2人目の妊娠おめでとうございます。
出産経験があるため、ひとり目よりゆっくり構えているママも多いかもしれません。
しかし、2人目の出産だからこそ考えておかなければならないことがあります。
まずはご自身の出産パターンを確認してください。
「出産場所【①里帰り・②自宅】」
「子どもの性別【③同性・④異性】」
「子どもの生まれる季節【⑤同じ季節・⑥異なる季節】」
「第一子の年齢【⑦未就学児・⑧小学生】」
そして、出産準備に必要なアイテムの買い足しをリストと状況に合わせてチェック。
さらに2人目ならではの準備「上の子のケア対策」です。
上の子にとってママの出産は初めての経験。
出産後、数日はママと離れ離れで過ごすのです。
事前にしっかり準備をして、産後に備えましょう。
この記事の目次
貴女はどのタイプ?2人目出産16パターン
2人目出産は細かく分けると16パターンもあります!
大きく分けると
「出産場所【①里帰り・②自宅】」
「子どもの性別【③同性・④異性】」
「子どもの生まれる季節【⑤同じ季節・⑥異なる季節】」
「第一子の年齢【⑦未就学児・⑧小学生】」
の4項目に2つの選択肢。
それぞれの組み合わせで16パターン以上になります。
★筆者の場合
①里帰り・④異性・⑤同じ季節・⑦未就学児(2歳差)
①里帰りor②自宅
第二子の出産場所です。
第一子は里帰りのママも多いですが第二子以降は自宅付近の産院を選択する人も多くなります。
何故なら、上の子の保育園・幼稚園・小学校の問題が生じるから。
特に保育園は2ヶ月前後の休園で退園になる自治体が多いため、上の子を連れて里帰り出産をしてしまうと、その間通園できず退園となってしまうのです。
この場合、上の子と下の子の両方に待機児童のリスクが高まってしまいます。
また、育休中も保育園は上の子を短時間で預かってくれますが、その資格も失ってしまいます。
上の子の通園・通学状況を考え、里帰りをしないケースは多いです。
★筆者の場合
上の子が1歳の時に第2子を妊娠(2歳差)
一時保育を利用して仕事をしていたため、常時通園している園はなかったため第2子も里帰り出産。
③同性or④異性
胎児の性別が上の子と同じか異性かで若干準備するものが変わります。
・セレモニードレス
・洋服の色
同性の場合、使いまわせるものが多い可能性があります。
そのため新しく買い足すことが少なくなるのです。
異性の場合は、新しく買い足すものが少し増えてしまうかもしれませんね。
第一子の時から白や黄色などユニセックスな色・デザインのベビーグッズを選んでいる人は赤ちゃんの性別にさほど左右されない項目です。
★筆者の場合
上の子が女の子、下の子が男の子で異性でした。
そのため、ユニセックスのものはおさがりとして活用。
ピンクや花柄のものは知人に譲り、青色や車柄などボーイッシュなデザインのものを買い足しました。
⑤同じ季節or⑥異なる季節
子どもが同性異性にかかわらず、産まれてくる季節が違えば基本的には買いなおしになるものが多くなります。
何故なら、0歳の1年は数ヶ月違えば洋服のサイズも異なるからです。
例えば、7月生まれ(夏生まれ)ですと肌着一枚で過ごすことも多くなります。
しかし12月生まれ(冬生まれ)の場合は肌着の上にキルト生地のロンパースが必要になります。
★筆者の場合
9月生まれと10月生まれだったので新生児期の服の半分以上はおさがりとして使いまわし。
肌着はピンクも使いまわしました(笑)
自分で購入したのは青色のロンパース1枚だけ。肌着がピンクでも上から着る服が青なら男の子っぽく見える!
⑦未就学児or⑧小学生
第二子の出産のタイミングで重要なのは上のお子さんの年齢。
例えば、年子であれば、産後の育児はかなりハードです。
夫や里帰り先、行政などの人的サポートが受けられるよう、事前に調べておく・話し合いをしておくといった準備は必須になります。
一方、上のお子さんが小学生の場合。
第二子の産後は想像以上にラクです(それでも産後の身体も乳児の育児も大変ですが)
何故なら、自分のことは最低限自分でできるから、です。
オムツもいりませんし、学校へも送り迎えが不要(一部例外アリ)
ご飯だって自分で食べてくれます。
お風呂だって自分で体を洗ってくれますし、着替えも自分ひとりでしてくれるでしょう。
その一方で、上の子のアイテムのおさがり・使いまわしは難しいかもしれません。
私のまわりに限ってですが、4~6年あくと上の子のベビーグッズは処分している人も多いようです。
その場合は、新たに買いなおしが必要です。
★筆者の場合
2歳差育児だったので、産前産後合わせて3ヶ月ほど帰省しました。
第一子の産後は1ヶ月健診後に自宅へ戻ったのですが思った以上に負担が大きくボロボロだったため、産後のケアをしっかりしてから自宅へ。
産褥期にも助産師外来やカウンセリングなどを受けに行き、しっかりと産後に備えました。
自宅に戻った後も、早急に保育園などに申請・母乳ケアができる助産院を活用・一時保育を活用と人的サポートを受けました。
2人目出産準備アイテムリスト
買い足すアイテム(①~⑧すべてに該当)
・おしりふき(⑦は年子や2歳差なら共用可能)
・新生児用オムツ
・めん棒
・ベビーソープ
・沐浴用ガーゼ
・産褥パッド
・母乳パッド
・粉ミルク(液体ミルク)
・新生児用乳首
・衣類(④・⑥・⑦に該当する場合買い足す量が多くなりやすい)
消耗品や衛生用品は基本的に買い足しが必須。
衣類は上記のパターンによって買い足し枚数が変化します。
また災害時に備えて液体ミルクを準備しておくことをおすすめします。
使いまわせるアイテム(①~⑦に該当)
・チャイルドシート
・ベビー布団
・バウンサー
・授乳クッション
・抱っこ紐
・おくるみ
・哺乳瓶
・哺乳瓶の消毒グッズ
・授乳ケープ
・体温計
・赤ちゃん用爪切り
・ベビーカー
・衣類(④・⑥は使いまわせるものが少ない)
上の子の時に使っていたものが残っているのであれば、使いまわすのがベター。
特にチャイルドシートやベビーカーなどは高価なので使いまわせることにこしたことはありません。
ただし、使用前に壊れていないか、使いづらくないかしっかりメンテナンスしておきましょう。
レンタルをおすすめするアイテム(①~⑧すべてに該当)
・ベビーベット
・新生児用体重計
第二子の場合、ベビーベットがあるのが望ましいです。
上の子が不意に触れないようにするためです。
小学生でも、床に寝ている赤ちゃんに気づかず事故が起きる可能性もあります。
高価なものでなおかつ捨てる時は大型ごみとして処分費等がかかることもありますので、里帰り・自宅問わずレンタルがおすすめです。
上の子が未就学児(⑦)の時にあると便利なアイテム
・ベビーゲート
・ベビーサークル
・ベビーベット
・バスチェア
・ベビーカーステップ
上の子がまだ自分の身支度をひとりで出来ない年齢の場合、上記のアイテムがあると便利です。
特に年子や2歳差などのときは上の子もまだ目が離せない年頃。
事故が起こる前にベビーアイテムをうまく活用しましょう。
第二子出産準備で欠かせない「上の子ケア」
用品関係以外の準備で欠かせないのが「上の子」へのケアです。
小学生であってもケアは必要ですが、1~3歳の未就学児であればより必要性が高まります。
何故なら、まだ自分の感情を言葉にできない、うまくコントロールできないからです。
上の子と二人で過ごす時間を持つ
上の子は今まで一人でママやパパ・祖父母など周りの愛情を一身に受けていました。
それが妹もしくは弟の誕生により、自分への注目が減ってしまいます。
そのストレスが以下のような形で出ることがあります。
・下の子への攻撃
・赤ちゃん返り
・イヤイヤ期
お子さんによってストレスの出方や頻度は個人差があります。
しかしどんな場合でも、ママが上の子と二人きりで過ごす時間をとるようにしてください。
ママを独り占めできる時間がストレスを緩和させます。
ワンオペにならない環境をつくる
とはいえ、ワンオペ育児の場合、自分の身体のケアもしつつ、生まれた子どもの育児をしつつ、上の子の世話やケアというのは困難です。
夫の育休や、祖父母、ベビーシッターや保育園など、ママが自分ひとりで「孤育て」しないように妊娠中に準備しておきましょう。
手続き関係の準備
第二子の出産でも出生届などの届け出・手続きなどは必要になります。
また、上の子のケアを考えた上で第二子ならではの手続きもあります。
ママ&パパが産後すぐ行うべき5つの手続き
①出生届
②健康保険加入
③児童手当
④出産育児一時金
⑤乳幼児医療費補助
該当者は申請すべき4つの手続き
①高額医療費
②未熟児養育医療給付金
③育児休業給付金
④出産手当金
第二子以降に必要に応じて申請すべき手続き
①保育園利用申請(新規・変更・一時)
②学童利用申請
③ベビーシッター利用手続き
④ファミリーサポート利用手続き
産後人的支援を得るためには、妊娠中にあらかじめ保育支援などのサービスへ登録申請をしておきましょう。
2人目出産準備は事前メンテナンス・ケアが重要!
2人目の出産は、出産場所から悩みます。
また準備するものも、上の子の状況によって変わります。
おさがりアイテムも「使いまわせる」と思っていたけど壊れていた、汚れが落ちていなかったなど意外と使えないこともあります。出産前にメンテナンスしておきましょう。
そして何より欠かせない出産準備が「上の子のケア」。
自分がどのタイプなのか、というのを夫婦で共通認識を持ちながら「上の子のケア」の対策をどのようにしていくかしっかり話し合って出産に挑んでくださいね。
上の子だって、弟や妹が生まれてくるのは楽しみなはず。
しっかりと上の子のケアすることで、家族全員で新しい家族を笑顔で迎え入れてあげましょう。