子どもの作品ってどんどんたまっていきますよね。

「みんなどうしているのかしら」と悩むママも多いはず。


基本的には「飾る」→「収納する」→「整理する」→「整頓する」の4ステップです。


今回は個展開催経験や学生の卒業制作展の企画運営の経験がある筆者が、家庭でできる作品の飾り方や保存方法、収納のルールなど、実践に基づいてご紹介。


使えるアイデアがあれば幸いです♪

この記事の目次


子どもの作品収納&保存5つのアイデア

子どもの創造力は無限大!

日々クリエイトされていく作品に悩む人達に筆者が実践しているアイデアを紹介します。


①飾る


クリエイトした作品はみんなにみてもらいたいものです。

お子さんにとってそれは、大好きなママやパパなど家族のこと。


リビングなど、家族が集う場所や目につく場所に飾ってあげましょう。

我が家は高所窓を飾り棚にしています。


外からも見えるので、お外からも『私の作品だよ!』と我が子がアピールしています。


筆者はただ窓に置くだけの簡単な飾り方ですが、他にも


・額縁に入れる
・コルクボードに掲示する
・階段の踊り場の壁に作品を掲示する
・飾り棚を設置して飾る
・天井からぶら下げて飾る

といった飾り方がありますよ。


②ラミネートする


ラミネートをすることで、作品が水濡れに強くなり、劣化しにくくなります。


色紙や色画用紙などを貼り合わせの作品の場合、小さなパーツが剥がれ落ちやすくなりがち。

ラミネートをすることで剥がれ落ちを防ぐことができます。


アイリスオーヤマ ラミネーター LM42X

参考価格:3,280円


ラミネートなんて一般家庭でできないのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、A4以下対応のコンパクトなラミネート機なら数千円で手に入れることができます

1台あると、子どもの作品以外にも、ネームプレートや水濡れしたくない掲示物の保護などにも使えるので便利です。

(筆者は置き配指示の紙をラミネートして玄関に貼っていました)


コツはしっかりとウォームアップさせること。

熱でのりを溶かしてラミネートするので、温度が上がりきる前に機械に通してしまうとのりが十分に溶けきらず白く残ってしまうので要注意。

 


アイリスオーヤマ ラミネートフィルム 100μm A4 

参考価格:1,180円

 

③パネル化する


子どもの絵の作品で「これは好き!」「いつまでも長く飾っていたい!」と感じる作品に出会ったら「パネル」にして残すのがおすすめ。


特別感がありますし、額縁に入れずとも立てかけて飾ることができます。


作り方は後述しますね!


④ボックスに収納する


皆さんが悩むのは「増える作品の収納」ですよね。


筆者はボックスに収納しています。

ボックス収納の目安のポイントは以下の3つ。


①飾り終えた作品
②飾るに値しないが残しておきたい作品
③飾ることが難しい形状の作品

つまり、飾らないものはボックスに収納していくスタイルです。

ズボラなので段ボール収納ですが、インテリアにマッチした大きめのボックスなんてのも良さそうですね。


⑤ファイリングする


ボックス収納は「一時避難」場所です。

こちらは次項の「作品整理の手順」にて解説いたしますね。


ボックス収納は最終的にはファイルに収納します。


絵はそのまま収納し、立体物は撮影して、画像を印刷したものを挟みます。

 

作品の整理整頓方法


どんどん作られてくる作品。

飾るのも、収納するのも限りがあります。


そのため、作品の整理整頓はかかせません。

ではどのように進めていけばよいのでしょうか。



基本的には


「飾る」→「収納する」→「整理する」→「整頓する」


の4ステップです。


飾る、収納のアイデアは先程ご紹介しましたので、ここでは「整理整頓」について解説していきます。




①整頓の前の「整理」のルールを決める

「整理」には「不必要なものを取り除く」という意味があります。


つまり「要らなくなった作品を捨てる」こと。


子どもが作った作品を捨てるなんて、と思う方もいらっしゃるかもしれません。

捨てずにとっておける十分なスペースがあるご家庭であれば、それもいいでしょう。


しかし、多くのご家庭ではそのようなスペースがないため、作品の収納に頭を悩ませているのです。


そのため「要らなくなった作品を捨てる」という作業はどうしても発生します。


その作業を行うためのルールを決めましょう。


こうすることで、今後、小学生・中学生になってからもそのルールに基づいて作品の収納・管理ができるようになります。


筆者の子どもの作品整理ルール

①ボックスいっぱいになったら子どもに取捨選択をさせる

②そのうえで、親がどうしても残しておきたいものは「子どもの作品収納」ではなく、親の所有物として管理する

③日常作品(あふれるほどの塗り絵や折り紙作品など)は最低限だけ確保し、基本は捨てる


★子どもの意思を尊重する


親の判断で取捨選択も可能ですが、子ども自身にできる限りさせるようにしています。

なぜなら、整理はこの先必要な能力だからです。

小さいうちに身につけ、習慣化させることできちんと取捨選択のできる人間に成長します。


②「整頓」のルールを決める

整理ができたら次は整頓です。

「整頓」とは「きちんと片付ける」こと。


我が家の整頓ルールは以下の3つです。


筆者の子どもの作品整頓ルール

①年末年始の大掃除の時にボックス収納の生理を行う

②年度が替わってからボックス収納に残った平面作品を厳選しファイリングする

③どうしても捨てられないものは、撮影して画像におさめる


③ルールの見直し・アップデート

そして欠かせないのが「ルールの見直し」と「アップデート」です。


筆者も整理整頓は上記の通りで行っていますが、子どもの成長につれてルールが合わなくなる可能性があります。

また、よりよい方法を知ることだってあります。


適宜見直す柔軟さが必要です。


 

子どもの作品のパネル化する方法【手作り】


子どもの作品で「これは残しておきたい!」と親が強く思うものがあります。


そういった作品は筆者はまずデータ化します。


データ化することで、いろんなものに印刷でき、原画をファイリング(収納)していてもその作品を飾って眺めることができるからです。


今回は手軽に飾ることのできる「パネル」の方法をご紹介します。


準備するもの


・子どもの作品がコピーされた紙
 (今回はスマホで撮影したものをアプリで加工し、家庭用プリンタで出力)

スチレンボード

カバーフィルム

・カッターナイフ

・カッターマット(段ボールでOK)

・金属製の定規(なくても可)

作り方


①カバーフィルムをイラストよりも少し多めにカットする。



②カバーフィルムをイラストに貼る。この時空気が入らないように注意する。

③スチレンボードに作品サイズのあたりをつけ、剥離紙のみカット。



④スチレンボードの剥離紙をはがしながら、のり面にイラストを貼っていく。



⑤すべて貼り終えたら、まわりをカッターで切りぬく。

 カットするときに金属定規があるとまっすぐにカットしやすい。


 パネルは分厚いため、カッターに力が入りやすく、テーブルや床を傷つける場合も。

 必ず、カッターナイフシートや段ボールなどを下にひいてから行うこと。


子どもの作品の収納保存はアイデア次第!取捨選択の力を養おう


子どもの作品はかさばりますが、工夫次第で素敵に飾ることができます。


収納保存もアイデア次第ですっきりきれいに。


大切なのは「作品を整理する(不要なものは破棄)」こと。


子どもが一生懸命描いた作品・作った作品を捨てるなんてできない、という気持ちもあります。

またお子さん自身も「捨てたくない」という気持ちもあるでしょう。


しかし、長い人生で「お別れ」はつきもの。


幼いうちからお別れの寂しさも知ってもらうこと、自分でけじめをつけることも作品を通じて学ぶことは大事だと感じています。


ママやパパも、0歳や1歳のころの作品・未就学児の時の作品が実家を埋め尽くしていたらどう思いますか?

『いい作品だけ残して、あとは処分しようよ』という考えが起こる人も少なくないはず。


いい作品だけを手元に残す、子どの成長がわかる代表的な作品だけを残すことは、生きるために必要な「取捨選択」の力を身につけることに繋がります。


ぜひ今回のアイデアも取り入れてみてくださいね!