「ママびより」スタッフでもあるみきてぃさん。
無事に産まれたと報告があり、全社員で喜びました!!しかし、その出産までの道のりはとっても壮絶で大変だった様子。
今回は、出産からすぐにレポートを報告してくれたので、ご紹介!今つわりや妊娠糖尿病で苦しんでいる妊婦さんは必見!出産までの励みになりましたら幸いです。
この記事の目次
破水から始まった出産
10月29日(月)40w1d
19:30
近くにある実家で松茸ご飯を炊いたと言われ、ウキウキで向かおうと家で準備をしようとしたところ、「あれ、破水かな!?」と違和感が。
最初はおりものかなーって思ってトイレに行ったら、うすいピンクのサラサラな液体がジョバー!!
夜用のナプキンをつけてみるも、その後一歩歩くごとにジョバ、ジョバ・・。
焦りすぎてママに電話。
「あんたそれは破水だから病院にすぐに電話して!」と言われる。
病院に連絡すると、「すぐ入院の準備して来てください」とのこと。夜ごはんを食べていなかったから、とりあえず冷蔵庫にあったサラダだけ口に入れて、陣痛タクシーで旦那と出発!
この時は、まだ陣痛がなくてまだまだ余裕。ここから生まれるまでほぼ食べられなかったから、もっと食べておけばよかったと後悔することに。
20:30
陣痛タクシーで病院に到着。夜間受付をすませて、元気に徒歩で産婦人科の分娩室まで案内される。
20:40
NSTスタート!ここで破水決定。ベビーも私もまだまだ元気♪「あーこのまま生まれるまで帰れないのかぁ」と冷静に考える。
21:00
なんとなーく5分おきくらいに生理痛っぽい痛みが来る。
「今のうちにご飯食べておいて!」と看護師さんに言われたので、旦那にコンビニで買ってきてもらったサンドウィッチを2個間食。ここで食べておいて、本当によかった・・・。
22:00
LDRに移動。「生まれるのもここなのかなぁ」と感慨深くなる。
旦那は看護師さんに「1回帰ってもいいよ!」と言われていたけれど、LDRで一緒にお泊りすることに。
ここから翌日の朝10時ぐらいまで、夜中あたりから間隔は7~8分間隔になるけれど、痛みは増すばかり・・・。
1度内診してもらった時に子宮口5センチと言われ、「これは進みが早い。安産なはず!」と思った私が大きな間違いでした。
10月30日(火)40w2d
5:00
このぐらいの時間から、旦那にもテニスボールでマッサージしてもらう。
すでにいきみたくなったので、痛い時は肛門を押してもらって、休憩中は腰をごりごりマッサージしてもらう。
この時相当旦那を駆使してしまったが、私は「そこじゃない!」とかなりイライラ。(笑)
この頃の痛みは、ベッドの手すりを掴んでぷるぷるするぐらい。
旦那はNSTの見方が分かってきたらしく、ずっと隣で「くるよくるよ~」って言ってくれて助かった。
10:00
やっと先生が来てくれた。子宮口は開いているものの陣痛の間隔が遠のいてしまっているので、促進剤の投与が決定。
「今日中に生みます!」と言われて、緊張感が高まる。
11:30
促進剤投与。もうこのあたりから痛すぎて、陣痛アプリは全く使えず・・。
間隔も3~4分となり、痛みが増してくる。ベッドの横のバーで、がくがくするぐらい。がくがくしすぎて、痛くない時にまともに呼吸ができなくなることがあったが、隣で旦那が一緒に呼吸を整えてくれた。神。
※このあたりから時間は適当です。(笑)※
12:30
「いきみたいです!」とナースコール。助産師さんに内診してもらって、子宮口7センチ。
「おーまぁまぁ開いてきた」と思っていたけれど、お腹のはりが戻らない・・。
痛い痛い痛い痛い!!!パニック。
どうやらベビーの心拍が落ちてきてしまった様子。助産師さんもパニック!
一気にLDRに10人ぐらいのお医者さんやら看護師さんが入ってくる。私はお腹が痛すぎて、意識もうろう。呼吸もできない。
隣で助産師さんにずっと「深呼吸して~!!」と言われるものの、上手にできない。
酸素マスクをつけられて、いろんな人にお股やお腹をこねくり回される。
「あー私ここで死ぬのね」と本気で思ってしまう。
12:33
ようやくベビーの心拍が戻る。(あとから3分ぐらいって言われたけど、実感としては10分ぐらい苦しんでいた)
私も死にかけていたけど、通常の陣痛に舞い戻った。この時、旦那が緊急帝王切開の同意書を隣で書いていた気がするな。
「むしろ切ってくれ!!」
って内心ずっと思っていた。ひとまず、促進剤の投与を中止。
13:30
結局また陣痛が遠のいてしまった・・。痛みは確実に増してきて、いきみたくてしょうがない。けど子宮口は変わらず。
再度、促進剤の投与が決定。またあの恐怖が訪れると思うと、怖くて震える。
14:00
もういきみたくてしょうがない。子宮口8センチぐらい。助産師さんに「とりあえずいきんでみよう」と言われて、いきみ開始。
いきむ方が我慢より楽ってよく出産レポで読んでいたけど、いきむのも痛くて私にはつらかった。
なんといっても、呼吸が整わない。ほんと呼吸コントローラーの旦那がいなかったら、過呼吸で意識飛んでたぐらい。
14:30
助産師さんの内診。子宮口9センチ。「いきむのが上手すぎて、ベビーの頭は下りてきているけど、子宮口の開きがなんか変」と言われる。
上手なのに変って、どういうこと・・。
1回いきむのをやめてみたけど、これはこれで辛い。
15:00
再度の内診。まだ子宮口全開ではない模様。しかし先生より、「もう分娩してみちゃおう!」って言うので、分娩準備へ。
「わー数回いきめば、とうとう生まれるのかしら!」と思っていた私。残念。
15:30
いきめどいきめど、全く出てこないベビー。本当にお腹にいるんですか?
いきみ方はうまいって言われたものの、いきみすぎて呼吸がおかしくなる。
旦那に助けてもらうが、ここまで静かにうーうーうなっていた私も、さすがに声を出し始める。
「弱音は吐いちゃだめだ」と思っていたけど、ここからは弱音吐きまくり。「もう無理」ってずっと言ってた。
16:00
いきむ度にお股をこねくりまわされて痛すぎて死んでたけど、ここで「会陰切開するので、麻酔かけますね」って言われて、やっと切ってもらえると思えた。
「切開した瞬間、どゅるんって出るんだ」と思っていた私。またまた残念。
切開したのに、頭がでてこない。でも確実に何かが出てきている。
3回ぐらいいきんで、もう確実に頭が出てきているのがわかる。だからこそ、陣痛が来ていない時でも痛い!全然休憩できない!!
でも、「あとちょっと」と自己暗示をかけて4回目、頑張る。
16:17
「おめでとうございまーす!」と言われて、やっと生まれたことに気付く。(笑)
「あ、お腹痛くない。」ほんとに一瞬で何もなくなるの、すごい。
出産直後は・・
息子は横の処置台ですぐに産声を上げました!
私、全く涙せず!旦那、隣で泣いている。(笑)
すぐNSTやら酸素マスクやら色々くっついた物を外されて血圧を測る。
超低血圧になってたみたいで、「聞こえますかー?」って意識確認される。
全然聞こえてて体調も悪くなかったけど、1時間くらい疲労困憊でほぼ何も話せない私。
その間に胎盤出されて、お股を縫われて、ちょっと痛かったけどぼけーっとできた。
17:00
産後2時間はLDRのベッドの上で過ごさなきゃいけないので、とりあえず寝たきり。
やっと話せるぐらいには体力が回復。隣で息子が大泣きしてたけど、ただただ無心で見つめる私。
一方旦那は、写真やらビデオやら撮りまくる。(笑)
17:30
初めてのカンガルーケア。それも特に感動せず。「頭ぜっぺきだ」って思ったぐらい。
でも、ママが到着して産後初対面。ここでなぜか、私が号泣。ママへの感謝の気持ちがどっと現れたみたい。
18:00
夕食は、LDRで完食!もうこの頃には普通に旦那と話せるようになってて、お腹もすいてもぐもぐ食べられた。
ただ、握力使いすぎてフォークが握れなかったよ。(笑)
出産を終えてみて感じたこと
こんな感じで、私の壮絶な出産は終わりました。
次の日から、すれ違う看護師さんに「難産だったのね」と声をかけられます。そこで「あ、やっぱりあれは難産だったのね」とちょっと安心しました。
(あれが安産だったなら、もう2度と子どもは生みたくありません。笑)
苦しかった妊婦生活。でも赤ちゃんは天使。
妊娠中もつわりが7ヶ月頃まで続き、落ち着いたと思ったら妊娠糖尿病。最後の最後までインスリンを打ち続けて、食べたいものも全て我慢。
全然お腹の子供をかわいいと思えなくて、全く楽しくない妊婦生活でした。
でも、生まれてみたら本当にかわいい!!
私、10ヶ月間天使をおなかに入れてたんだと錯覚します。
これからがスタートだけど、どんなことでも乗り越えられそうです。
最後に。<ママびよりスタッフから>
旦那に感謝しててえらい!わたしずーっとブチギレてたわ・・笑
無事に生まれて、みきてぃが元気そうでホントよかったよ。。
お母さんってすごいんだなぁって改めて感じる。
長丁場の出産、おつかれさまでした。妊婦生活が楽しくなかったとのこと、でも生まれたら「10ヶ月の天使を抱えてたんだ!」と思えるみきてぃさん。
出産というイベントは、本当にかけがえがなくて想像以上に苦しい出来事であることを実感します。
これからの赤ちゃんとの毎日も、みきてぃさん想いの旦那さまと共に健やかにすごせますように。
改めまして、ご出産おめでとうございます!!
☆ママびよりでは出産レポを募集しています☆
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(Photo by:写真AC)
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