が減ったので、支出を控えるように我慢したから。
(愛知県 育休中)
離婚協議など、コロナが関係していない(間接的には関係している可能性もあります)理由も中にはありましたが、選んだママの多くが「コロナの影響に耐える」という理由でした。
耐えた分、新年からはどー--ん!と好転していきたいですね。
2021年今年の漢字 第1位「変」
2021年ママ・プレママたちに最も多く選ばれたのは「変」!
4年連続で1位だった「幸」の連続記録は4年でストップです。
なんと「幸」の選んだママの倍以上のママが「変」を2021年の漢字として選びました。
「変」を選んだママたちの理由
自分の身の回りの環境や生活が大きく変わり、社会的にも新しい首相になるなど変化があった1年だから。
(兵庫県 育休中)
いろんなことが変化してる年でしたし、政治家の方がバラマキばかりで変な政策ばかりの一年でした。
(福岡県 ワーママ)
あらゆる面で社会や常識が変化したから。
(東京都 育休中)
子どもが生まれ生活が変わり、自身も父母へと変わり、気持ちや守るべきものが変わった年だから。
(静岡県 育休中)
今年、4年連続1位の「幸」をこえて選ばれたのは「変」でした。
例年「変」は上位にランクインされている人気の漢字です。
過去の「変」を選んだ理由
「子供嫌いだった自分が、出産して自分の子供はもちろん他人の子供も可愛いと思えるまで変化した。やらないといけない事を先延ばしにしていたけど、すぐに行動に移せるように変わった。そのため変化の年だったなと思ったから。」
(20代前半 子供1人)2017年に「変」を選んだママのコメント
「「年始めに妊娠初期に入り出産して子育てをしてるので、体にしても気持ちにしても変化があったから。」
(30代前半 生後9ヶ月ママ)2019年に「変」を選んだママのコメント
今までは「妊娠出産による変化を強く感じた1年」という理由が多かったのですが、
今年は
「政治が変」
「社会の変化」
など、家庭外での変なところや、変化を理由に選ぶ人が目立ちました。
変化は困難に打ち勝つ手段!新年への抱負にもつなげよう
プレママ・ママが選ぶ2021年の今年の漢字、第1位は「変」でしたね。
2017年からはじめて、4年連続1位だった「幸」がはじめてその座を他の漢字に明け渡すこととなりました。
育休時を除き、毎年編集に携わっている私にとっては衝撃です…。
改めて感染症の流行が続くことは、家庭に・社会に大きな変化をもたらしたのだということを実感しています。
しかし。
変化は困難に打ち勝つ手段です。
人間はさまざまな変化を繰り返し、困難に打ち勝ってきました。
妊娠~育児期のママは、ご自身の心と身体、家族とのかかわり方、キャリアの積み上げ方、など変化が大きいときです。
変化が大きいというのは、それだけママが困難を乗り越えている証拠。
変化はストレスを伴うため、一筋縄ではいかないことも多いですが、乗り越えた先にまだ見ぬ幸福が待っているはず。
変化を恐れず、自分の幸せに向かってどんどん進んでいきたいですね。
今年もあとわずか。
今年の漢字を振り返りつつ、来年の抱負につなげてみてくださいね。
調査概要:子育て世代が選ぶ今年の漢字
調査期間:2021年11月20日〜11月25日
調査方法:インターネット調査
回答者数:329