ブロッコリーは離乳食初期から使える食材。


茹でるとやわらかくなるので、調理もラクチンで幼児期になっても重宝します。

緑のアクセントにサッと足せるのも嬉しいポイント。


離乳食期から親しんでおくことで、おやつにだってブロッコリーをパクパク食べてくれますよ。

筆者の子ども達がまさにそれで、ブロッコリーを湯がくとすぐなくなってしまいます。


今回は離乳食の時期別に調理法やレシピ、冷凍保存方法などをお伝えします。


安売りの時に購入して、冷凍保存でうまく活用しちゃいましょう♪


この記事の目次


ブロッコリーは離乳食初期からOK!


ブロッコリーは離乳食初期から使える食材です。


味にも比較的くせがない野菜ですので、離乳食初期から食べさせやすいですよ。

また、加熱によってやわらかくなりやすい点も初期から使えるポイントです。


ブロッコリーの特徴

βカロティンとビタミンCが豊富なブロッコリー。


どんな食材でも合わせやすく、和洋中、どのテイストにも合いやすいので、色どりが足りないときにも簡単に使いやすく重宝します。


参考:アプリ「ステップ離乳食」


◆筆者の体験談「ブロッコリーは多用しました」

筆者の子どもは離乳食初期のころ、ほうれん草が原因で下痢(子どもの身体がまだほうれん草を受け付けられなかった・幼児の今は食べることができます)をしたため、中期の終わりまで濃い緑の食材はブロッコリーの穂先でカバーしていました。


やっぱり緑があると色合いにバランスが取れますね。


【時期別】ブロッコリーの調理方法


時期別に調理方法をみていきます。


【初期】すり鉢ですりつぶす

やわらく茹で、穂先のみそぎ切りにする。

穂先をすり鉢ですりつぶしてから湯でのばしてペースト状に。


【中期】穂先をみじん切り

やわらかく茹で、穂先をそぎ切りにしてみじん切りにする。


【後期】5㎜前後に小分け

やわらかく茹で、小分けにする。(5㎜前後の大きさをイメージ)


【完了期】1cm前後→手づかみ食べの小房へ

やわらかく茹で、後期より少し大きめに小分けにする。(1cm前後の大きさをイメージ)


→少しずつ大きく小分けしていき、完了期の終了時期頃ぐらいから手づかみ食べできるサイズの小房へ。


【時期別】ブロッコリーの簡単レシピ

ブロッコリーは和洋中なんでもアレンジできます。

時期別におすすめの簡単レシピをピックアップしてご紹介します♪


豆腐と野菜のポタージュ【離乳食初期】



こちらのレシピはいろいろな食材に慣れてきた、離乳食初期(生後5~6ヵ月)の後半以降に試してください。


にんじん、ブロッコリー、玉ねぎと豆腐を合わせた、野菜たっぷりのポタージュです。


豆腐のおかげでふわふわに仕上がり、食べやすさも◎。


たんぱく質と野菜を同時に摂れるのもうれしいですね。


>>レシピはコチラ<<


引用:「豆腐は離乳食初期におすすめの食材!管理栄養士の厳選レシピ10選」(ママびより)


トマトリゾット【離乳食中期】

ちょっとイタリアンな離乳食で味のバラエティを増やしましょう。

これだけで必要な栄養素を全て摂取できます。

 

【材料】
七倍粥 70g弱
シーチキン 10g
野菜スープ 大1
食塩無添加トマトジュース 大2
水 大2
ブロッコリー 20g

 

【作り方】

1.ブロッコリーは細かく刻みます。

2.シーチキンはほぐし、すべての材料を小鍋に入れて弱火で煮込めば完成です!

参照レシピ:◆【離乳食中期】トマトリゾット


引用:「【離乳食中期】7~8ヶ月の基本・進め方&おいしいレシピ5選」(ママびより)


ねばねばブロッコリーうどん【離乳食後期】


刻んだブロッコリーとひきわり納豆を、少量のしょうゆで和えてかけただけの簡単スピードレシピ♪

 

簡単なのに栄養満点なので、ママも赤ちゃんもうれしい限りですね。

 

納豆のねばねばがのどごしをよくしてくれるので、つるっと食べられます。

 

>>レシピはコチラ<<

引用:「管理栄養士監修|うどんは離乳食時期に大活躍!時期別簡単レシピ」(ママびより)

 

ブロッコリーは冷凍保存OK!




ブロッコリーは冷凍保存可能な食材。

生でそのまま保存もできますし、調理後の保存も可能です。


生で保存すると1ヶ月ほど長期保存が可能ですが、調理が必要です。


調理後なら解党後すぐ食べることが可能ですが、保存の目安は1週間。


ママとお子さんの離乳食事情に応じて活用しやすい保存方法を選んでくださいね♪


①生で保存する

①小房に切り分けてから水洗いし、水気を拭き取ります。

ブロッコリーの水洗い方法

水を張ったボウルにブロッコリーを入れ、ゆするようにして洗います。


②ブロッコリーを2~3房ずつラップでくるむ。

 その際出来るだけ空気をくるまないようにぴったりとつつむのがコツ。


③ラップで包んだものをフリーザーバックや保存容器に入れて冷凍庫へ。

 1ヶ月を目安に使い切ってください。


◆使用時

自然解凍はせず、そのまま茹でてください。


参考:「【ブロッコリーの冷凍】冷凍保存すれば美味しさ1ヵ月長持ち!(2019.11.15)」(ニチレイフーズ)


②加熱加工をして保存する

①時期に応じた調理方法で調理します。


②フリーザーバックに薄く広げるように入れます。

 その時なるべく空気は抜くようにしましょう。

 薄く広げて冷凍することで、使いたい分だけ、パキッと折って取り出すことができます。


③ジッパーをしっかりと閉めてから冷凍庫にて保存。

 1週間を目安に使い切るようにして下さい。


参考:「離乳食のためのフリージングテクニック」旭化成ホームプロダクツ


◆製氷機に小分けに保存もOK!


フリーザーバックで冷凍保存したブロッコリーをうまく分量分割る自信がない、手間だ、と感じるママにおすすめなのが「製氷器に小分けにして保存」です。


これなら、冷凍する前から分かれているので、必要分だけ取り出しやすいですね。


 

離乳食完了期の「おやつ」にもおすすめ!

筆者の子ども。離乳食完了期の頃。

手づかみ食べブームでブロッコリーもモリモリ食べていた。


ブロッコリーはおやつにもおすすめです。

筆者の子どもはよく、おやつにブロッコリーの塩ゆでを食べていましたよ。


離乳食期から親しんでいる食材なので、抵抗なく食べてくれます。

1房を一口サイズにカットして、竹串で通るぐらいの柔らかさまで茹でてザルに入れて冷ます。


その状態でテーブルに出すと、パクパクと食べて、1歳と3歳の2人で全部食べてしまうことも(笑)


ヘルシーなので、大人のおやつにも最適ですね。


アメリカではブロッコリーは子どもが苦手な食べ物の代名詞


比較的くせがなく、どんなスタイルの風味にも合わせやすいブロッコリー。

ですが、アメリカではブロッコリーは「子どもの嫌いな野菜」の代名詞。


ディズニーの「インサイド・ヘッド」で主人公の女の子ライリーが幼少期のシーン。

パパがライリーにブロッコリーを食べさせようと、スプーンで口に運び入れようとします。

するとライリーは、それを嫌がり口にしようとしません。


アメリカのブロッコリーは生で食べることが多く、日本のブロッコリーに比べて苦みがあるそうです。


ちなみにこの「インサイド・ヘッド」。

日本版ではブロッコリーがピーマンに修正されています。

日本では「子どもの嫌いな野菜」の代名詞になるのがブロッコリーではなくピーマンだから、なんですって。


国を跨げば食文化は全く違うもの。


いろんなものを食べることも大事ですが、苦手なものは親子・兄弟姉妹でそれぞれ違います。


小さいうちに「あれもこれも」と急かなくても大丈夫。


とはいえ、作った離乳食を食べてもらえないのは、ママにとってはじわりと心にダメージがありますよね。


そういう時は「アメリカの子どもはブロッコリー嫌いも多いし」と広い視野を持って心の平穏を保つ工夫をしてみてくださいね。


ブロッコリーは乳幼児期の食事に欠かせない!


ブロッコリーは離乳食初期から使える食材。


比較的くせのない味なので、離乳食期の赤ちゃんも食べてくれることが多いです。


離乳食を卒業してからも、食卓の彩りに一役買ってくれます。

カレーの横に。

オムライスの横に。

ハンバーグの横に。


離乳食のうちから慣れ親しむことで、幼児食でも大活躍間違いなしのブロッコリーです。


冷凍保存もできますので、安売りセールの時に購入をおすすめします。