ママは24時間365日無休で育児や家事を頑張っているのに、旦那は子どもが生まれても何も変わらずマイペースに自分の時間を楽しんでいる。


そんな状況にイライラしたことはありませんか?


今回は子育てを頑張るママが普段感じている、旦那に対するイライラエピソードをご紹介。


「うちだけじゃないんだ」と気づけるだけで、少しはイライラが収まるかもしれません。


それでもイライラが治まらない、というママ。


もしかすると、それは自分の「自己呈示」像が維持できない不安からイライラしている可能性があります。


まずは自分のイライラと向き合うことからはじめてみてください。


この記事の目次


こんな旦那はいらない!イライラする5つの夫タイプ


子育てをしていると「イライラ」すること多いですよね。

いうことを聞かない子どもが原因?

それとも「いうことを聞かないパパ(旦那)」が原因?


実際、子育てママの多くは「こんな旦那はいらない!」という気持ちを抱いています。

それだけ夫にイライラすることが多い証拠。


イライラする夫のタイプは5つあります。


①自分を優先したがる旦那
②家にいないことが多い旦那
③「父親」の自覚がない旦那
④無神経な言動を繰り返す旦那
⑤お願いしたことをやってくれない旦那

①自分を優先したがる旦那イライラ!



ママはいつも子どもや家族を優先してみんなが快適に過ごせるよう頑張っていますよね。


それなのに旦那はなぜ、いつも自分を満たすことばかり考えてしまうのでしょうか。


パパの自由時間も大切ですが、子どもが起きているときくらい子どもを優先してほしいというのがママたちの本音。


もっと言えば、ママの自由時間の確保にも協力してほしいのですが…。



<ママのイライラエピソード>

こっちが必死に子どもを寝かしつけしているのに、旦那は気にもかけずにリビングで寝ている

(子ども:生後10~12ヶ月  年齢:20代後半)


娘のお風呂より自分のご飯が優先

(子ども:生後7~9ヶ月 年齢:20歳未満)


いつも帰宅が遅いけど、週に一回だけご飯前に帰ってくる旦那。


私がご飯の支度中に子どもの遊び相手やお風呂をお願いしたら、「小一時間走りにいく」と言って育児から逃げる。

(子ども:生後4~6ヶ月  年齢:20代後半)


旦那さんが休みの日、お風呂に1人ではいっていて。子どもをあとで呼ぶのかなー?と思ったらそのまま出てきた。


「え、子ども入れたってよー」って言うと「あ、忘れてた」と言われて入れてあげようともしない。この時は怒りを通り越して呆れた。

(子ども:生後2~3ヶ月, 4歳以上  年齢:20代後半)


一人だけ朝長風呂をする。音楽を流しながら1時間は入っています。


旦那は帰りが遅いので私は毎日3ヵ月の子どもとお風呂で自分の体もさらっと洗うだけなのに~ 。

(子ども:生後2~3ヶ月  年齢:20代後半)


旦那は休日、好きな時間まで寝ている。


私と子どもは時間で動いているのに、旦那は自分中心で動いていてるから差が生じる。


オムツ替えなどめんどくさい事は気づいていてもやらない。

(子ども:妊娠中, 1歳〜1歳6ヶ月  年齢:20代前半)


夕食後、子どもが眠くなる前にお風呂に入れて欲しいのに携帯ゲームに夢中でなかなか入れてくれない。


そのせいで子どもが寝ちゃって、お風呂に入れないことがある。

(子ども:生後2~3ヶ月, 1歳7ヶ月〜2歳  年齢:30代後半)


子どもには片付けするよう言うのに、自分は靴下をその辺に脱ぎっぱなし、漫画読みっぱなし…。

(子ども:妊娠中, 1歳7ヶ月〜2歳  年齢:30代前半)


②家にいないことが多い旦那にイライラ!


旦那に「友達と遊ばないで!」とまでは言いません。

ただ、子どもが生まれてからの休日は、友達よりも子どもと過ごす時間を大切にしてほしい。


そう思っているママは非常に多いです。


24時間365日休むことなく主婦業や母親業を頑張っているママの中には、自由に過ごす旦那へ嫉妬してしまう人も。


家事や育児はママだけが頑張るものではなく、旦那も積極的に関与すべきということに、早く気づいてほしいものです。


<ママのイライラエピソード>

長女が生まれて間もない頃飲みに行ってなかなか帰ってこない日が度々あった。

(子ども:生後2~3ヶ月, 1歳7ヶ月〜2歳  年齢:20代後半)


仕事が休みの日は子どもとの時間に使ってほしいのに、友達と出かけたりして家にいないことが多い

(子ども:生後1ヶ月未満, 4歳以上  年齢:20代後半)


仕事を家族のために頑張ってくれているのはすごく分かる!


でも、毎日お酒を飲み、飲み会があると必ず参加し友達のイベントには行く


私だってお酒が飲みたい、遊びに行きたい!

(子ども:生後10~12ヶ月  年齢:20代後半)


うちの旦那は友だちに誘われて、ナイターテニスやキャンプに行くことがあります。


子どもの入浴を手伝ってくれたと思ったら、自分の役割は終わったと言わんばかりに数分後には出掛けてしまいました


ママはまだ子どものご飯やら家事がたくさん残っているのに、1つやり遂げて満足している姿に イライラでした。

(子ども:1歳7ヶ月〜2歳  年齢:30代前半)


仕事休みの週末も趣味で家にいない。

(子ども:生後7~9ヶ月  年齢:30代前半)


③「父親」の自覚がない旦那にイライラ!


出産を経験したママに比べて、旦那は「父親」の自覚が芽生えにくいと言われます。


しかし、何事も経験が大切。

子どもと向き合わずに過ごしていたら、いつまで経っても旦那は父親になれません。


ただ、そんな旦那でも子どもにとっては世界でたった一人の父親。


最初から上手に子どもと接することができなくてもいいのです。


まずはテレビを消して、スマートフォンを置いて、子どもと1対1で向き合うことから始めてもらいたいですね。


<ママのイライラエピソード>

私が家事をしている時に寝かしつけてほしくて息子を預けたらベッドに子どもを放置して自分はスマホをいじっていた


そして吐き戻していることにも気づいていない。

(子ども:生後2~3ヶ月  年齢:20代後半)


私がお風呂に入っている間も子どもが泣いたら連れてくる。


寝ているときに子どもが隣で泣いていても気付かず寝ている。

(子ども:生後4~6ヶ月  年齢:20代後半)


私がお風呂に入っている時、子どもが泣いているのに抱っこしないでテレビを見ていた。

(子ども:生後2~3ヶ月  年齢:20代後半)


子どもに「歯磨きしなさい」とか「早く寝るよ」とか言えない所にイラっとくる。父親なのに…。

(子ども:妊娠中, 3歳〜4歳  年齢:20代前半)


イヤイヤ期で「ママじゃなきゃ嫌だ」という時期が続き、疲労困憊。


そんな時でも、旦那は「ママじゃなきゃ嫌だって」と育児に協力してくれない

(子ども:妊娠中, 1歳7ヶ月〜2歳  年齢:30代前半)


④無神経な言動を繰り返す旦那にイライラ!


家事や育児に関わろうとしない旦那に限って、ママの気持ちを逆なでするような無神経な言動が多いですよね。


「家事や育児を手伝ってもらえるかも?」という期待するのはもうやめた。


でも、手伝わないならせめて黙って座っていて!そんなママたちの叫びが聞こえてきそうです。


<ママのイライラエピソード>

旦那は朝は早く帰りも遅いので、普段は私がずっと育児を頑張っています。


それなのに「おっぱいが出れば俺だって育児するのにな~」と言ってきたこと。

(子ども:生後2~3ヶ月  年齢:20代後半)


子どものことを相談しても、「わからないから任せる」と考えもせず答えることがあった。

(子ども:生後4~6ヶ月 年齢:20代後半)


私が泣いている子どもをあやしていると、無言でテレビの音量を上げた。

(子ども:生後7~9ヶ月  年齢:20代後半)


旦那の休日。

私が赤ちゃんを抱っこしながら洗濯&ご飯を準備していたら、ソファに座ってテレビを見ながら「部屋が汚い。たまには掃除ぐらいしたら?」と言ってきた。

(子ども:生後4~6ヶ月, 3歳〜4歳  年齢:20代後半)


授乳の為に早く寝ているのに、旦那に起こされるときがあるたいてい大した用事じゃない。

(子ども:生後7~9ヶ月  年齢:20代後半)


私が寝かしつけに苦労していたら、「今日はなかなか寝なさそうやなぁ」と余計な一言をつぶやいて寝かけていた子どもが元気になって。そのあとすぐに旦那は寝ていた

(子ども:生後2~3ヶ月  年齢:20代後半)


⑤お願いしたことをやってくれない旦那にイライラ!


本当はママがお願いする前に、自分で気づいて家事や育児に参加してほしい。


ただ、それが難しいとわかったから言葉にして伝えているのに…どうしてすぐに動いてくれないのでしょうか。


よく旦那のことを「大きな子ども」と表現するママがいますが、まさにその通り。


もしかしたら、子どもの方がよくお手伝いをしてくれるかもしれませんね。


<ママのイライラエピソード>

手伝ってほしいことを旦那に言って返事をしたはいいが、いっこうに手伝ってくれない。この時点でイライラしだす私。


もう一度旦那に同じことを言ったら本人はテレビ、携帯に気を取られていて聞いていなかった。それでさらにイライラ

(子ども:生後1ヶ月未満, 1歳〜1歳6ヶ月, 3歳〜4歳  年齢:20代後半)


毎回食器の片付けを手伝ってとお願いしているのに、いつも「自分の方が疲れている」と言う。

(子ども:生後2~3ヶ月  年齢:20代後半)


「これ、やっちょってくれる?」と、家事をお願いすると、「了解!」っていうものの、すぐ行動におこさない。


「後でするけー」って言って、結局寝てしまうので私がすることになる!!!

(子ども:生後10~12ヶ月  年齢:20代前半)


ミルク○○ml作って!とお願いしても、「何mlだったっけ?」と何度も何度も聞いてくる

(子ども:生後4~6ヶ月  年齢:20代前半)


これ、やっておいてねとお願いするも、旦那は忘れて出社。結局私がする羽目に。

(子ども:妊娠中, 4歳以上  年齢:30代後半)


頼んでも返事だけでやってくれない。

マンガやゲームに夢中になっている小学生男子にしか思えない

(子ども:妊娠中, 1歳〜1歳6ヶ月, 4歳以上  年齢:30代前半)


どのエピソードも「わかる!」と思わず頷けてしまうママも多いはず。

読んでいるだけで共感しすぎて「思い出しイライラ」しているママもいらっしゃるでしょう。


『みんなどこの家庭も同じような悩みがあるのね…。』

と、自分の家庭だけではない、とイライラを落ち着かせて何とか折り合いをつかせてみてください。


 


子育て中の買い物をカンタンに!「生協」が自宅に栄養満点の食事をお届けします!


大変な子育てを生協がサポート!生協の宅配サービスを利用すれば、ご自宅まで栄養満点の食事をお届けするので、買い物までの手間を省いて、ママの子育てを応援します。


今だけ、プレゼントキャンペーン実施中!資料請求は下記のキャンペーンページをご覧ください。


↓お申し込みはこちら↓


新米ママがイライラする理由「自己呈示」像とのギャップ


ママたちのイライラ。

どれも共感できるけれど、それでも今置かれている状況がつらい。


最愛の人と結婚したはずなのにどうして夫にイライラしてしまうのか。


これは自己呈示してきた自分像が崩れるからなんです。


自己呈示像と産後の私とのギャップ

産後から数年は自己呈示像と実際の自分のギャップが大きくなりやすくなります。

ギャップが大きいと不安も大きくなり、イライラが増します。

自己呈示とは

自己呈示とは心理学で使われることがある言葉です。


人はいつもありのままの自分を他人に見せていません。

自分にとってメリットのある印象を他人に与えようとして振る舞います。(印象操作)


この振る舞いを「自己呈示」と言います。


就職採用面接の時や、夫に恋愛感情を持ち始めた時などをイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。

決して偽りではなく、自分をよく見せようとする振る舞いをしていたはず。


「こういう風に見られたい」

「こういう自分でありたい」


という自己呈示が産後できなくなることに対するストレスを夫にぶつけてしまうのです。


例えば…


・産後もすぐに元の体形に戻りたい、そうでありたい自分
 →現実は産後太り

・赤ちゃんに笑顔で接したい
 →現実は寝不足で不機嫌なことが多い

など、産後から数年は今までしてきた「自己呈示」の自分とのギャップの戦い、葛藤がママの中で行われているのです。


このギャップが大きい人ほど、うまくいかないことが多くイライラしてしまうでしょう。


自己開示をして自己認知を始めよう

自己呈示の自分を手放して、自己開示することで本当の自分を認めてあげる。


そうすることで必要以上にイライラすることがぐっと減ります。


自己開示とは

自己開示はありのままの自分を素直に表現すること。


小さな子どもは自己開示が上手ですね。

しかし、「もっとよく見られたい」といった欲や「もっとこうありたい」という向上心から自己開示より自己呈示の色が強くなっていきます。


「心を許した相手」というのは自己開示の比率が大きく、イライラする夫はまさにその対象でしょう。


そのため、「自分の状態への不平不満やイライラをぶつけて」しまうのです。


しかし、ママの中では「イライラを夫にぶつけたくない」という思いやりの気持ちもあります。


それと同時に「心を許した相手だからこそ、今の苦労を分かってほしい」という欲求や「苦楽を分かち合いたい、協力して乗り越えたい」という思いがあります。


相反する気持ちがママに内在することで、ママ自身が自分がどうしたいのかわからず、疲れなども相まってイライラとして出てきてしまうのです。


 

イライラと向き合う!「見える化」して自分を知る


まずはしっかり自分を知り、どれもこれも自分が感じた気持ちと認めることがイライラ解消の一歩に繋がります。


自分のイライラチャートをかき出しましょう。


書き出して見える化(可視化)することで、自分がイライラしやすいパターンを把握することができ、イライラを減らすことができます。


イライラの原因は2種類

イライラには「燃料不足」によるものと、バイオリズムによるものがあります。


何らかが不足することで、ニュートラルな自分ではない状態なのでイライラしやすくなります。

バイオリズムの場合は、直接的な原因なく、日々の中の変化で起こるイライラです。


■燃料不足の例
夜間授乳で寝不足が続いている状態は、ニュートラルな自分ではありません。
程度に個人差はありますが、疲れ・睡眠不足がたまっているでしょう。

他にも「夫の愛情不足」「ひとりの時間不足」「運動不足」「収入の不足」「栄養不足」などが産後数年は陥りやすい「不足」です。

燃料を補給して「ニュートラル」に戻すことで不要なイライラが減ります。



■バイオリズムの例
これは女性特有のもの。つまり「月経」です。

産後は月経がありませんが、女性ホルモンの変化で体や心に影響があります。
妊娠中~産後・授乳中はホルモンバランスの変化でイライラすることがあり、「ガルガル期」とも言われますね。

それ以降も女性はおよそひと月のサイクルでバイオリズムが変化するため、不足関係なくイライラ状態に。

あらかじめ自分のバイオリズムを知ることで「そろそろイライラしやすい時期だ」と事前に対策することができます。


ママのイライラの対策「リセット方法リストUP」



イライラの対策は「リセット方法をリストアップ」しておくのがおすすめ。


イライラしても解決方法がなければ、ずっとイライラしっぱなしになるからです。


リセット方法が確立していれば、イライラが長続きせずに済みます。

しかし、子どもができると妊娠前のリセット方法のいくつかが使えないため、妊娠~産後のママはイライラが募りやすいのです。


■不足を補うケアリスト
・ひとりでカフェ
・とにかく掃除に没頭
・10時間ぶっ続けで寝る
・エステに行く
・甘いものを食べる
・ストレッチをする
・ゲームに没頭する
・友人とおしゃべり

あらかじめリスト化しておくことで、その選択肢の中から選んでリフレッシュできる、という安心感が得られます。


そして、気をつけたいのが「最優先」でケアすること。


日本人のママの多くは自己呈示像を優先するあまり、頑張ることには取り組もうとしますがケアをおろそかにしがちです。


「こんなに甘やかしていいのかな」と思うくらい、自分ケアの時間をつくることで、夫へのイライラもぐっと減ります。


 


バイオリズムは事前対策が可能

月経は対策がしやすい「イライラ」です。


月経周期を把握し、生理前はイライラしやすい、ということがわかっていれば事前に「この時期はイライラするから○○してほしい」と周りに自己開示できます。


自己開示をすることで、イライラしやすい時期の衝突を避けてもらい、穏やかに過ごすことができるでしょう。


専門家に相談する、というのも対策のひとつです。


妊娠や産後のホルモンバランスの変化はバイオリズムですが、限定的なため助産師や産婦人科医など専門家に相談してみてください。


また産後の月経痛がひどい、月経量が多いなどのトラブルは婦人科を受診するようにしましょう。


旦那に対するイライラは期待の表れ!ママは自分と向き合ってイライラしない接し方を


変化しない旦那にイライラするママたち。


しかし、裏を返せば旦那に「もっといいパパになってほしい」と期待しているからこそのイライラでもあるわけです。


正直、あきらめの気持ちが芽生えたら旦那にイライラすることもなくなります。


つまり、イライラしている間は、ママにとって旦那は欠かせない存在であるということ。


旦那の中には育児に参加する方法がわからず、あえてそっけない態度を取っていることもあるそう。


イライラしてもぐっと怒りをおさえ、協力してほしいという気持ちをやさしく伝えると少しずつ状況が変わっていくかもしれませんね。


しかし、そのおさえる、やさしく伝えるを実践するのがイライラしているママには難しいのも事実。


その時は自分と向き合うあうことが大切です。


自分の感情くらい自分で守ればかものよ


という茨木のり子さんの詩がありますので一度読んでみてください。

自分で自分を大切にする大切さに気付かされますよ。


自分の気持ちを見える化し、自分のイライラケアを自分でする。

それがママとしての自己成長なのかもしれませんね。



産後は慣れないことがたくさん。

どうか自分の気持ちを素直に受け止めて認めてあげてください。

イライラしてもしょうがない!それくらい大変なのですから。

大変な分、たくさんケアしてあげてくださいね。



【調査概要】
期間: 2017年9月6日~9月8日
方法: カラダノ―トママ部調査
対象: 妊娠中・育児中のママ部ユーザー(N=389)


(Photo by:写真AC